またひとつ夏が終わる [お散歩]
不意に時間ができた午後、思い立って訪れた明治神宮。
神宮の森は思っていたより人も多くなく、時おり外国人観光客の団体とすれ違う程度。
うっそうと生い茂る深い森の陰を突き抜けてくる鋭い陽光にはまだ熱が残っていますが、頬をかすめる風にはほんのりと涼やかな気配を感じます。
参拝も済ませて、気の向くままに境内をお散歩していて、出会ったのは・・・
巨樹に守られるように、抱かれるようにして伸びる、瑞々しい若葉。
夏の終わりの厳しい陽射しも、この若葉にとっては大切な大切な恵みなんですよね。
神宮の森の木々も、最初はこんなに小さな存在だったんだなぁと思いつつ、枝葉を広げて堂々と立つ大木を見上げると、濃緑のすき間を流れる青空が、いつもより高く見えました。
今年の夏も、終わりが近づいてきています。