咲き誇れ 舞い散る日まで ~千鳥ヶ淵の桜 3月31日~ [桜咲く国]
最高気温が10度を下回り、吐く息が白くなり、「花冷え」という言葉を用いるのも困惑するほど寒い1日だったこの日。千鳥ヶ淵の桜たちは変わることなく、その美しさと気高さで訪れる者を圧倒しました。
前回の桜の様子は、コチラから☆
いつもの定点観測、その1~♪
少しだけ花を散らしたかな…?と思わせる程度で、1週間前とほぼ同じ様子です。この1週間、目の覚めるような冷え込みが続いたので、桜の体内時計(って、あるのかどうか分かりませんが(^_^;))も調子が変わってしまったのかもしれませんね。
水辺で、小さな体を震わせるようにして立ちながらも、必死に花を咲かせ続けているこの桜の姿に、いつも勇気をもらいます。
定点観測、その2~♪
少し花が散って萼(がく)の部分が目立つからか、前回よりピンク色の濃さが増したかな…という印象ですが、まだまだ健在です!
さぁ、ここからは以前ご好評いただいた(と、勝手に思っている>笑)、「桜の下に集う人たち」を…。
桜の海に漂うボート。誰もが一度は憧れる行動ではないでしょうか♪
オールを漕ぐ手を休めて、目の前に広がる風景を静かに見つめるお二人。
年月を重ねて見事に花開く桜の木々に、ご自分達が積み重ねてこられた時間を振り返っておられるのかな…。
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いつもなら千鳥ヶ淵から半蔵門へ抜けて、そこから地下鉄に乗って移動するのですが、この日は少し時間があったので、三の丸公園へ足を伸ばしてみました。
東京国立近代美術館工芸館。
かつて旧近衛師団司令部庁舎だった建物が保存活用されています。今度、ゆっくり内部を見学してみたいな。
毎年、皇居外苑の周辺は歩いているのに、苑内に入るのはほぼ初めて。プラプラと散策していると、池のある芝生広場に出ました。
こちらの桜は今が満開。手前に見えるのは欅(ケヤキ)です。
池から森、さらにそこから続く空は、都心とは思えないほどに静かで広くて、目を閉じて深呼吸すると、鋭敏になっていた身体中の神経が和らいでいきます。とても落ち着く空間です。
池のほとりに咲く、小さな桜の木。
何だかとても心惹かれるものがありました。来年からは、この木も定点観測してみようかな。
ライブ前でにぎわう武道館の脇をすり抜けて、田安門から九段下へ。
今年も力いっぱい花を咲かせるあなたに出逢えて、嬉しかったな。ありがとう。