バースデーイブ [ワタクシゴト]
舞台の感動にうち震える心身を鎮めつつ、学生時代の友人と食事をしました。宝塚の話や同級生の話、昔の思い出や今の状況など、ノンストップトーク炸裂(笑)。
そして、こんな素敵なバースデーケーキを用意してくれました!嬉しい!!
大学受験の時、手作りのお守をプレゼントしてくれた友人。今でも私の大事な大事な宝物です。Kちゃん、いつも細やかな心遣いと優しい笑顔をありがとう。
誕生日の明日は、ダブルヘッダー観劇(2回公演連続観劇)を決行。朝から晩まで、大好きならんとむにお祝いしてもらおうと思います♪
君が教えてくれた愛 [宝塚歌劇]
花組大劇場公演、1回目の観劇が終わりました。
取り急ぎ、今回のお芝居を観て感じた事を。
蘭寿とむと花組は、『ラスト・タイクーン』という作品を通じて、最後にして最大の、最高の挑戦をしている、ということ。
いや、蘭寿とむというトップスターが旅立つこのタイミングでなければなし得ない挑戦、と言うべきかもしれません。
今回の作品、蘭寿とむ演じるモンロー・スターは、常に「孤独」で「孤立」していながら、そのことを気にも留めず立ち続ける「孤高」の存在。そして、蘭寿に対して、明日海以下、若手の男役たちはほぼ全員、蘭寿と対立します。
勿論、アシスタント・プロデューサーのボルビッツ(月央和沙)、昔馴染みのカメラマンのザブラス(悠真倫)、親身に心配してくれる医者のベーア(天真みちる)、小説家のボックスレー(華形ひかる)、あくまで中立・傍観の立場をとるマーカス(高翔みず希)など、モンローの人間性を理解する人々はいます。しかし、それ以外の―明日海以下、若手の男役たちは、ほぼ全員が一時は蘭寿に敵対し、蘭寿を憎み、蘭寿と衝突する。個々の対立もあれば、蘭寿ひとりに対して大人数で挑みかかかり、衝突する場面もあります。
蘭寿はただひとり、彼らの荒ぶるパワーのかたまりを全身で受け止め、彼らと対峙し、遠慮なく反撃します。
この、本気のせめぎあいを通じて、「蘭寿とむの花組」というひとつの物語がいよいよ完成するのだ、と思ったのです。
「玉を磨く」という言葉の通り、「残される者」と「残していく者」がぶつかり合い、研磨しあう。その摩擦によって、ひとつの物語―トップスター蘭寿とむの花組時代―が完成し、ついに最高の輝きを放つその瞬間を目の当たりにしているようで、心が震え、涙が零れました。
そしてこの本気のぶつかり合いは、蘭寿と花組生の間に流れる揺るぎない信頼と深い愛情に裏打ちされているからこそ、成し遂げられるものだと言うことも。
「映画を作り上げる」というストーリーを通じて、「蘭寿とむの花組」というストーリーを完成させる。最後にこんな素敵な挑戦とプロセスを用意してくれた生田先生、感謝します。
* * * * *
ショーは、とにかく楽しかったー!!ヾ(*≧∀≦)ノ
吟遊詩人から始まり、あまり観たことのない(ような気がする)イエローの総スパン衣装、肩羽根わさわさならんとむ、毛皮のらんとむ(もしくは人外の者らんとむ)、スパニッシュならんとむ、王子様(本職は騎士)ならんとむ、シルクハットのらんとむと、トップになってからの本公演ではなかなかお目にかかれなかったらんとむをたくさん堪能出来ました☆
そして、想像以上に存在をアピールしてくる別緞帳の「∞」に、若干戸惑いを隠しきれませんでした(笑)。あ、あんなに大活躍するとは予想外…。
フィナーレの黒燕尾の群舞は、圧巻です。
その逆ピラミッドの頂点に立つ、蘭寿とむ。全てを削ぎ落とした者だけが身にまとう凄みと透明感。胸が熱くなって目頭も熱くなって、ただ、押し寄せてくる感情に身を任せました。
これから2ヶ月の間、どれだけ感情が揺さぶられ、どれだけ魂を震わせられるのでしょう…でも今は未来の事を思わず、今、目の前に広がる無限の愛の世界に身を委ねようと思います。
取り急ぎ、今回のお芝居を観て感じた事を。
蘭寿とむと花組は、『ラスト・タイクーン』という作品を通じて、最後にして最大の、最高の挑戦をしている、ということ。
いや、蘭寿とむというトップスターが旅立つこのタイミングでなければなし得ない挑戦、と言うべきかもしれません。
今回の作品、蘭寿とむ演じるモンロー・スターは、常に「孤独」で「孤立」していながら、そのことを気にも留めず立ち続ける「孤高」の存在。そして、蘭寿に対して、明日海以下、若手の男役たちはほぼ全員、蘭寿と対立します。
勿論、アシスタント・プロデューサーのボルビッツ(月央和沙)、昔馴染みのカメラマンのザブラス(悠真倫)、親身に心配してくれる医者のベーア(天真みちる)、小説家のボックスレー(華形ひかる)、あくまで中立・傍観の立場をとるマーカス(高翔みず希)など、モンローの人間性を理解する人々はいます。しかし、それ以外の―明日海以下、若手の男役たちは、ほぼ全員が一時は蘭寿に敵対し、蘭寿を憎み、蘭寿と衝突する。個々の対立もあれば、蘭寿ひとりに対して大人数で挑みかかかり、衝突する場面もあります。
蘭寿はただひとり、彼らの荒ぶるパワーのかたまりを全身で受け止め、彼らと対峙し、遠慮なく反撃します。
この、本気のせめぎあいを通じて、「蘭寿とむの花組」というひとつの物語がいよいよ完成するのだ、と思ったのです。
「玉を磨く」という言葉の通り、「残される者」と「残していく者」がぶつかり合い、研磨しあう。その摩擦によって、ひとつの物語―トップスター蘭寿とむの花組時代―が完成し、ついに最高の輝きを放つその瞬間を目の当たりにしているようで、心が震え、涙が零れました。
そしてこの本気のぶつかり合いは、蘭寿と花組生の間に流れる揺るぎない信頼と深い愛情に裏打ちされているからこそ、成し遂げられるものだと言うことも。
「映画を作り上げる」というストーリーを通じて、「蘭寿とむの花組」というストーリーを完成させる。最後にこんな素敵な挑戦とプロセスを用意してくれた生田先生、感謝します。
* * * * *
ショーは、とにかく楽しかったー!!ヾ(*≧∀≦)ノ
吟遊詩人から始まり、あまり観たことのない(ような気がする)イエローの総スパン衣装、肩羽根わさわさならんとむ、毛皮のらんとむ(もしくは人外の者らんとむ)、スパニッシュならんとむ、王子様(本職は騎士)ならんとむ、シルクハットのらんとむと、トップになってからの本公演ではなかなかお目にかかれなかったらんとむをたくさん堪能出来ました☆
そして、想像以上に存在をアピールしてくる別緞帳の「∞」に、若干戸惑いを隠しきれませんでした(笑)。あ、あんなに大活躍するとは予想外…。
フィナーレの黒燕尾の群舞は、圧巻です。
その逆ピラミッドの頂点に立つ、蘭寿とむ。全てを削ぎ落とした者だけが身にまとう凄みと透明感。胸が熱くなって目頭も熱くなって、ただ、押し寄せてくる感情に身を任せました。
これから2ヶ月の間、どれだけ感情が揺さぶられ、どれだけ魂を震わせられるのでしょう…でも今は未来の事を思わず、今、目の前に広がる無限の愛の世界に身を委ねようと思います。