沖永良部島 フーチャ [旅]
先月も旅した沖永良部島を、再び訪れました。
島の北岸に伸びる「フーチャ(海食洞)」は、風と波の浸食でくりぬかれて出来た隆起サンゴ礁の洞窟で、独特の形状と光景を生み出しています。ちなみに「フーチャ」は琉球の言葉で「噴き上げる」という意味があるそうです。
前回「フーチャ」を訪れた時の記事は、コチラ☆
冬はどんよりとしたお天気が多い沖永良部島。この日は驚くほど晴れて清々しい青空が広がり、肉眼では徳之島も見えました。
北風が強い日には、この洞窟内まで入り込んできた波が岩肌に砕けて、20~50mほどの波飛沫が柱のように噴き上がるのだそうです。噴き上がった波飛沫は島南岸部まで達し、農作物に被害を与えることもあったとか。そのため、4つあったうちの1つを残して、昭和40年代にダイナマイトで破壊されたのだそうです。
この日は風もほとんどない、穏やかな日だったので、波も比較的静かです。それでも、洞窟になだれ込んでくる波飛沫は迫力満点。
それにしても、青空に負けないくらいの、海の青の美しいこと!
実はこの日、海面を泳ぐウミガメさんにも出逢ったのです!波に身を任せながら、悠々と泳ぐ姿・・・。野生のウミガメをこの目で見たのは初めてだったので、ものすごく感動しました。
海底が見えています。本当にお天気が良くて太陽の光が真っ直ぐ海底に差し込んでいるからこそ見える光景です。
フーチャは遊歩道でめぐることが出来ますが、サンゴ礁特有の突起の多い岩々が一面に広がっているので、足元には充分気をつけて見学してくださいね。
圧倒的に雄大な自然の姿を、そのまま体感できる場所です。
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