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ロリン・マゼール指揮 トスカニーニ・フィル [クラシック]

◆◆◆ ロリン・マゼール指揮 トスカニーニ・フィル ◆◆◆

2005年10月25日(火) サントリーホール 大ホール 19:00開演

曲目
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第 1幕への前奏曲
シューベルト:交響曲第7番「未完成」
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
レスピーギ:交響詩「ローマの松」

アンコール 
ビゼー:「アルルの女」より「ファランドール」
ヴェルディ:「運命の力」序曲
ヴェルディ:「オテロ」より「舞踏音楽」

*****

今回はとろりんさんの苦手分野(苦笑)、クラシック音楽のコンサートです。
クラシック音楽に関しては、知識の素地がないのですが、仕事上必要不可欠ですし、
私ももっともっと道を深めたいと思っている分野です。

今回も、『東京メトロ1周年記念コンサート』に同行してもらった親友、
ちぇぶさん(実は、ブログ内では別名で登場されていらっしゃいます♪)を
お誘いし、鑑賞してまいりました。

***

サントリーホールへは昨年1月、入社3日目に上司に連れられて
「ウィーン・シュトラウス・フェスティバル・オーケストラ ニューイヤーコンサート」
を鑑賞して以来の入場です。

この荘厳な感じが、鑑賞前の気分を否が応でも高めてくれます。

【カンゲキレポ】

モーツァルトの『ジュピター』と聞いて、「これ、平原綾香が歌ってるやつでしょ?」
と、無知っぷり炸裂の発言をしたとろりんごときに曲の解説ができるわけがないので、
(詳しくはコチラ→ http://blog.so-net.ne.jp/kangeki/2005-03-01
演奏やステージ全体から受けた印象をお伝えしますね。

ステージから伝わってきたのは、マゼールの若々しさと
奏者たちの情熱、そしてオーケストラ全体の明るく楽しい雰囲気。

開演直後、奏者が入場してそれぞれの楽器の音合わせをしますよね。
その時、奏者同士でにこやかに談笑しているのがとても印象深かったです。
世代が近い者同士の構成だったので、奏者側にも同世代同士の安心感が
あったのかな、という感じですね。

全体としては、若い奏者たちによって構成されていたと思います。
コンサートマスターも、私と同い年くらい?と思うほどに若い女性でした。

そして、万雷の拍手に迎えられて、トコトコと登場したマゼール。
私の第一印象は…
「か、かわいいぃぃぃ~~~~!!!あの歩き方、可愛い~~~っっ!!」
とろりんっ、世界のマエストロに向かって何て言う事を!!(笑)

でも、本当に可愛いんですよ~。まるでヨー○のよう。
(ヨー○、大好きです♪)
タクトの代わりにライトセー○ーを持たせてみたい、と思ったのは
私だけではないはず(笑)。

演奏の印象としては、指揮者と奏者の間で、温かい信頼関係が
しっかりと築き上げられているな、という感じ。

奏者たちからエネルギーを受けて、マゼールはどんどん若々しくなる。
そのマゼールの後を追って、オーケストラはさらにパワフルになっていく。
その拮抗が、観ていてとても刺激的で、心地よかったです。

オーケストラの雰囲気が瑞々しく、「今、この時間を楽しもう!」
という雰囲気に包まれているからか、演奏も、まろやかで軽やかな感じの
「牧神の午後への前奏曲」や、アンコール1曲目が魅力的でした。
(アンコール1曲目は、ブロードウェイ・ミュージカル『CONTACT』でも使用されています)

逆にシューベルトやワーグナーは、心構えが強い感じで、
ちょっと力が入りすぎ&勢いで演奏してしまったかな…?という感じ。

コンサートマスターの力強いヴァイオリンの演奏、フルート奏者(イケメン♪)による
絹の肌触りにも似た、柔らかくて優しくてしなやかなソロが非常に素敵でした。

***

そして何と言っても特筆なのは、マゼールのお茶目っぷり。
クライマックス、指揮に力が入ってくると、ピョン!って小さくジャンプするんです!
ノリノリになってくると、ピョン!ピョン!って、何度もジャンプしてくれるんです!
か、可愛い!!可愛すぎる~~~~~っっ!!
お家に連れて帰りたい~~~!!
(とろりん、失言連発)

1曲終わると、その中で活躍した奏者を指揮者が立たせて、その健闘を
称えたりしますよね。勿論このコンサートでも見ることができたのですが、
『牧神の午後への前奏曲』(だったと思われる)終了後、マゼールが立つように
うながしたのは、何とトライアングル奏者!!客席からも、
「そ、その人を立たせますか!?」という戸惑いにも似た拍手が(笑)。

きっとルールなどにとらわれず、自分が素敵だと思ったものを
素直に称える純粋な心があるのでしょうね。私もそうありたい、と思います。

アンコールも終わり、終演後、客席が立ち上がって出口へ向かう頃になって、
またもや舞台に姿を現してくれたお人好しっぷりが、再びとろりんの心をわしづかみ(笑)。

また聴きに行きたいです。

*****

それではちぇぶさんにご感想を…。

「フルートが良かったね~。(トライアングル奏者を立たせた)マゼールがお茶目だね。
オケの特質として、軽快な感じの作品が合ってるんだろうね。
ワーグナーとシューベルトは曲の本質が重いはずだけど、このオケが演奏すると
軽い性質を持つ曲になったし、軽やかでまろやかな質を持つ『牧神』やアンコール1曲目は
オケの特徴が生かされて良い演奏だったね」(以上、緻密な感想をとろりん語に要約)

…おお!!相変わらず表現方法が緻密なのはさすがですが、
意見はとろりんとほとんど同じじゃありませんか!!
前回よりも成長したのか、とろりん!!(←偶然ですから。)

***

気がつけば、演奏会の事よりも、如何にマゼールがお茶目だったかを
熱く語る記事になってしまいました…(苦笑)。

でも、これをきっかけに、さらにクラシック音楽にハマりそうな予感です。

歌舞伎にしろ、四季にしろ、私があるジャンルの舞台にハマる
きっかけとなるのは、1人の人間(役者)からなんですよ。
ひとりの役者さんに夢中になって、その人が出ている舞台を観ているうちに、
ある作品にめぐり逢い、それがきっかけでジャンルそのものにハマっていく…
というパターンが多いです。

今回、マゼールに出逢えたことで、新しい道が拓かれるきっかけになったかも…
と思うと、何だか嬉しくなります。何か楽しいことが起こりそう…☆☆☆

今日のお星さま…★★★★☆ (お茶目なマゼールとその仲間たちに乾杯☆)


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