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「時を奏でるスミレの花たち」ライブ中継 4月6日13:00公演 第1部 [宝塚歌劇]

2014年4月6日(日) 東京宝塚劇場 13:00開演

【出演】

≪卒業生≫


初風諄・南原美紗保・榛名由梨・汀夏子・鳳蘭・高宮沙千・安奈淳・松あきら・瀬戸内美八・順みつき・上原まり・東千晃・麻実れい・若葉ひろみ・美雪花代・真矢みき・一路真輝・えまおゆう・姿月あさと・湖月わたる・安蘭けい・春野寿美礼・朝海ひかる・檀れい・水夏希・森ほさち・大和悠河・真飛聖・紺野まひる・彩乃かなみ・音月桂・白羽ゆり・遠野あすか・陽月華・桜乃彩音・蒼乃夕妃・野々すみ花・舞羽美海

現役生は4月4日公演に同じ


* * * * *


4月4日と6日の3回にわたって開催された、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』。回ごとに35名以上のOGが出演し、しかも顔触れが少しずつ違うという豪華なイベントでした。

こちらでは、4月6日13時の回の様子をレポします。卒業生は38名が出演。

4日の公演は、終演が予定時刻よりも1時間20分も押すという前代未聞の大惨事が起こり(笑)、それにつられて拙ブログのレポも、通常の記事と比べて2~3倍の長さになるという二次災害(?)が発生しました。今回は、サクサクと進めていきたいと思います!


第1部

=第1場=

「おお宝塚」

(『パリゼット』より 1930年)

MC/真矢みき

初日の非常事態の経験をふまえて、みきさんの進行も舞台進行スタッフさんの手際も格段に上達していたこの回(笑)。

「宝塚歌劇100周年、おめでとうございます!」という掛け声とともに、パッと照明がつくと、本舞台にはOGたちが勢揃い!最初の歌は「おお宝塚」。初日にあった銀橋渡りの演出がなくなっていました。確かに、ここで予想よりだいぶ時間取ってたような印象はありましたからね…OGの皆さん、貫録たっぷりにタメて歩かれるから(笑)。

MCみきさんの「日本列島大盛り上がりでございます!」と、「いつ見せるの、今でしょ」で100周年ドレスを見せるくだりは一緒でした。


=第2場=

「巡り会えた奇跡」/音月桂
(『JIN-仁-』より 2012年)

この日のトップバッターは、音月桂。

白いトップスに白いパンツ。前身頃にふわふわの羽がいっぱいあしらっていて、女子力高い!キム(音月)、すっかり女の子だなぁ~・・・。


「希望の瞳」/真飛聖・桜乃彩音
(『太王四神記』より 2009年)

すっかり髪が長くなったゆうさん(真飛)。相手役を勤めたあやねちゃん(桜乃)と「希望の瞳」をデュエット。

あやねちゃん、とっても幸せそうな顔をしていましたね。オサさん(春野寿美礼)の相手役に抜擢された頃のあやねちゃんはとにかくついていくのに必死、という印象でしたが、ゆうさんと組むようになってから、初めて自分の呼吸が出来るようになったのではないかなぁと思います。

そして、いつまでもコンビを大切に思ってくださるゆうさん、素敵ですね。外見はすっかり女性らしいのですが、あやねちゃんをリードする時の眼差しは男役そのもの!こういう場面を懐かしみ、楽しめるのが、このイベントの醍醐味だと思います。


「ダンシング・フォー・ユー」/大和悠河
(『ダンシング・フォー・ユー』より 2008年)

ギラギラ輝くゴールドのビスチェにゴールドのミニスカート、そしてゴールドのスターブーツ!!こんなファッションが似合うのはタニちゃん(大和)しかいません!2008年のショー『ダンシング・フォー・ユー』から主題歌を熱く歌い踊ります!

髪はすっかり長くなって、ゆるふわパーマ。すっかり女性らしい雰囲気なのに、パフォーマンスは往年のクサイ男役そのものという、謎のパラドックスを体感(笑)。

現役を彷彿とさせる掛け声やダンスもバッチリ魅せてくれて、劇場は一気に「大和悠河ワールド」に!!懐かしいわ~。このタニちゃんにしか出せない、他に類を見ないパンチ感とギラギラした世界観、懐かしいわ~!!(笑)

このショーには、蘭寿とむも出ていたんですよね。袖で見ながら、絶対にノリノリであったろうと想像しています(笑)。

いや~・・・あの押し出しの強さと勢い、誰とも比べ物にならないわ・・・。そしてタニちゃん・・・あの・・・えっと・・・歌、現役時代より上手くなった気がする・・・[あせあせ(飛び散る汗)](←あくまでも個人の意見です)

オフィシャルサイトを少し拝見しましたが、最近はオペラの名曲を揃えたコンサートなども開催されているのですね。現役時代は次々と背負うものが多過ぎて、忙しすぎて、じっくり歌のレッスンにも行くことが出来なかったのかも・・・と思いました。

今は自分の好きなスタイルを貫いて楽しんでいるタニちゃんを見ていると、こちらまで楽しくなっちゃいました。


「マリポーサの花」/水夏希
(『マリポーサの花』より 2008年)

前髪をポンパドゥールっぽくふわっと高くして登場したミズ先輩(水)。相変わらずオトコマエでした・・・☆


「我が名はオスカル」/朝海ひかる
(『ベルサイユのばら』より 2006年)

4日には「Joyfl!!」を歌ったコムさん(朝海)。声が出にくくてとても辛そうでしたが、4日とは違う歌を持ってきてくださったその気概には感謝です!


「ひとかけらの勇気」/安蘭けい
(『THE SCARLET PIMPERNEL』より 2008年)

「ボンソワール・マルセイユ」/春野寿美礼
(『アデュー・マルセイユ』より 2007年)

トウコさん(安蘭)とオサさん(春野)は、曲も衣装も4日と同じ。どこまでも真っ直ぐ心の中に入り込んでくるトウコさんの突き抜けた歌声、深く柔らかく包み込むオサさんの歌声・・・スタイルは異なりますがどちらも聴いているだけで癒されますね。

でも、これはファンの我がままだけれど、やっぱり違う公演の曲を聴きたかったなぁというのも本音。トウコさんには「エル・アルコン」を、オサさんには「エンター・ザ・レビュー」を歌っていただきたかったー!!


=第3場 トーク=

安蘭けい・春野寿美礼・朝海ひかる・水夏希・大和悠河・真飛聖・音月桂


みきさんのMCは、4日とは少しずつ内容が変わっていて、流石だなぁと思いました。

この場面でのテーマは、「自己紹介を男役っぽく」。・・・結構な無茶ぶりですが(笑)。

そんなミキさんの無茶ぶりにもめげず、カッコ良く、色っぽく自己紹介してくださったOGの皆さん。オサさんの花組ポーズ、嬉しい~!

話の展開は『エリザベート』へ。ここにいる人たちは『エリザ』に出た人ばかりよね・・・という話の方向から、雪組エリザの失敗談のお話に。

雪エリザで、ミズ先輩(トート)がクライマックスで重要なアイテム・ナイフを忘れて、キム(ルキーニ)がエリザベート(白羽ゆり)を刺す事が出来ず、とっさにエリザの首を絞めた・・・という失敗エピソードを披露してくれました。

盛り上がる中、1人だけ微妙な空気を醸し出している人が・・・そう、実はタニちゃんだけは、エリザには出演したことがないのです。

すると、ゆうさん(だったかな?)が、タニちゃんのヘアスタイルを見て、


「大丈夫よ!その髪型(ゆるふわロング)なんだから、今トート!!」


と言ったものだから、客席大爆笑・タニちゃんも嬉しそうでした☆


=第4場 トーク=

檀れい・森ほさち(旧芸名/千ほさち)・紺野まひる・彩乃かなみ・白羽ゆり・遠野あすか・陽月華・桜乃彩音・蒼乃夕妃・野々すみ花・舞羽美海

続いては、トップ娘役OGが一気に勢揃い!!いや~、やはりこれだけ娘役が並ぶと壮観ですなぁ、目の保養ですなぁ☆(←唐突なキャラ変更)

みきさんからの自己紹介のお題は、「娘役として、これだけは誰にも負けないという事をアピール」。

「365日、24時間、相手役さんの事を考えていました!」という檀ちゃんの言葉が火をつけて、この場面は「いかに相手役さんを愛していたか」アピール合戦の様相に(笑)。

「イノベーションをモットーに、みきさんについてきたことには負けません!」という、MCみきさんの2番目の妻(笑)、ほさっちゃん。

「トウコさんの歌を聴いて、袖でつけ睫毛が取れるくらい号泣しました!それくらいトウコさんが好きです!」と言うあすかちゃん(遠野)。

「美しい大和悠河さんをいちばん間近で見てきたことには誰にも負けません!」なウメちゃん(陽月)。

「霧矢さんを愛し、オトコマエな娘役と呼ばれた事には誰にも負けません!」なまりもちゃん(蒼乃)。

みんな、本当に男役さんが大好きで、そして男役あっての娘役、というポリシーがしっかりしていて、素敵ですね。

ほとんどの娘役さんが、「相手役さんを好きな気持ちは誰にも負けない」というスタンスだった中、ただ1人、紺野まひるちゃんだけは、「えまおゆうさんから愛されたのは、私が一番だと思っています」と挨拶。ある意味すごい自信だな~。カッコイイぞ、まひるちゃん・・・!

みきさんも、色々と拾ってくださいます。白羽ゆりちゃんには「あ、あなたでしょ、首絞められたの」と、先ほどの「エリザ」ネタを。となみちゃん(白羽)いわく、「とりあえず、首を突き出しておきました」って(笑)。

すみ花ちゃん(野々)には、「あなたあれでしょ、『可愛いウサギちゃん』の人よね~」と!!

『誰がために鐘は鳴る』(2010年)で、ヒロイン・マリアを演じたすみかちゃん。初演で遥くららさんがされたように、娘役としては珍しく髪をベリーショートにして舞台に立ちました。みきさん、ちゃんと舞台を観てくださっているんですね~。

すみかちゃん、とっても嬉しそうに「娘役で髪をあんなに短くしたことには誰にも・・・」と言いかけて、ハッと遥さんを思い出したようで、「あの、2番目に負けません」と言いなおしていました。こんな時にも学年順、それがタカラヅカ(笑)。


=第5場=

「永遠」/檀れい
(『サザンクロス・レビュー・イン・チャイナ』より 2002年)

みきさんをして「今日、結婚式?」と言わしめた(笑)、純白のゴージャスなドレスに生花の髪飾りをつけた檀ちゃん。

「娘役さんはセンターを避けるクセがあるからね。今日はセンターで歌ってね。はい、ここがセンターよ~」と、みきさんにセンターまで連れて行ってもらっていたのが楽しかったです。

中国公演『サザンクロス・レビュー・イン・チャイナ』から、「永遠」を。


「世界に求む」/湖月わたる
(『王家に捧ぐ歌』より 2003年)

次に登場されたのは、檀ちゃんが相手役を勤めた元星組トップスター・湖月わたる。大劇場トップお披露目公演でもあった『王家に捧ぐ歌』から、「世界に求む」。

わたさん(湖月)が演じたラダメス、本当に素敵だったんですよ~。勇敢で、曲がったことが嫌いで、愛した女性には一途で。銀橋でアイーダ(安蘭けい)を抱きしめる場面があったのですが、ググーッとわたさんが強く抱きしめるから、トウコさんの身体がちょっと浮き上がって、つま先立ちになるのです。人生で初めて、「身長差萌え」を体験した公演でした(笑)。

はっ!この回、わたさん(ラダメス)、トウコさん(アイーダ)、檀ちゃん(アムネリス)と揃っていたのだから、『王家に捧ぐ歌』を再現して欲しかった!(どうやって?)


「殉情」/えまおゆう(絵麻緒ゆう)
(『殉情』より 2002年)

1995年に自身が主演して、2002年のトッププレお披露目公演でも再演された代表作『殉情』。ラストには紺野が登場し、「佐助、手ぇ、して!」とお芝居の一部を再現!えまおも優しく紺野の手を取り、花道を去って行きました。

良いな~、素敵だなぁ~。やっぱりこういうのを観られるのがこのイベントの良いところですよね~。


「未来へ」/姿月あさと
(『エクスカリバー』より 1998年)

第1部最後の登場は、宙組初代トップスター・姿月あさと。宙組お披露目公演となった『エクスカリバー』より「未来へ」を熱唱。

100年を迎えて、新しい時代への扉を開けようとするこの時期に、新しい組の新しい船出のために作られたこの曲はぴったりですね。


=第6場 トーク=

えまおゆう・湖月わたる・姿月あさと


ぶんちゃん(えまお)がまひるちゃんの手を取って歩いていくシーンは、MCみきさんも心を打たれたようで、袖から登場して開口一番、「ちょっと~、良かったじゃない、あれ!彼女(紺野)も袖で泣いてたわよ~」と教えてくれました。

こういう、舞台裏のちょっとした事やコンビ同士のエピソードなどをさりげなく挟んでくれるみきさん。ちゃんと舞台を観て、楽屋でのおしゃべりの中で情報を得ているのでしょうね。みきさんがMCで良かったな~と思います。

そしてみきさん、わたさんを観て、「わたるさぁ、来年くらいトップになれるんじゃないの?」と(笑)。それくらいカッコ良くて、男っぽくて、今でも素敵過ぎるわたさんです☆


=第7場 五輪の花=

蘭寿とむ・蘭乃はな・龍真咲・愛希れいか・壮一帆・愛加あゆ・柚希礼音・夢咲ねね・凰稀かなめ・実咲凛音

やはり美しいです~。基本的にこれまでは卒業生の皆さんが歌いながら銀橋を渡るという演出が続くので、本舞台を万華鏡のようにくるくると踊る5組のトップコンビの姿は、キラキラと輝いていて、うっとり。

蘭寿さんは今日もお綺麗でした☆(←定例報告)


=第8場 ドンブラコ=

出演者は4月4日に同じ

今回は、みりおくん(犬)、チギちゃん(雉)、ゆずるさん(猿)による、「ワンワン、ケンケン、キャーキャー」のコーラスが、客席から拍手をもらっていました!

それから、鬼の卷族の皆さんが何処を観てもカッコ良くて素敵で、1人ずつしっかり映して欲しかったよー!


* * * * *


これで、第1部が終演。おお!予定通り!!(笑)

取り急ぎ、こちらでいったんアップします。・・・やはり1回ではおさまりませんでした・・・orz


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