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ヨコスカ・ベイサイド・ポケット「邦楽シリーズ」 [ワールドミュージック]

◆◆◆ ヨコスカ・ベイサイド・ポケット「邦楽シリーズ」
       尺八の段~新たなる魅力を愉しむ~    ◆◆◆

2006年1月15日(日) ヨコスカ・ベイサイドポケット 15:00開演

【出演】
ジョン・海山・ネプチューン (尺八)
直居 隆雄 (ギター)
福原佐和子 (箏)
ロベルト・ベオグラード (タブラ・パーカッション)


尺八を吹くアメリカ人、ジョン・海山・ネプチューン氏。 

【曲目】
第1部
五木の子守歌 / 最上川舟歌 / 流れ雲 / 五足十三和十八番 

第2部
春風 / ステップス・イン・タイム / サマータイム / テイク・ファイブ

アンコール Isn't she lovely

*****

尺八を吹くアメリカ人、ネプチューンは、ハワイ大学在学中に
たった1本の竹から造られるシンプルな構造とそこから生み出される
深い音色の味わいに感銘を受け、1977年来日。
以来、日本を活動の拠点として、邦楽はもちろん、
ジャズやインド音楽との融合を目指した音楽活動を続けています。

上記を見て一目瞭然の通り、構成は1部が邦楽、
2部がジャズやエスニック調の強いオリジナル曲をラインナップ。

邦楽とはいえ、1部では現代に作曲された二重奏もあり、
「邦楽」のイメージからは遙かに離れた軽快な旋律で、
聴衆にも新鮮な印象だったのではないでしょうか。

「五足十三和十八番」は、ネプチューンのオリジナル。
尺八と箏の二重奏を作りたいな…と思って作曲したこの曲、
タイトルがとても粋だと思いませんか?

尺八は、1本の竹に5本の穴が空いています。
その開閉によって音階を調整します。
これに対して、日本の伝統的な箏は、絃の数は13本。
そして、昔の言葉で「足し算」の事を「和」って言いますよね。

つまり、
尺八の「5」と箏の「13」を足すと、「18」になる。
日本語で「18」を使う言葉と言うと…「十八番(おはこ)」。
ということで、「十八足十三和十八」というタイトルができあがったのです。
ネプチューンさんの、並々ならぬ国語力を垣間見る一瞬。

2部は尺八と箏に、ギターとタブラ(インドの打楽器)&パーカッションが
加わり、優美な曲調がガラリと変わって、軽快でリズミカルな空気に。
竹で作った太鼓とタブラのセッションはとってもノリノリでした。

尺八の音階って、半音下げるとブルースと同じ音階になるそうです。
ですから、ジャズの名曲を演奏しても全然違和感がありません。
「テイク・ファイブ」とか、カッコ良くて最高!ですよ。

個人的には、ギターの直居さんにシビれました☆(死語)。
ネプチューンさんって、一度ノリ出すとなかなか帰って来ないのですが、
そこは20年近く共演歴のある直居さん、タイミングや空気を読んで
伴奏を入れたり、音を外したりと呼吸もピッタリ。

還暦近いお年のはずなのに革パンツだし…渋めのマスクだし…。
…危うく、一瞬マジで惚れそうになりました(爆笑)。

*****

邦楽って、興味あるけど難しそう…と言う方には、
ネプチューンの音楽はオススメです。

今日のお星さま…★★★☆☆ (革パンツに乾杯☆>笑)


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