第九回 落語「東へ西へ」 [伝統芸能]
2013年9月27日(金) 赤坂区民センター 18:00開演
【番組】
開口一番 『牛ほめ』(古今亭半輔)
『ガールトーク』(古今亭駒次)
『鶴瓶版 かんしゃく』(笑福亭鶴瓶) ※桂春團治の代演
-仲入り-
太神楽(ボンボンブラザーズ)
『居残り佐平次』(古今亭志ん輔)
笑福亭鶴瓶師匠のトーク番組「きらきらアフロ」を見ていると、「鶴瓶師匠の落語、聞きたいなぁ~」という思いがふつふつと沸いてきました。以前、一度拝見した時、バラエティーで魅せる姿とはうってかわったオトコマエな高座での姿を目の当たりにして受けた衝撃を、今でも鮮明に思い出します。
そんな時に今回の落語会を知り、せっかくの機会なので行ってきました。本来は桂春團治師匠がご出演の予定だったそうですが、体調不良のために鶴瓶師匠の代演が決まったのだそうです。
開口一番 半輔 『牛ほめ』
スタンダードな与太噺。覚えた噺を師匠の指導通りにきっちり演じているなぁという印象。師匠譲りのハキハキとした口調とキビキビとした動作で、とても気持ち良い高座でした。
上方落語では、見台(けんだい)・小拍子(こびょうし)・膝隠(ひざかくし)といった独特の小道具がありますが、その持ち運びや組み立ても前座である半輔がしていました。江戸落語では馴染みのない小道具セットですが、半輔はそれをとても丁寧に持ち運び、注意深く組み立てていて、とても好感が持てました。
駒次 『ガールトーク』
半輔とめっちゃ似ている駒次。本人も高座で「先に言っておきますけれども、兄弟じゃございません」と言っていましたが、本当に似ていました(笑)。
新作落語に取り組んでいる駒次は『ガールトーク』。陰口や噂話の大好きな奥様方の会話のボルテージがどんどん上がって・・・最後は小さな社会にも潜む「毒」をちくりと刺します。
駒次の高座は爽やかさの中にも程よい色気。めまぐるしく展開される奥さま方の会話の中にも、ちょっとした目線やしぐさに女の嫌な部分や媚びをかすかににじませて、惹き込まれました。あるある~!そういうの、絶対あるある~!!って、心の底から共感してしまいました(笑)。
そうそう、落語会に行く前に駒次さんのホームページを拝見したら、かなり本気で鉄道を愛しておられるご様子。鉄道好きの私はめっちゃテンション上がりました(笑)。
鶴瓶 『鶴瓶版かんしゃく』
鶴瓶師匠の落語を初めて目にしたのは、10年以上前に放映されていた深夜のバラエティー番組「ざこば・鶴瓶らくごのご」。番組内で、ゲストと観覧者からお題を募って即興で落語を演じる三題噺のコーナーがありました。
突拍子もないお題や、お茶の間で見ているこちらまで唖然とするお題が上がったりすることも多々あったのですが、鶴瓶師匠は毎回淡々と、さらりと三題噺に綺麗に仕立て上げ、その見事な手腕に「このヒトはほんまに頭がええんやなぁ」と感嘆した記憶があります。
師匠の高座を直に拝見するのは、2007年の「大銀座落語祭」以来、実に6年ぶり。(その時のレポはコチラから☆)
今回演じられたのは、ご自身の師である松鶴師匠との思い出話をベースにした噺。師匠のかんしゃくっぷりに大笑いし、その影で時おり見せる弟子への愛情と思いやりにホロリと泣かされる噺でした。
鶴瓶師匠の高座は本当に久しぶりでしたが、いや~、シビレました!!
バラエティやテレビ番組で見る姿はお茶目でチャーミングですけれど、高座での鶴瓶師匠って、何とも言えない渋さと凄みがあるんですよ。そして声も落ち着いたハスキーボイスで、めちゃくちゃ良いんですよ~!!思わずドキドキしちゃいました(笑)。
また、最初からテンションを上げて見物を引っ張るというよりは、見物のボルテージに合わせて徐々にテンションを上げて、メリハリつけながらサゲに持って行く感じですね。最初から見物を引っ張っていくのではなく、見物の空気に添いながら乗せていく感じ。その感覚がまた心地よくて、惚れ惚れしちゃいました。
鶴瓶師匠の高座、一度はその目でご覧になることを強く強くオススメします!!
古今亭志ん輔 『居残り佐平次』
客席を巻き込んだボンボンブラザーズさんの楽しい太神楽の後は、トリの志ん輔師匠。廓噺のひとつである『居残り佐平治』を熱演。
貧乏長屋の連中が、佐平次の呼びかけで品川にある豪華な遊郭へ。さんざん飲んで遊んだ翌朝、佐平次は連中を帰すと、廓に「居残り」を始めて・・・?
志ん輔師匠の高座は、ザ・江戸落語という感じ。スッキリとした口跡でスピード感のある高座でした。その疾走感が、最後まで途切れずに持続できていたのはお見事。流石の実力派です。
この噺は、サゲ(落ち)が現在ではあまり使用しない言葉をかけている事から、噺家さんそれぞれにサゲを工夫されているそうなのです。今回の志ん輔師匠は、「先にサゲを説明しておきますねっ」と、あっさり解説。この思い切りの良さと潔さも、志ん輔師匠らしいなぁと思いました。
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良い意味で、江戸落語と上方落語の違いを体感できる落語会でした。
最近、たて続けに落語会に行って感じるのは、「聴く」というのは本当にものすごい集中力と想像力を要するのだと言うこと。なおかつ健康に良いとされる「笑い」も提供してくれるのですから、脳にすごく良い刺激を与えてくれるものだなぁと実感しています。
春團治師匠の体調も、順調に快方に向かっているとのこと。上方落語四天王のおひとり、一日も早くお元気な姿を高座で拝見できますように!
更新情報 [伝統芸能]
横浜にぎわい座「第二十二回 続・志らく百席」のレポをアップしました。コチラからどうぞ。
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↓先日のロケ地巡りの際、祖師ヶ谷大蔵駅にて発見。↓
祖師ヶ谷大蔵駅は円谷プロダクション旧本社の最寄駅だったことから、「ウルトラマン発祥の地」と呼ばれているとか。
駅周辺はウルトラマンが飛んでいる「ウルトラマンアーチ」を筆頭に、ウルトラマンや怪獣たちが彫り込まれている車止め、ウルトラマンが登場する道路案内板などがいっぱいあります。ひとつひとつ見ているだけでも愉快な気持ちになれますよ~☆
『100回泣くこと』ロケ地巡り (2)光が丘公園~聖愛教会 [KANJANI∞]
映画『100回泣くこと』ロケ地巡り、後半です。前半のレポは、コチラへ☆
東京ゲートブリッジを満喫した後は、新木場駅から東京メトロ有楽町線に乗り、地下鉄成増駅へ。
駅から15分ほど歩いて、第二の目的地である「光が丘公園」に到着。さらに園内を10分ほど歩いていくと、いちょうの並木道に出ます。
映画の冒頭、藤井(大倉忠義)と佳美(桐谷美玲)が運命の出会い、いや再会をする瞬間が撮影されました。
さすが連休の中日、親子連れやグループなど、人がいっぱい!!
こちらには初めて訪れましたが、野球場が4面、それとほぼ同じ広さの芝生広場、テニスコート、バードサンクチュアリなどがあり、想像以上の広大さにびっくりしました。
このいちょう並木は公園のメインストリートなので、自転車もびゅんびゅん通り過ぎて行きます。撮影の際はご注意くださいね。
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いちょう並木を突っ切り、園内をそのまま真っ直ぐ歩いていくと、都営地下鉄大江戸線「光が丘」駅に出ます。地下鉄で新宿まで出て、さらに小田急線で「祖師ヶ谷大蔵」駅へ。
祖師ヶ谷大蔵駅に着いて、私が「おおくら♪おおくら♪」と喜んでいると、たっちょん担のお友達に一言、「漢字が違うから。」と冷静に一蹴されました・・・(笑)。そ、そうだけど!そうだけど良いじゃん、ちょっとくらい浮かれても!!(←そんな私は横山担)
駅から歩いて5~6分のところにあるのが、聖愛教会。
映画で、藤井と佳美が結婚式の真似ごとから誓いのキスをする場面です。映画の中では、この場面の時が、2人がいちばん幸せな時間だったんじゃないかなぁ・・・。
白い壁と、こじんまりとしたたたずまいがとても可愛らしい教会です。
お出かけ帰りの2人が教会を見つけるシーン。
2人の視点から見える教会の様子。
ここに、たっちょん(と、桐谷美玲ちゃん)が立って、中をのぞいていたんですよね~。思い出すだけで、キュンキュンします☆あの場面の2人、微笑ましくて本当に素敵でした。
教会の傍らには、まるで鐘楼を守るように大きなアカマツ(かな?)の樹が立っています。
いつも思いますが、このような信仰の場所は、やはり人の思いが行き届いているというか、地元の信者の方たちの手で本当に大切にされてきているのだなぁと感じます。
このような場所に限らず、ロケ地を訪問した際は「お邪魔させていただく」という気持ちを忘れず、当地の方は言うまでもなく、近隣や通行中の方々の妨げにならぬよう、節度をもった行動を心がけたいものです。
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朝10時からスタートしたロケ地巡りも、ちょうど17時過ぎに終了~☆
この後は、すばる君バースデーと関ジャニ∞全国デビュー9周年をお祝いする会をささやかに開きました。
すばる君が大好きなビールで乾杯して・・・
私が大好きなパンケーキ(キャラメルバナナ)でお祝いしました(笑)。
お祝いすると言っても、ひたすらエイトークを炸裂するだけなんですけれどね(笑)。
新アルバムはどんな感じになるのかな~、とか、ツアー楽しみだな~、とか、たっちょんがラジオ(ニッポン放送「日曜日好っきやねん」)で弾き語りを披露した「I Love You」がいかに甘くて痺れたか、とか(笑)。
ちなみに、この日の総歩数は21,389歩、歩行距離は15,18kmでした。・・・いやぁ、よく歩いたなぁ~!!
最後になりましたが(そして2日遅れですがw)、すばる君、32歳おめでとう。歌に向かう時の圧倒的なカッコ良さにはいつも感動させられます。これからも歌で多くの人の心を撃ち抜いてくださいね。
そして関ジャニ∞の皆さん、全国デビュー9周年おめでとうございます。各自がそれぞれ突出した才能とセンスを持ちながら、団結した時のパワーの凄さ!これからもパワフルにエネルギッシュに、自分たちの道を突き進んで行って欲しいと思います。
たくさん歩いて、たくさんおしゃべりして、たくさん笑って。健康的で楽しい休日でした!
今回も、caramelさまのブログよりコチラの記事(光が丘公園)とコチラの記事(聖愛教会)を参考にさせていただきました。本当にありがとうございました。ミーハーな拙ブログとは違い、たっちょんへの純粋な愛が眩しいほどにあふれている素敵なブログです。
『100回泣くこと』ロケ地巡り (1)若洲海浜公園~東京ゲートブリッジ [KANJANI∞]
「ジャニーズ・フィルム・フェスタ」の感想をアップしました。コチラからどうぞ☆
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9月22日は、渋谷すばる君のお誕生日&入所記念日でもあり、関ジャニ∞全国デビュー9周年という記念すべき日。
そんな、関ジャニ∞&エイターにとっては感慨深い日に、たっちょん(大倉忠義くん)担のお友達と一緒にお出かけしてきました。行き先は、たっちょん主演の映画『100回泣くこと』ロケ地巡り♪
本当は、『100回泣くこと』の主題歌「涙の答え」PVロケ地に行ってみたかったのですが、都心からかなり離れた場所であることなど、諸々の事情で変更。映画で重要なシーンが撮影された都内のロケ地を巡ってまいりました。
今回のロケ地巡りにつきましては、caramelさまのブログ 「Bon appetit! ~大倉忠義日記~」を参考にさせていただきました。caramelさま、ありがとうございました。
さて、当日はまず新木場駅に集合~。
駅前からはバスに乗り、「若洲キャンプ場」で降車します。キャンプ場の中へは入らず、サイクリングロードをてくてく歩いていくと・・・
東京ゲートブリッジです。
この付近で、映画のクライマックスシーンが撮影されました。
重い病気に侵された恋人・佳美(桐谷美玲)を前に、藤井(たっちょん)が涙を流しながら「・・・全部叶えよう」と言うシーン。こらえきれずに涙を流してしまうたっちょん@藤井くんの表情が、とても切なくて、とても綺麗でしたねぇ・・・。
本当は、美玲ちゃんとたっちょんが座った辺りで「涙の答え」を聴く予定でした(笑)。そのためにレジャーシートも用意していたのです(笑)。ところが、夏の終わりということで、虫が多いこと、多いこと!!この写真を2,3枚撮るうちに大量の虫が周囲を飛び交い始め、耐えきれずに撤収しました(汗)。
せっかくの機会なので、東京ゲートブリッジも半分だけ渡ってきました。
下の堤防には、釣りを楽しむ家族連れがびっしり。
東京ゲートブリッジは、若洲海浜公園側の昇降施設(エレベーターと階段)からのみ、歩道に出ることが出来ます。全長は約2,6キロ。若洲の昇降施設から、一つ目の橋梁まで、だいたい800メートルの距離があります。
上空は羽田空港の離陸ルートになっているようで、ひっきりなしに飛行きが飛んで行きました。
橋の上から見える、東京の街並み。まるで壁のように高層ビルが建ち並んでいます。
とっても暑い時間帯でしたが、橋の上を吹き抜ける風はとても心地よくて、青空も景色も素晴らしかったです。
ロケ地巡り、もうしばらく続きます~。
中秋の名月 [思うこと]
20時きっかりに外へ出てみると、月がひときわ美しい光を放って輝いておりました。
ところで皆さん、「中秋の名月」は、必ずしも満月ではないって、ご存知でしたか?私は今回初めて知って、目から鱗でした。
満月の中秋の名月 次は8年後‐日本気象協会 tenki.jp‐
ゆっくりと深呼吸しながら清浄で無垢な月の光を浴びると、心の中まで透き通った空気に満たされたように感じられますね。「中秋の満月」、存分に愛でましょう。
皆さまも、素敵なお月見を・・・。
台風18号の影響による振替対応(宝塚大劇場/東京宝塚劇場) [宝塚歌劇]
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宝塚大劇場(花組公演)
9月16日(月)の宝塚大劇場花組公演は、予定通り上演させていただく予定です。
今回、台風18号による記録的な暴風・豪雨のため、特別警戒警報の発令及び公共交通機関が運休するという状況が発生いたしました。
座席券面裏面のご案内の通り、公演の中止以外での払戻しや他日への変更はいたしておりませんが、上記の状況に鑑み、11時公演及び15時公演にご来場いただけなかったお客様につきましては、今回に限り現在上演中の花組公演及び次回の宙組公演での振替を承ることといたしましたのでご案内申し上げます。
【振替の受付】
宝塚歌劇インフォメーションセンター:0570-00-5100<10:00~17:00 水曜定休>にて承ります。
受付期間 : 9月16日(月)~9月23日(月)
※受付は電話のみの対応となります。
※振替希望日の前々日までにお電話をお願いいたします。
※恐れ入りますが、電話がつながりにくい場合には、時間をおいて改めておかけ直しくださいますようお願い申し上げます。
【振替方法について】
●花組公演『愛と革命の詩 -アンドレア・シェニエ-』『Mr. Swing!』及び宙組公演『風と共に去りぬ』での同一席種への振替とさせていただきます。
なお、以下の点につきまして予めご了承をお願いいたします。
※ご用意させていただくお席は劇場にお任せ願います。(同じお座席番号でのご用意はいたしかねます。)
※一般前売で発売中の座席の中で振替の座席を用意いたしますので、すでに発売予定枚数を終了している日時や貸切公演でのご用意はできかねます。
※同一席種への振替を原則とさせていただきますが、同一席種が完売している場合は、異なる席種への振替となります。(その際の、チケット代金の差額分につきましては、精算させていただきます。)
●振替には、本券が必要となります。
※本券無き場合や半券のみの場合は、ご対応いたしかねますので、予めご了承ください。
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東京宝塚劇場(月組公演)
9月16日(月)の東京宝塚劇場月組公演は、予定通り上演させていただく予定です。
今回、台風18号による記録的な暴風・豪雨のため、特別警戒警報の発令及び公共交通機関が運休するという状況が発生いたしました。
座席券面裏面のご案内の通り、公演の中止以外での払戻しや他日への変更はいたしておりませんが、上記の状況に鑑み、11時公演及び15時30分公演にご来場いただけなかったお客様につきましては、今回に限り現在上演中の月組公演での振替を承ることといたしましたのでご案内申し上げます。
【振替の受付】
東京宝塚劇場:03-5251-2001<10:00~18:00 月曜定休>にて承ります。
受付期間:9月18日(水)~9月25日(水)
※受付は電話のみの対応となります。
※振替希望日の前々日までにお電話をお願いいたします。
※恐れ入りますが、電話がつながりにくい場合には、時間をおいて改めておかけ直しくださいますようお願い申し上げます。
【振替方法について】
●月組公演『ルパン』『Fantastic Energy!』での同一席種への振替とさせていただきます。
なお、以下の点につきまして予めご了承をお願いいたします。
※ご用意させていただくお席は劇場にお任せ願います。(同じお座席番号でのご用意はいたしかねます。)
※一般前売で発売中の座席の中で振替の座席を用意いたしますので、すでに発売予定枚数を終了している日時や貸切公演でのご用意はできかねます。
※同一席種への振替を原則とさせていただきますが、同一席種が完売している場合は、異なる席種への振替となります。(その際の、チケット代金の差額分につきましては、精算させていただきます。)
●振替には、本券が必要となります。
※本券無き場合や半券のみの場合は、ご対応いたしかねますので、予めご了承ください。
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第二十二回 続・志らく百席 [伝統芸能]
2013年9月5日(木) 横浜にぎわい座 19:00開演
【番組】
志獅丸 『ぞろぞろ』
志らく 『松竹梅』/『崇徳院』/『与話情浮名横櫛 黒澤明バージョン』
関ジャニ∞の横山裕・渋谷すばる君・村上信五の3名がナビゲーターを勤めるNHK総合テレビで放映中の「応援ドキュメント 明日はどっちだ」。
まさに「崖っぷち人生」を歩む人々を取材する応援ドキュメンタリーで、ハラハラ・ドキドキすると同時に、三馬鹿トリオ(←関ジャニ∞の年上3人組をまとめて呼ぶときの愛称)の息のあったトークにほっこりする番組です。(←ひいき目)
8~9月に番組で取り上げられているのが、30代後半にして落語家になろうと決心した女性。7月に「立川志ら鈴」という名前で初高座を迎えました。
そして志ら鈴が弟子入りしたのが、立川志らく。
以前は年に数回、寄席に行ったり、どなたかの高座を聞きに行っていたものでしたが(主に桂歌丸師匠)、最近はずいぶんとご無沙汰しています。「懐かしいなぁ~、やっぱり落語って良いなぁ~」と思いながらテレビを見ているうちに、「そう言えば、志らく師匠の落語ってちゃんと聴いたことがないな」という気付いた私。
思い立ったが吉日~☆と言うことで、さっそく高座を聴いてまいりました。
平成16年~22年にかけて、志らくが横浜にぎわい座にて挑んだ「志らく百席」の続編にあたる企画。数年かけて落語を100席、高座に乗せるという試みで、現在は奇数月に開催されているようです。
開口一番 志獅丸 「ぞろぞろ」
前座は志獅丸。さっそく、「明日はどっちだ」をネタにマクラを披露。取り上げられた志ら鈴への差し入れが激増しているらしく、「お前は神様かぁ、なんて言ってるんですけど、こっちは神様が出てくる話でしてね」と噺へさらり。
とある稲荷さんの前で茶店を細々と営む老夫婦。信心深い夫婦は貧しくてもお詣りを欠かしません。そんなある日、夕立があり、道行く人が雨宿りをする傍ら、老夫婦が生活の足しにと編んでいた草鞋も買っていきます。ところがこの草鞋、天井から1足抜くとまた1足、さらに1足引き抜くとまた1足と、ぞろぞろと新しい草鞋が出てきます。これが稲荷の霊験だということで、茶店はあっという間に人気店に。
その噂を聴いた床屋さん、自分の店も閑古鳥だからどうにかして稲荷のご利益にあやかりたいとご祈願へ。数日後、床屋にも人がわんさか押し寄せます。床屋さん、ほくほくしながら1人の客の髭を剃ると、新しい髭が「ぞろぞろ」。
・・・という、不思議でバカバカしい噺。志獅丸はテンポ良く聴かせました。ただ、上下のメリハリがちょっとついていないので、時々「今、誰がしゃべっているのかな?」と一瞬わからなくことがありました。でも、これは高座を聴く事からずいぶん離れていて、自分の感覚がまだ取り戻せていなかったからかも知れません。
志らく 「松竹梅」/「崇徳院」/「与話情浮名横櫛 黒澤明バージョン」
志らくの高座は、「松竹梅」「崇徳院」を続けてかけ、仲入り後に「与話情浮名横櫛」。
「松竹梅」は、長屋に住む3人の職人の名前に松・竹・梅がついてめでたいと言うことで出入り先の婚礼に招かれた事から起こるドタバタ劇。
志らくはきちんと、松さん、竹さん、梅さんのキャラクターや性格もかいま見えるように噺を進めて、流石です!
続く「崇徳院」は、タイトル通り、百人一首におさめられている崇徳院の歌「瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」をキーワードに、若旦那の恋を成就させるべく、熊さんが東奔西走する噺。
「急流の水は滝となって岩に当たり、二つに割れるが、またひとつの流れに戻っていく。同じように、貴女との仲が離ればなれになろうとも、いつかまた2人は結ばれ添い遂げる事ができるはずだ」という、ロマンチックで風雅なこの歌が噺のネタになるとは意外ですが、オチも意外です。まぁ、いつの時代にも恋煩いというのはあったのでしょうねえ・・・(微笑)。
そして今回の注目、「与話情浮名横櫛 黒澤明バージョン」!
今は歌舞伎の人気演目のひとつである「お富与三郎」。最初にかけられたのは歌舞伎ではなく高座(講談)だと初めて知って、まず目からウロコ。
現在は十代目金春亭馬生師匠「与話情浮名横櫛」がベースとなっているようですが、「源氏店」以降の展開が歌舞伎で上演されるバージョンとは全く違い、これまた目からウロコ。
落語と歌舞伎の違いについては、下記のHPにて詳しく解説されています。写真もたくさんあって、勉強になるページです。
→落語の舞台を歩く 第173話「お富与三郎」
そして今回は、「黒澤明バージョン」でかけるというものだから、みたび目からウロコ。
もとからある噺に、「黒澤明が『与話情浮名横櫛』を映画に撮っていたら」という想像上の設定を設けて、配役もそれぞれきちんと考えて、高座の途中で折々に黒澤らしいカメラアングルや演出手法も解説しながら、一気に駆け抜けた50分でした。
噺に登場した人物は全て実在した俳優・女優さんによるキャスティングがされております。お富=原節子、与三郎=森雅之、赤間源左衛門=三船敏郎・・・だったかな?あとは忘れてしまいました(汗)。
歌舞伎とは違い、恋模様のシーンはあっさり。それよりも、「源氏店」以降の展開に、人間の因果と業の深さ、絡み合う男と女の情念の行き着く果てが強烈にえぐり出されていて、その世界観に圧倒されました。
何度か繰り返される凄惨な殺しのシーンなどは、思わず息を殺してしまうほどの緊迫感。特に、お富と与三郎の最期のシーンなどは、恐ろしいほど静かな表情をした後、ハッと我にかえって半狂乱になるお富の一瞬の心情の変化が激流のように会場を満たし、終わった後はしばらく席を立てないほどの衝撃と余韻でした。
志らくの高座を一言で表現するならば、「気鋭」。全身にみなぎる鋭さと貪欲さは人並み外れています。マクラの端々に師匠である7代目立川談志のことが出てきて、深い敬慕の念が伝わってきました。
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久しぶりにどっぷり落語を聴きましたが、すごく楽しいし、耳と頭をすごく使うので心地よい疲労感。集中と緩和のバランスが本当に絶妙ですよね、落語って。
本当は終演後、野毛あたりの蕎麦屋で一杯やりたいところでしたが、翌日も仕事だったのでそそくさと帰りました。なんとも野暮なオチですなぁ(笑)。
ジャニーズ・フィルム・フェスタ 2013 [ジャニーズ]
2013年8月1日(木)~9月1日(日) TOKYO DOME CITY HALL
【ナビゲーター】
城島茂(TOKIO)
- 【出演】
東山紀之(少年隊)
国分太一、長瀬智也(TOKIO)
堂本光一(KinKi Kids)
坂本昌行、井ノ原快彦、岡田准一(V6)
二宮和也、大野智、櫻井 翔(嵐)
滝沢秀明(タッキー&翼)
生田斗真
錦戸亮、安田章大、大倉忠義(関ジャニ∞)
亀梨和也(KAT-TUN)
山田涼介、知念侑李、中島裕翔、岡本圭人、有岡大貴、髙木雄也、伊野尾慧、八乙女光、薮 宏太(Hey!Say!JUMP)
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今年、7年ぶりに開催されたという「ジャニーズ・フィルム・フェスタ」。運よくチケットが取れて、観に行ってきました。
フェスタと言っても、上映されるのは映画1本。TOKIOの城島茂をナビゲートに、「アイドルライセンス」を更新しなくてはいけない時期になったグループ、Hey!Say!JUMP(以下、城島さんに従ってHSJ)のメンバーが「ジャニーズ・アイランド」にて数多くの試練を与えられる・・・というファンタジーな物語が主軸。
実質的な内容は、キャスターや映画俳優、アート、舞台役者など芸能のあらゆる分野で活躍するジャニーズタレントたちが一堂に会し、普段顔を合わせることの少ないグループのメンバーが活躍する分野に分かれていろいろなトークを展開。ジャニーズタレントの多才ぶりを実感する作品となっています。
結末はだいぶ内輪ネタでしたが(苦笑)、私のように初心者ジャニーズファンにとっては、あらためて「ジャニーズ」というジャンルの幅広さ、多彩な魅力を発見できる内容でした。
パンフレットには、それぞれの分野の対談内容がほぼノーカットで記載されていて、本編ではカットされている部分も読むことができます。
【"伝え"、そして"空気"を操る人】=井ノ原快彦、国分太一、櫻井翔、亀梨和也
スポーツキャスターとして活躍するTOKIOの国分くんを筆頭に、朝の情報番組に出演中のV6・イノッチ、報道番組に出演し、音楽番組の総合司会でも活躍する櫻井くん、スポーツ番組で野球の副音声解説もしてしまうKAT-TUNの亀梨くん。
最初は何だかもじもじした空気で始まっていましたけれども(笑)、先輩の国分くんとイノッチのリードで、それぞれが報道やキャスターを志望するきっかけや姿勢などを語っていたのが印象的でした。
亀梨くんがお話する様子を実は初めて聞いたのですが、もともと自分が野球をやっていたこともあり、一度、スポーツキャスターの依頼がきたときは悩んだと言う話を聞いて、すごく真面目なんだなぁと思いました。スポーツ、特に野球や選手に対してリスペクトする気持ちがとても強い人だなぁと。
こんな風に、普段あまり意識して見ることのなかった(すみません)亀梨くんの一面を知ることができたのが、とても良かったと思います。
【フィルムへ宿る人】=岡田准一、二宮和也、生田斗真
こちらでは、主に映画を主体に活躍するジャニーズの3人が対談。ここではニノくんが先輩と後輩の潤滑油のような役割を果たしていて、和やかながら笑いも起きる良い雰囲気の座談会でした。
岡田くんの発した「基本的にジャニーズ事務所にいると、普通の役者さんの10倍20倍頑張らないと認めてもらえない、と俺は思ってるから。特殊な目線もついて回るし、最初から『色眼鏡で見る』と決めた人はそういう風に見ちゃうから。」という言葉には、ハッとさせられました。数年前の私も、「ジャニーズドラマだし~」という理由でドラマを見なかったりすることがありましたものね。
それにしても岡田くん・・・めっちゃ身体鍛えてますね~!ニノくんは勿論(おい)、生田くんと比べても、首から肩、腕にかけて筋肉ががっつりついているのが、服を着ている上からでもよくわかります。やっぱりニノくんの言う通り、最終的にはジャニーズのスティーブン・セガールみたいになっちゃうのかしら・・・(笑)。
ちなみに、この座談会の途中、3人が出演した直近の映画のフライヤーがいくつか出たのですが、『天地明察』のポスターが出た時は、もちろん光の速さで横山くん@本因坊道策をチェックしてウキウキしていたことを、ここに告白します(笑)。
【智&章大のLet'sお絵描き!!】=大野智、安田章大
さぁさぁさぁ、待ってました!!もう、この時間を楽しみたいがために2回も通ってしまったワタシです(笑)。
嵐・大野さんと関ジャニ∞・ヤスくんによる、アートなひととき☆
この2人が教授と助教授になって、HSJのメンバーにお絵描きの極意を伝授する、という時間なのですが・・・。
もう、大野さんのキャラなりきりぶり&自由奔放な縦横無尽ぶりと、フリーダムな大野さんの言動をいちいち丁寧に拾いまくるヤスくんの職人気質、そしてそんな2人のどこか通じ合った安定のコンビぶりに胸が熱くなりました(笑)。
とにもかくにも、2人の扮装が強烈過ぎてね・・・(笑)。大野さんは数年前に実施した自身のソロコンで誕生したキャラクター「サミー教授」の扮装をしたそうなのですが、なぜか金髪ロング(笑)。対してヤスくんは、眉毛を虹色にペイントしてるわ、カラフルなつけ毛でソフトモヒカンにしてるわ、もうエライことに。ヘイジャンのメンバーもかなり怯えていました(笑)。
ここで、うろ覚えですが、サミー教授とヤスくん、そしてHSJメンバーのやり取りをご紹介します。
大野「コショコショコショ、コショコショ」(←安田にやたらぴっとりくっついて、耳打ち>笑)
HSJ「しゃ、しゃべれないのか・・・?」
安田「・・・はい。えー、嵐の大野智です。」
HSJ「え!?Σ(゜∀゜;)(コショコショの)尺、もっとあったよ!!」(←総ツッコミ)
大野「コショコショコショ、コショ、コショコショ」(←もれなくぴっとりくっついて、耳打ち)
安田「松本潤がリーダーだと思われていますが、やっぱり僕がリーダーです。」
HSJ「いや!Σ(゜∀゜;) だ、大丈夫です、誰もそんな風に思ってないです!!」(←必死のフォロー)
とりあえず、HSJメンバーが着席した瞬間・・・
大野「はぁいっ!!いらっしゃい☆私はね、サミーと言います~☆」
突如大きな声で発言するサミー教授(笑)。
HSJ「Σ(゜∀゜;)うおおおっ!!しゃべれるのか!!しゃべれたのか!!」
大野「あら~、あなた達がHey!Say!JUMP~♪ん~、あれでしょ~?
カモナマイハウス♪神戸牛♪」
HSJ「いやっ!!Σ(゜Д゜;)神戸牛じゃないっす!!」
大野「こちらは私のじょ・しゅ☆ヤッスーマイハウス!!」
安田「カモナマイハウス♪」
大野「神戸牛♪」 (←崩れ落ちるヤッスーマイハウス)
安田「もぅ、エエとこ取るねんから~」
そんなわけで(←どんなわけだ)、やたらヤッスーマイハウスにまとわりつくサミー教授。常に身体の一部をヤッスーマイハウスに預けているサミー教授。 金髪ロングストレートの髪の毛を両手で両側の耳の下辺りで押さえているのが、やたら色っぽいサミー教授(笑)。
このなりきりスキル、半端ない…!!(←戦慄)
大野「さぁてっ!!ここでみんなにはね、え!?」
HSJ「え!?Σ(゜∀゜;)ビクゥッ」
大野「絵を書いてもらいたいのっ☆」
HSJ「あ、ああ、絵・・・(ドキドキドキ)」
ここで、HSJのメンバーに絵の課題が出されます。課題は「犬」と「肖像画」。ちなみに肖像画のモデルは、「Endless Game」の大野さんのアーティスト写真(笑)。
まずは「犬」を描き始めるHSJのメンバー。その間をルンルンしながら回るサミー教授とヤッスーマイハウス。もちろん、サミー教授はヤッスーマイハウスにぴっとり(笑)。
「うまく描けるかな~・・・」と不安げなHSJメンバーに、サミー教授が一言。
大野「絵はね、描けば絵なの☆」
おお、名言!!
そんなサミー教授、お絵描き最中に色鉛筆だかクーピーだかが入っているバケツ型のボトルケースを力づくで開けようとした揚句、勢い任せで開けてしまい、床中に色鉛筆を盛大にばらまくと言う失態を演じます(笑)。
その時の、教授の一言。
大野「いつでも感謝の気持ちを忘れないでっ☆」
いやいや教授、ここは謝って下さいよ!!(笑)。
HSJメンバーで、大野さんに憧れている知念くんとのやりとりも、面白かった~☆
山田「こいつ、(大野くんに)すごい憧れてるんですよ」
知念「はい」 (←はにかみ)
大野「そう~、憧れの人がこんな格好してたらどう思うの」
知念「ちょっと・・・引きます・・・」
大野「あ~そう・・・。・・・あ~参ったわね(ぼそっ)」←消え入りそうな声でちょっと凹むサミー教授(笑)
HSJメンバーが仕上げた「犬」の絵も、「大野智」の肖像画も、なかなかの出来ばえ。メンバーの作品の中で、ちゃんと「大野智の過去→現在→未来(「うちのお父さんそっくり」Byサミー教授)」が成立していたのが可笑しかったです(笑)。
そうそう、HSJが絵を描いている間、大野さんの作品が画面上で紹介されていました。作品集「FREESTYLE」に掲載されていたものが主でしたが、宇宙服を着たチンパンジーが宇宙遊泳しているようなイラストは初めて見たかも。宇宙をイメージしたような深い藍が印象的でした。
きちんとお絵描き教室もクリアしたHSJメンバー。ヤッスーマイハウスがサミー教授に切りだします。
安田「サミー、水晶あげてもええんちゃう?」 (←レベルクリアの印に、水晶を入手できるのです)
大野「ん、そうだな☆」←突然のキャラ変更
大野「(ゴソゴソ)ほら、持ってけ☆」←水晶を差し出す
HSJ「ありがとうございます!!」
大野「おう、いいんだよ☆」
安田「そんなキャラやったっけ?」
かくして、新しい扉へ向かって出発するヘイジャン。んふふ♪とご満悦なサミー教授と、そんな教授に熱い視線を送るヤッスーマイハウス。
・・・いやー、本当に楽しかったです!いつかサミー教授とヤッスーマイハウスの2人で、本格的なアート対談をして欲しいなぁ。
【音を楽しむ人】=長瀬智也、錦戸亮、大倉忠義
大野さんとヤスくんのお絵描き教室は公開前から話題になっていたので「予想通りのワクワク感」の後に「想像以上に楽しかった感」が入り交じった楽しさだったのですが、この場面はもう!!もう、予想外過ぎて震えました。
だって、冒頭からたっちょんのアップと甘い歌声で始まるんですよ~!!ヾ(≧∇≦*)〃キャー☆
このコーナーでは、音楽についてのお話と、3人によるギターセッション。たっちょんと亮ちゃんがヴォーカルでTOKIOの「リリック」(長瀬先輩の作詞作曲)を、そして長瀬くんのヴォーカルで関ジャニ∞の「Snow White」(亮ちゃん&ヤスくんの作詞作曲)を披露。
それぞれのグループをシャッフルしての演奏、ゾクゾクするほどカッコ良かったです!特にたっちょんは関ジャニ∞ではドラムですから、こうしてギターを演奏する姿は、他のグループファンの方には新鮮に映ったかも。
TOKIOの長瀬先輩が面白おかしく、そしてオトコマエにトークをリードして、亮ちゃんとたっちょんもその雰囲気に馴染んで自然体でいられたのが良かったなと。先輩、ありがとうございます!
たっちょんに至っては、あまりにも自然体で、ドラムセットの前に座った長瀬先輩に対して「ゴリラのおもちゃみたい」と言い放った時には、一瞬どうしようかと思いました(笑)。
亮ちゃんの「Snow White」完成秘話も、めちゃくちゃ面白かったです!同じ原題の映画を見ていて曲を思いついたとか。亮ちゃん、案外ロマンチストなのね・・・☆
【ステージに宿る人】=東山義之、坂本昌行、堂本光一、滝沢秀明
ジャニーズの十八番とも言えるステージ。ショーやミュージカルなど、舞台の世界を牽引するジャニーズの面々による対談。
このコーナーが、年齢的にもキャリア的にもバランスが取れていて、深いお話が聞けたような気もします。坂本くんが東山さんのお茶目な部分も引き出しつつ、後輩くんたちが話しやすい空気を作っていて、とても素敵でした。
光一くんは帝国劇場で『SHOCK』を上演することになった時の苦労を、滝沢くんは歌舞伎にも挑戦している『滝沢演舞場』についてお話していました。
特に東山さんは、長年この世界に身を置かれていることもあり、先人たちの言葉を交えながらのお話には、感心することしきりでした。例えば、故・森光子さんが『放浪記』のラストシーンでの場面を引き合いに出しながら、「命を削って舞台を作る」ということについてのお話や、「芝居は"殴らない格闘技"だと思う」という言葉には深くうなずきました。
* * *
ジャニーズという分野は、ありとあらゆるエンターティメントやショービジネスに挑戦してきたのだなぁとあらためて感じました。だからこそ、数多くのタレントさんたちが、ありとあらゆる分野で活躍している姿を見るんだなぁ実感したひとときでもありました。