☆ ライブ三昧 ☆ [ワールドミュージック]
仕事先のご厚意で、このクリスマスは2つのコンサートを楽しみました。
◆◆◆ 辛島美登里with新日本フィルハーモニー交響楽団 ◆◆◆
Symphonic Xmas Concert 2005 SILENT NIGHT
2005年12月21日(水) 東京芸術劇場 19:00開演
出演: 辛島美登里
新日本フィルハーモニー交響楽団(小松長生指揮)
スペシャルゲスト : 米良美一 星美学園小学校聖歌隊(総勢105名)
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辛島美登里と言えば、「サイレント・イブ」。
「サイレント・イブ」と言えば辛島美登里。
それくらい、この曲のインパクトは強かったですよねー。
もう10年以上前の歌ですけれども。
私が高校生の頃ですが(いかん、年齢がバレバレ)、
この頃、切ない曲調が一時期流行りましたよね。
沢田知可子の『逢いたい』とか、『ポケベルがならなくて』とか。
ポ、ポケベル…!!!時代を感じさせる響きです。
そんな辛島さんが、7年前から新日本フィルハーモニーとの共演で
クリスマスコンサートを開催していたことを、皆さんはご存じでしたか?
私は…昨年お誘いを受けるまで、知りませんでした…。
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全体の感想は、「やっぱり辛島美登里だなぁ」という感じ。
クリスマスなのに、切ない歌が多すぎます…。
印象に残ったのは、「あなたの愛になりたい」と、小田和正のカバー、
「言葉にできない」。「言葉に-」は歌詞の透明感と辛島さんの
澄明な歌声が重なって、とても素敵なひと時でした。
せっかくフルオーケストラの演奏が聴けるのだから、
もうちょっとその特徴を活かした構成にしてもよかったかな、と。
辛島さんのレパートリーをインストゥルメンタルで演奏するとか。
あまりにもバックバンドに徹しすぎていて、ちょっと気の毒かな…と思いました。
今回は、ゲストに星美学園聖歌隊の子どもたちと、米良さんが出演。
米良さんは、「リボンの騎士」を彷彿とさせる、
2段重ねのパフスリーブのフリルブラウスにゴールド玉虫ラメ
(…分かる人には分かると信じてます…)のズボンで登場。
高音と低音のこなし方が何というか、とても極端で、
「あれ~?」と思っちゃいました…(歌ったのは、もちろん「もののけ」。)
実は、この聖歌隊の子どもたちのハーモニーが素晴らしかった!!
これは新鮮な驚きでした。響かせるところはちゃんと声を響かせて、
バックコーラスに回るときはきっちりとその役目を心得ていました。
子どもたちよ、ありがとーう!!
◆◆◆ Lisa Ono Winter Bossa2005 ~X'mas Night~ 東京公演 ◆◆◆
2005年12月25日(日) Bunkamuraオーチャードホール(渋谷) 18:00開演
出演 小野リサ ほか
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クリスマスの夜(決してイブでは無いところがポイント)は、
渋谷で小野リサの歌声に酔いしれてきました。
オーチャードホールには初めて足を踏み入れたのですが、
予想以上に大きい劇場でした。一応コンサートホールなので、
オペラホール並みの空間にしてある様子です。
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日曜日の夜、という時間帯であったのが惜しかったな~と
思いますが、(←お客さんが入りにくい時間帯)
小野リサの伸びやかな歌声と、ピアノやチェロ、フルートなどの
心地よい伴奏に、一気に夢の世界へと誘われる観客達…(笑)。
ポルトガル語やスペイン語でリズミカルな歌声に耳を傾けていると、
知らないうちに何だか気持ちよくなってしまいますよね(笑)。
*
私が気に入ってしまったのは、歌もさることながら、
実は小野さんのMC。海外での生活が長かっただけ、
日本語でお話するのは得意ではない様子だったのですが、
何気ない話をふと織り交ぜたりするんですよね。
共演者を紹介するときには、今年のツアーでの様子を話したり、
曲の説明の時も、シンプルで飾り気のない口調で、
「こういう歌で…とても可愛らしい歌です」とか、何だかほのぼの☆
今回の共演は今年のツアーにも同行した方達ばかりのようで、
しっかりと小野リサの音楽をとらえている感じでした。
ですから伴奏の盛り上げ方、魅せ方も自在で、安心して聴いていられました。
自分たちの伴奏ソロの時はすっごく楽しんでいて、とても素敵☆
(そして夢の中へ…>笑)
とっても寒い東京の夜でしたが、ほんのり心温まる素敵な時間でした☆
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