カンゲキ記録☆2011 [アワード]
まったく実感がわかないまま、年末を迎えつつあります。
・・・あれ?そろそろ、カンゲキ☆アワードの季節じゃない?(カンゲキ☆アワードとは、その年にとろりんが観劇した舞台作品の中から、独断と偏見で各部門の最優秀賞を選ぶ、という超自己満足アワードのことです)
ということで、あわてて今年のカンゲキ記録をまとめてみました(苦笑)。レポのあるものはURLリンク、レポが書けていないものは簡単に感想をまとめてあります。
カンゲキ記録☆2010はコチラへ☆
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★1月3日(月) 宙組東京公演
『誰がために鐘は鳴る』
(東京宝塚劇場)
→ツボ箇条書きレポ
★1月5日(水) 新春浅草歌舞伎 第2部
『壺坂霊験記』
『黒手組曲輪達引』
(浅草公会堂)
→記事
★1月8日(土) 平成23年初春歌舞伎公演
『四天王御江戸鏑』
(国立劇場)
→記事
★1月22日(土) 新春浅草歌舞伎 第1部
『三人吉三巴白浪』
『独楽』
(浅草公会堂)
→記事
★1月23日(日) ハゲマス会 第13回狂言の会
『鍋八撥』
『昆布売』
『福部の神 勤入』
(麻生文化センター)
→記事
★2月6日(日) 能楽meets コラボレーション
『祈り』
(紀尾井小ホール)
昨年度のカンゲキ☆アワードで最優秀作品賞を受賞した「能楽 meets コラボレーション」の第2弾。昨夏に逝去された金春流前宗家、金春信高師の足跡を能とクラシック音楽でつづっていく異色の作品。会を主宰した山井綱雄師の、信高師への深い敬愛の情が伝わってくる舞台でした。
★2月11日(祝) 山本会 青青会
『鴈盗人』
『鞍馬参』
『附子』
『禰宜山伏』
(杉並能楽堂)
山本家の若手による狂言の会。凛太郎さんが『附子』でシテを勤めました。初々しいながらも、足腰がまったくブレないのはさすがに山本家だな、と感心しました。
★2月16日(水)
『眠狂四郎無頼控』
(東京国際フォーラム ホールC)
ひょんなことからお誘いいただいた、GACKT主演の舞台。GACKT氏が剣をひらめかせるたびにホリゾントに設置されたスクリーンに電光石火のきらめきが走り、アニメの3D化みたいやなぁ~…と思ったのを覚えています(笑)。
★3月17日(木) 雪組東京公演
『ロミオとジュリエット』
(東京宝塚劇場)
※東京電力管内供給電力ひっ迫により公演中止
★3月20日(日) 三月大歌舞伎 昼の部
『恩讐の彼方に』
『伽羅先代萩 御殿/床下』
『曽我綉侠御所染』
(新橋演舞場)
→記事
★4月3日(日) 花組東京公演
『愛のプレリュード』
『Le Paradis!! ―聖なる時間(とき)―』
(東京宝塚劇場)
→エスポワール ~希望~
→『愛のプレリュード』感想
→『Le Paradis!!』感想
★4月16日(土) 山本則直一回忌追善 山本会別会
『翁』
『花子』
『東西迷』
『鬮罪人』
(国立能楽堂)
→記事
★4月22日(金) 演劇集団 円 公演
『カシオペアの丘で』
(ステージ 円)
→記事
★4月29日(金) 月組東京公演
『バラの国の王子 ―ボーモン夫人作「美女と野獣」より―』
『ONE ―私が愛したものは・・・―』
(東京宝塚劇場)
霧矢大夢と蒼乃夕妃のショースターぶりを堪能できたショー。お芝居は・・・「・・・・・・」でした・・・。
★5月31日(火) 宙組宝塚大劇場公演
『美しき生涯 ―石田三成 永遠(とわ)の愛と義―』
『ルナロッサ ―夜に惑う旅人―』
(宝塚大劇場)
トップ娘役・野々すみ花ちゃんの娘役スキルの上がりっぷりに感涙した作品。特にショーは、どの場面もドレスをステキに着こなしていて、釘付けでした!
★7月2日(金) 藤原道山コンサート2011
『竹林招風』
(キリスト品川教会グローリア・チャペル)
→記事
★7月20日(火)
『秘密はうたう』
(紀伊國屋サザンシアター)
→記事
★TAP DO! 夏祭りライブ
(吉祥寺スターパインズ・カフェ)
→記事
★7月22日(金)
『祈り Vol.1 「つめたいよるに」』
―ダンスとリーディングで綴る別れと新たなる出逢いの物語―
(Hakuju Hall)
ザ・コンボイのメンバーでもある舘形比呂一さん主演の舞台。江國香織著『つめたいよるに』から抜粋されたいくつかの短編を、ダンスとリーディング(朗読)で綴っていく作品。取り上げられたのは、「デューク」「晴れた空の下で」「子どもたちの晩餐」「草之丞の話」「スイートラバーズ」「桃子」「夜の子どもたち」など。
舘形さんの他には若手俳優・女優2名と子ども5名が登場。舘形さん独特のグラマラスで官能的なダンスの場面が少なくてちょっともったいない気もしたのですが、さすがの存在感でした。
★7月25日(月) 宙組大劇場公演
『ファントム』千秋楽
(宝塚大劇場)
→この日に就航初日を迎えたJAL嵐JET追跡レポ(笑)
★8月12日(金) 宙組東京公演
『ファントム』初日 & 蘭寿とむ誕生日
(東京宝塚劇場)
→感想(1)
→感想(2)
→感想(3)
→感想(4)
→感想(5)
→番外編:らんとむへの愛があふれまくっている初日雑感
★9月15日(木) OSK日本歌劇団東京公演
『桜NIPPON 踊るOSK!』
(三越劇場)
→記事
★9月18日(日) 山本会 青青会
『粟田口』
『月見座頭』
『梟』
(杉並能楽堂)
山本家注目の若手・則秀が初めて難曲『月見座頭』を勤めました。彼らしい、堅実な舞台でした。『粟田口』でシテをお勤めになった泰太郎さんの舞台がぐんと大きくなっていて、目を瞠りました。東次郎・則俊が出演した『梟』は、さすがの完成度!!お腹の底から大笑いさせていただきました。
★9月23日(金・祝) 月組東京公演
『アルジェの男』
『Dance Romanesque (ダンス ロマネスク)』
(東京宝塚劇場)
きりやん(霧矢)の芸風とか考えたら実はミスキャストだったのかな・・・と今は思わなくもないのですが、きりやんの芝居心を久しぶりに堪能できたし、前作で十把一絡げ状態だった月組生がきちんと役をもらって、手堅く舞台を創り上げているだけで感動でした・・・。
→観劇前に買った『宝塚グラフ』が隠れらんとむ祭りでつい興奮レポ
★10月9日(日) 芸術祭十月花形歌舞伎 夜の部
通し狂言『當世流小栗判官』
(新橋演舞場)
亀ちゃん…超絶ステキじゃった…!!久しぶりの笑也さん、美しさに深みが増していました!なのにレポを書けてないって、どういうことワタシ!(←セルフ叱責)
★11月3日(木・祝) 花組全国ツアー公演
『小さな花がひらいた』
『ル・ポァゾン 愛の媚薬』
(グリーンホール相模大野)
→『小さな花がひらいた』感想
→『ル・ポァゾン 愛の媚薬』感想(1)
→『ル・ポァゾン』感想(2)
→番外編:彼こそは愛の媚薬
★11月13日(日) 吉例顔見世大歌舞伎
『外郎売』
『京鹿子娘道成寺』
(新橋演舞場)
菊之助の『道成寺』はどうしても観ておきたい!と、出張の合間に何とか観ることができました。清純、妖艶、哀れ・・・場面ごとに女性の情念の色がどんどん変わって見えてくるような、素晴らしい花子でした。菊之助という役者は、どこまで我々の想像を凌駕し、魅了していくのでしょうか。
★12月15日(木) 宙組東京公演
『クラシコ・イタリアーノ ―最高の男の仕立て方―』
『NICE GUY!! ―その男、Yによる法則―』
(東京宝塚劇場)
トップスター・大空祐飛の「男役芸」を十二分に堪能できるお芝居とショーでした。お芝居で、祐飛さんの商売敵を演じた十輝いりすが、めっちゃカッコ良かった!!
12月26日に来夏の退団が発表された祐飛さん。十輝も、2月の中日劇場公演を最後に星組へ異動します。どうか、祐飛さんの築き上げてきた男役像が、未来の宝塚に受け継がれていきますように。
→Classico-時を越えて残るもの-
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・・・ということで、今年の観劇回数は、28回(厳密には27回)という結果になりました。
昨年は35回ですから、減少しましたね~…もはや観劇ブログというより、旅ブログになりつつありますしね(苦笑)。
こうして見ると、やっぱり旅が忙しくなる季節はぐ~んと観劇回数が減っていますね。6月とか。10~11月もあまり余裕がなくて、でもどうしても観ておきたいものは行った、という印象です(11月の顔見世、翌朝から出張でしたので『髪結新三』を失礼しています…音羽屋さん、ごめんなさいー!)。宝塚も、雪組と星組は全く観られなかったしなぁ・・・残念・・・。
今年は、若手の頃からずーっと応援してきた蘭寿とむがトップスターに就任したため、らんとむレポが格段に長文になってしまいました。どんなに忙しい時でも、らんとむレポは絶対に落とさなかったという…(苦笑)。来年は、らんとむファンになって10周年☆(←なぜか事あるごとにアピール)
あとは、映画を観たり、展覧会に行く回数が少し増えたかな。映画レポ・展覧会レポ(記録)もまとめておきます。(→の右横にタイトルがある場合は、クリックするとその記事へリンクします)
【映画】
→『英国王のスピーチ』
→『阪急電車 片道15分の奇跡』
→『映画 怪物くん』 (2D・3D)
・『源氏物語 千年の謎』
…4本しか観てませんけど、ワタシにとっては多い方なのです…
【展覧会】
→ヴィジェ・ルブラン展
→サントリー美術館開館50周年記念展Ⅰ 『夢に挑む コレクションの軌跡』
→香り かぐわしき名宝展
→目黒寄生虫館
→未来への教科書 『写真展』
・森と芸術展@東京都庭園美術館
・不滅のシンボル 獅子と鳳凰展@サントリー美術館
・知られざる歌舞伎座の名画展@山種美術館
・清水寺 秘宝展@宮崎県立美術館
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さぁ、この28本の舞台の中から、栄えある(?)カンゲキ☆アワードに選出されるのは?そして今年、とろりんをカンゲキの渦に巻き込んだ舞台人・団体に贈られる「スター☆オブ・ザ・イヤー」に選ばれるのは!?
カンゲキ☆アワードは明日30日午後、スター☆オブ・ザ・イヤーは31日午後に発表予定です。こうご期待!?
とろりんさん、減ったとは言え、お能から宝塚まで幅広くご覧になっているのはさすがですね~!
来年も熱いカンゲキレポ楽しみにしています。
by mami (2011-12-30 13:42)
mamiさま、
nice!とコメント、ありがとうございます!!
先ほど、アワードも発表しましたので、合わせて御覧くださると嬉しいです。そちらでも書いたのですが、今年は観劇回数が減った分、自分が好きな役者さんの舞台に偏ってしまったなぁ・・・と反省しています(それでもレポが追いついていないし・・・)。
mamiさまは歌舞伎や展覧会、ライブやクラシックのコンサートなど精力的に足をお運びになっていて、素晴らしいなぁ~、うらやましいなぁ~と思いつつ拝見しておりました。mamiさまの冷静さと深い愛情のこもった観劇レポ、大好きです。来年も素敵なレポの数々、お待ちしております。
by ★とろりん★ (2011-12-30 23:22)