桜色の時を歩こう ~新宿御苑の桜 3月30日~ [桜咲く国]
今年のお花見は、新宿御苑にも足を伸ばしてみました。
新宿門から入場し、花の咲いている方向へ向かって気ままに散策し、千駄ヶ谷門から抜けるコース。
入場してすぐに、満開の桜並木がお出迎え!
まるで滝のよう。
花の滝のはるか彼方の霞空には、東京タワーのシルエットがほんのりと浮かび上がります。
桜の森の満開の下…。
八重桜は、これからが見頃ですね。
枝垂桜。ソメイヨシノよりも花弁が小さくて、可愛らしいお花を咲かせます。
苑内は、桜の他にも季節の花が楽しめます。
愛らしいカリンの花。
ハナモモの一種。「源平」という名前で親しまれています。
1本の幹から、紅・白・白に紅の斑(まだら)という3つの色の花が咲く、とても不思議なモモ。源氏(白)と平家(赤)の旗の色から、この名前があるそうです。
余談ですが、モモの花が紅色に咲くための遺伝子を、「peace gene」-平和の遺伝子-と言うそうです。peach(モモ)・anthocyanin(赤い色素の名前)・coloration(発色)・enhance(増やす)・gene(遺伝子)の頭文字をとったのだそうな。
桜はやはり、水との景色がよく似合います。
見事な花筏。
水面に映る花影。
ところどころ薄紅色が目立つ森の向こうに見える、近代的な高層ビル群。
日本の原風景と現代の風景が交錯する、不思議な空間です。
新宿御苑は、色々な種類の桜がたくさん咲いているのが印象的でした。花のつき方、花や葉っぱの色も微妙に異なるものなのですね。時間が経つのも忘れるくらい夢中になって、1本1本じっくり観察してしまいました。
来年は、ぜひ青空の下、満開の桜の中でピクニックをしたいですね。
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明日は、新生・歌舞伎座こけら落とし公演初日ですね。花揃いの花舞台、楽しみです!!