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カンゲキ☆アワード2012 !! [アワード]

「カンゲキ☆アワード2012」のお時間がやってまいりました~!

まずはお詫びを・・・。

30日に発表する予定でした「カンゲキ☆アワード2012」。あろうことか、この日に筆者がスパークリングワインをフルボトル1本空けると言う暴挙に出て予想通り撃沈してしまい、更新すらままならないまま31日になってしまいました・・・。楽しみにお待ちくださっていた皆様、遅くなってすみません・・・。

さて、その年に観劇した舞台・エンターティメントの中から独断と偏見で各部門の最優秀賞を勝手に選び、勝手に称賛しようという自己満足の何者でもないこの企画、早くも7回目となりました。

今年のノミネート作品は、「カンゲキ☆記録2012」にてご確認くださいませ。2011年以前のアワード記事は、サイドバーのカテゴリー「アワード」をクリックすると御覧いただけます。

いやぁ・・・毎回毎回申し上げておりますけれども・・・

ほんっと~~~に難しい選択でした・・・(苦笑)。どの舞台もライブも、本当に心揺さぶるものばかりで・・・。それでも頑張って選出いたしました!

あくまでも私の独断と偏見と自己満足の企画なので、「へ~なるほどね~」といった心持で気軽に楽しんでいただければ幸いです。

それでは・・・




☆作品賞☆

壽 初春大歌舞伎 夜の部
『連獅子』

記事

作品賞は、もうこれしかありませんね。五世中村富十郎一回忌追善狂言としてかけられた舞踊。中村吉右衛門が親獅子を、富十郎丈の子息である中村鷹之資が勤めました。「芸」というものは、血や家を超越した強い「意志」によっても継承されていくものなのだと目の当たりにした舞台でした。この舞台ほど、心が震え、魂を揺さぶられた舞台はありません。今でも目をつぶると、ひたすら真摯に舞う鷹之資丈の姿と、彼を見守り包み込む吉右衛門丈の厳しく、温かい眼差しが思い出されて、胸が熱くなります。素晴らしい舞台を、ありがとうございました!





☆主演女優賞☆

市川笑也

(スーパー歌舞伎 『ヤマトタケル』)

記事


四代目市川猿之助襲名披露興行『ヤマトタケル』にて久しぶりに拝見しましたが、衰えぬ美貌に加えて圧倒的な存在感と風格を見せつけました。嫋嫋たるたたずまいや落ち着いた立居振舞など、「見せ方」が完成されていて、「スーパー歌舞伎の立女形」」とも言うべき貫録が身についていましたね。これからもどんどん活躍の幅を広げていって欲しいです。





☆主演男優賞☆

蘭寿とむ

(とにかくいろいろ縦横無尽)

東京公演
『復活―恋が終わり、愛が残った―』/『カノン』
『復活』感想(1)
『復活』感想(2)
『復活』感想(3)
『復活』感想(4)
『復活』感想(5)
『カノン』感想

全国ツアー
『長い春の果てに』/『カノン』
初見レポ

『サン=テグジュペリ―「星の王子さま」になった操縦士―』
『CONGA!!』
初見レポ
らんとむ療法レポ

東京特別公演
『Streak of Light―一筋の光・・・―』
らんとむへの愛があふれまくったレポ


私が愛してやまない蘭寿とむに、主演男優賞を捧げます。今年はらんとむのファンになって10周年という、個人的には記念すべき年でした。ショースターとしてのらんとむだけでなく、本来の持ち味でもある芝居巧者な部分を見せつける役にもめぐり会えて、色々な表情のらんとむに出会えて幸せでした。らんとむ、愛してるよ!!





☆助演女優賞☆

彩吹真央

(ミュージカル『道化の瞳』)

記事
キャストの感想
Love Letter ~彩吹真央さん~


蘭寿とむの事を語る時、絶対に絶対に切り離すことのできない存在・彩吹真央さん。2年ぶりに彼女の舞台を拝見しましたが、本当に大きな舞台人に成長されていて感動しました。今でも「この子の神様」を歌い上げる彩吹さんの姿と、彼女の絶唱に飲み込まれていく客席の空気感を思い出すと、胸がいっぱいになります。





☆助演男優賞☆

紅ゆずる

(星組東京公演『オーシャンズ11』)

記事


作品で唯一の敵役と言っても良いベネディクト役。トップスターの柚希礼音と渡り合う役どころでしたが、一歩も退くことのない悪役の迫力とセクシーさがバランス良くにじみ出ていて、すごく良かったです!人数としては圧倒的に多勢に無勢の中(笑)、最後までまったく揺らぐことなく悪役の立ち位置を全うしたその演技力と存在感に脱帽!





☆敢闘賞☆

花野じゅりあ

(宝塚歌劇団花組)

→「主演男優賞」のリンクをご参照ください(笑)。


今年のじゅりあ様の大活躍ぶりと言ったら、無敵でした!

先進的な思想を持ちながらも情の深さを表現した『復活』のパーブロア。キュートでダイナミックな『カノン』のロケット。らんとむのママ役を演じた『長い春の果てに』での神っぷり。ツアー版『カノン』、『CONGA!!』で見せた、娘役の美学と矜持。『Streak of Light』での大活躍ぶり。花組のショーで「ここぞ!」というダンスシーンには必ず花野がいて、ダンスリーダーとして娘役(時には男役も)を引っ張ってくれました。

トップ娘役とは別の次元で組を引っ張ることができる別格娘役がしっかりと立っている組は、本当に舞台が充実します。来年もじゅりあ様の小気味良いダンスをたくさん観たい!




☆新人賞☆

関ジャニ∞

エイト∞メモリーズ2012


「平均年齢29歳の7人組グループ」(By Mステ)。

年齢的には新人という感じではありませんが(笑)、新勢力として8月以降からの快進撃ぶりは本当に凄かったです。もっとも驚くべきなのは、登場した8月初めから今日まで、「関ジャニ∞」が拙ブログの検索ワード数第1位を獲得し続けていること。1日たりとも2位にダウンしたことがなかったんですよ!それだけ、関ジャニ∞が注目を集めているということなのでしょうね。今日はいよいよ紅白歌合戦初登場!頑張って~!!





☆ベストカップル賞☆
大空祐飛&野々すみ花

(宝塚歌劇団 5代目宙組トップコンビ)

君の瞳に、乾杯


今年、2人の舞台を観ることは叶いませんでした。けれど、今のらんとむが在るのはこの2人の存在あってこそだと勝手に思っています。大和悠河トップ時代は、お芝居でもショーでもサポート的な立ち位置からどうしても抜け切れなったらんとむが、大空の下では本当にのびのびと「2番手」としての自分を楽しんでいたのが、嬉しかったです。中でも祐飛さんとのお芝居では、らんとむの真髄である「間の良さ」を存分に生かした演技を観られて幸せでした。

相手役であった野々すみ花との関係性もすごく素敵で、「らんとむがトップになれたら、相手役さんとゆひすみみたいなコンビになって欲しいな」と心から願ったものです。クールに真摯にすみ花ちゃんと向き合っていた祐飛さんと違って(?)らんとむは蘭乃はなちゃんに愛情ダダ漏れですが(笑)。ゆひすみは、特にお芝居で見せる濃密な空気感が本当に素敵でした。

すでに新しい道を歩き出したお2人の未来が、美しい光であふれていますように・・・。





☆団体賞☆

宝塚歌劇団花組
『CONGA!!』 第10場
「マチョ・ロマンティスモ」

初見レポ


言わずと知れた(?)、安寿ミラさん振付の海賊たちのダンス場面です。いや~、本当にカッコよかったですわよねえ、奥さん!(←誰に話しかけているのか)

蘭寿とむを筆頭に、花組男役35名によるパワフルで熱い群舞です。ホリゾント奥から肩を組んで前へ走ってくる場面もめっちゃくちゃ素敵でしたが、個人的には、頭の上に挙げた両手を振り降ろして、ちょっと目線を上にしたまま「気をつけ!」になる姿勢になるのがすっごく好きでした(←伝わりにくい)。ああ・・・ほんまにカッコよかったなぁ、らんとむ・・・(←思い出してしばし恍惚)。





☆特別賞☆

中村勘三郎

今年は中村雀右衛門丈、春日野八千代さん、森光子さんなど、演劇界に大きな存在感を残された方がご逝去されました。中でも、来春開場する新しい歌舞伎座の真ん中に、ひときわ大きな輝きを放って立つだろうと思われていた勘三郎丈のニュースには、驚きを通り越して絶句しました。この大きな喪失感を埋める術は見つかりません。どうか、新しい歌舞伎座を、新しい時代の歌舞伎を空から見守っていてくださいますように。




いかがでしたでしょうか?皆さまの予想が的中したのはありましたか?

やっぱり観る舞台が宝塚(もとい、らんとむ)に偏っているので、選出も宝塚(花組)からが多いですよね・・・。来年はさらにらんとむの追っかけに拍車がかかりそうです。

さて、続いては「スター☆オブ・ザ・イヤー2012」の発表です!今日中にはアップしたいと思いますので、紅白歌合戦観戦の息抜きにぜひチェックしていただけたら幸いです。


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はなみずき

年末の風物詩ですよね、カンゲキ☆アワード。
えー、予想はずればっか~。
エイトが「新人賞」に納まりましたが、コンサートやらアルバムやらが、もっと作品賞とかときめき賞とか(←?)、受賞するかと思ってました。
むむー。狭き門ですなぁ。そして、カンゲキの登竜門ですなぁ、カンゲキ☆アワード。

連獅子をトップに挙げたとろりんさんに、「藤間会」の「石橋」、ご覧に入れたかったですわぁ(鷹之資丈、虎之助丈、千之助丈、玉太郎丈、金太郎丈)。若天王寺屋…といっても、もうすでに天王寺屋を背負ってたつ風格が感じられていて、気振りの美しいことと言ったら、涙ものでした!

タカラジェンヌが、宝塚を卒業されても、カンゲキアワードを受賞されるのは、嬉しいことですね♪
by はなみずき (2012-12-31 15:51) 

はなみずき

追伸です。
著者近影が、いつの間にか「リスのさとし」になってる…!(ごめんなさい、今気づきました。)
by はなみずき (2012-12-31 15:52) 

みく

いやぁ・・主演男優賞と団体賞以外は門外漢なのでようわからんのですが、
コンサートの余韻にまだまだ浸りたいがためにCONGA只今封印中の私、久々に見たくなりました!!私はアタマの上を飛ぶナニかをつかみ取る振り付けがツボです。
ベルばら見て具合が悪くなったら封印を解くつもりにしているのですがどうなるでしょう・・その前に明日は蘭寿初詣してきます。

今年は蘭寿さんにまっさかさまにのめりこんだ1年でした。超初心者なのにいろいろコメント欄で好き勝手いたしました・・お世話になりありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
by みく (2012-12-31 16:48) 

★とろりん★

はなみずきさま、

コメント、ありがとうございます!!

そっか、「ときめき賞」とか「きらめき賞」とか、あって良いかもしれませんね!

もちろん、嵐コンやエイトコンなどのライブは初体験の連続ですごく楽しかったのですが、目を閉じて真っ先に思い浮かんだのが『連獅子』だったのですね。鷹之資くんも天王寺屋としての実力を着実に身につけている様子、歌舞伎の未来は明るい!ですね。

どうしても宝塚関係に偏りがち→どうしても蘭寿とむ関係に偏りがち・・・になってしまいますね。きっと来年はさらに偏ることでしょう(笑)。

著者近影、よくぞ気付かれました!実は昨日変えたばかりなんですよ。鈴本演芸場で撮影したものです☆
by ★とろりん★ (2012-12-31 22:20) 

★とろりん★

みくさま、

コメント、ありがとうございます!!

これからも、一緒にとことん蘭寿とむにのめり込んでいきましょうね!
元日かららんとむに会えるなんて、なんて縁起が良いのでしょう!みくさまの2013年は明るく幸せな1年になるはず!らんとむからたくさんパワーをもらってきてくださいね~☆

今年はたくさんコメントを書き込んでくださって、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
佳い新年をお迎えください。
by ★とろりん★ (2012-12-31 22:34) 

mami

とろりんさん、ありがとうございます!「連獅子」素晴らしかったですよね。いま思い出しても胸が熱くなります。
とろりんさんの愛する宝塚の数々の舞台を差し置いての大賞、ほんとに嬉しいです。ありがとうございました~!
by mami (2013-01-01 20:24) 

★とろりん★

mamiさま、

nice!とコメント、ありがとうございます!!

「連獅子」は、本当に素晴らしい舞台でしたよね。
あの感動を劇場で体感できた事は本当に幸福なことでした。
mamiさまの記事でも選ばれていて、やっぱり!と嬉しくなりましたよ~☆
播磨屋と天王寺屋の絆がどのように結ばれていくのか、
これからも見守って応援していきたいと思います。
by ★とろりん★ (2013-01-01 22:14) 

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