橋口いくよ 『僕は妹に恋をする』 [Books]
もともとは青木琴美による漫画が原作として、2007年に松本潤と榮倉奈々主演、青木尋監督で映画化されたものをノベライズした小説です。
(…やっぱりそんなチョイスばっかりだなおい)
(そのうち「怪物くん」とか読み始めるかも)
辛口かつ、ファン馬鹿炸裂かつ、妄想大爆走な文章になっていますので(いつもの事ですけどネタバレもあります)、覚悟を決められた方は「続きを読む」からどうぞ~。
(…やっぱりそんなチョイスばっかりだなおい)
(そのうち「怪物くん」とか読み始めるかも)
辛口かつ、ファン馬鹿炸裂かつ、妄想大爆走な文章になっていますので(いつもの事ですけどネタバレもあります)、覚悟を決められた方は「続きを読む」からどうぞ~。
頼(より)と郁は双子の兄妹。幼い頃は結婚の約束をするほどに仲の良かった2人ですが、高校3年になった今、郁は頼に冷たくされることが多くなり、寂しく思っています。ところが、実は頼は、妹であるはずの郁を密かに愛し始めていたのです。ある夜、頼に思いを告げられた郁は驚きますが、戸惑いながらも頼を受け入れます……。
ええ~~~~っと。ん~~~~っっと。
感想を一言で申しますと。
ぶっちゃけると、マツジュン妄想萌え以外のなにものでもない小説です(爆)。
設定、展開、結末ともに「えええ!?」「はあぁ!?」の連続。読了後の感想は、「……なんじゃそりゃ?」(苦笑)。
仕方ないので(?)、あんなこと言っちゃうマツジュンや、そんなことで悩んじゃうマツジュンを
まず、近親相姦という非常に重いテーマを、安易に設定してしまうことに驚きです。原作漫画では、頼と郁は異父兄妹だと判明することによってそのニュアンスを軽くしているみたいなのですが、小説と映画ではその辺りのことは全く語られていいないので、どう見ても、どう読んでも、同じ両親から生まれた本当の兄妹という解釈になってしまいます。
この物語に入り込めるかどうかは、この設定についていけるかどうかによるなぁと思います。(少なくとも私は、違和感を感じたままでした)
というわけで、 DVDで映画も見てみました(笑)。
これがまた、小説をしのぐ勢いで「なんじゃそりゃ」感満載な作品になっていました(驚)。
ラストの終わり方が小説とはまったく異なるのですが、映画の方が「なんじゃそりゃ」度合いは大きかったです(微笑)。「……これじゃ結局、何にも終わってないぞ?たぶん何も変わらないぞ?」みたいな。見終わった後、こんなにボー然としたのは、ドラマ「ラスト・フレンズ」以来かも知れません。
まぁ、結果的には、制服姿のマツジュンが素敵だったから良いけど(爆)。頼の親友役を演じた平岡祐太くんも、高校生には見えないくらい超カッコよかったから良いけど(笑)。
確かに、こういう絶対許されない関係に足を踏み入れてしまう危うさ、あの年代特有の恐れ知らずの直情的な部分を持つ役というのは、マツジュンにはすごくハマりますね。
まぁまぁ、マツジュンの演じた頼という男の子が、ドSとドMが混在した役どころでしたしね(笑)。郁への気持ちをひた隠しにするために、わざと素っ気なくしたり突き放したり、自分に想いを寄せる同級生(小松彩夏ちゃん)を傷つけたり(←ドS)、そんなことをしても結局、自分の気持ちから逃げているだけに気付いていて、そんな自分に自分で苦しんだり(←ドM)。そのあたりの危険なバランスを、マツジュンはよく表現できているなぁ、と感心しました。
印象的なシーンは、頼と郁が自転車に乗って深夜のドライブへ出かけるシーンと、草原でおんぶゲーム(じゃんけんをして、負けた方が勝った方をおぶって10歩進む、というゲーム)をするラストシーン。
この2つの場面は、マツジュンのフリーダムっぷりとドSっぷりが際立っていました(笑)。最低限の決められた台詞と段取りがあって、それ以外はほとんどフリー演技だったのではないかと推測しています。だってマツジュン、すっごい楽しそうだったし(笑)。
マツジュンが笑顔ではしゃぐ姿を見られるのが、全編を通じてこの2つのシーンだけなんですね。だから余計に印象に残ったのかも知れません。特にラスト、大はしゃぎでおんぶゲームをしているうちに、笑顔から次第に泣き顔になって、ふいに嗚咽を漏らす演技には心を打たれました。
Crystal Kayが歌うエンディングテーマ「きっと永遠に」は、とても素敵な曲です。この映画の主題でもある「報われないからこそ純粋な恋」を見事に表現しています。
これからDVDをご覧になる方は、ぜひぜひ、上記2つのシーンとエンディングテーマにご注目ください(笑)。
コチラが原作の漫画。…映画や小説よりキワドい感じ(汗)。
↓
ラストの終わり方が小説とはまったく異なるのですが、映画の方が「なんじゃそりゃ」度合いは大きかったです(微笑)。「……これじゃ結局、何にも終わってないぞ?たぶん何も変わらないぞ?」みたいな。見終わった後、こんなにボー然としたのは、ドラマ「ラスト・フレンズ」以来かも知れません。
まぁ、結果的には、制服姿のマツジュンが素敵だったから良いけど(爆)。頼の親友役を演じた平岡祐太くんも、高校生には見えないくらい超カッコよかったから良いけど(笑)。
確かに、こういう絶対許されない関係に足を踏み入れてしまう危うさ、あの年代特有の恐れ知らずの直情的な部分を持つ役というのは、マツジュンにはすごくハマりますね。
まぁまぁ、マツジュンの演じた頼という男の子が、ドSとドMが混在した役どころでしたしね(笑)。郁への気持ちをひた隠しにするために、わざと素っ気なくしたり突き放したり、自分に想いを寄せる同級生(小松彩夏ちゃん)を傷つけたり(←ドS)、そんなことをしても結局、自分の気持ちから逃げているだけに気付いていて、そんな自分に自分で苦しんだり(←ドM)。そのあたりの危険なバランスを、マツジュンはよく表現できているなぁ、と感心しました。
印象的なシーンは、頼と郁が自転車に乗って深夜のドライブへ出かけるシーンと、草原でおんぶゲーム(じゃんけんをして、負けた方が勝った方をおぶって10歩進む、というゲーム)をするラストシーン。
この2つの場面は、マツジュンのフリーダムっぷりとドSっぷりが際立っていました(笑)。最低限の決められた台詞と段取りがあって、それ以外はほとんどフリー演技だったのではないかと推測しています。だってマツジュン、すっごい楽しそうだったし(笑)。
マツジュンが笑顔ではしゃぐ姿を見られるのが、全編を通じてこの2つのシーンだけなんですね。だから余計に印象に残ったのかも知れません。特にラスト、大はしゃぎでおんぶゲームをしているうちに、笑顔から次第に泣き顔になって、ふいに嗚咽を漏らす演技には心を打たれました。
Crystal Kayが歌うエンディングテーマ「きっと永遠に」は、とても素敵な曲です。この映画の主題でもある「報われないからこそ純粋な恋」を見事に表現しています。
これからDVDをご覧になる方は、ぜひぜひ、上記2つのシーンとエンディングテーマにご注目ください(笑)。
コチラが原作の漫画。…映画や小説よりキワドい感じ(汗)。
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僕は妹に恋をする 1―この恋はひみつ。 (フラワーコミックス)
- 作者: 青木 琴美
- 出版社 /メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/05/26
- メディア: コミック
「夏のマツジュンまつり」、続いてますね~♪ おっと、こちらのカテゴリーは「Books」でしたのね(笑)(「ARASHI」じゃなかった!)。カテゴリーが「ARASHI」だったら、もっとテンションアップな記事だったかも?!ですか(笑)?
潤くんみたいなお兄さんがいたら…。お兄さんとずっと一緒にいたいですよね♪ 「キミと、いた~い☆」(@Crazy Moon)。
by はなみずき (2010-08-21 14:43)
はなみずきさま、
コメント、ありがとうございます!!
>>カテゴリーが「ARASHI」だったら、もっとテンションアップな記事だったかも?!ですか(笑)?
いえ、マツジュンをもってしても、これ以上のテンションアップは難しかったです(苦笑)。最初の設定の段階で生理的に受け付けない感じだったので、そこがどうしても乗りきれませんでしたね~。
>>「キミと、いた~い☆」(@Crazy Moon)。
はなみずきさま…すっかり、ワタシのツボを心得ていらっしゃいますね(笑)。キミと、いた~い☆
by ★とろりん★ (2010-08-21 22:55)