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貴城けい & 紫城るい ザ・ラストデイ (1)公演編 [宝塚歌劇]

2007年2月12日(月・祝) 東京宝塚劇場 13:30開演

2007年2月12日。
この日は宙組東京公演千秋楽。歌劇ファンなら、とうとうこの日が来てしまった…という思いを持っていたのではないでしょうか。

この公演は、3代目宙組トップコンビ・貴城(たかしろ)けい&紫城(しじょう)るいにとって、宙組トップスターとしてのお披露目公演であると同時に、そのまま「サヨナラ公演」でもあったのです。

ただ、そこにいるだけで品格のある美しい男役として存在しうることのできた男役、貴城けい。男役から娘役に転向し、三拍子そろった実力とキュートな娘からしっとりと艶やかな女性まで、広い守備範囲を兼ね備えていた娘役、紫城るい。トップとしての舞台が、たった一作だけで終わるとはまさか思っていませんでしたので非常に驚き、残念に思いました。

この千秋楽の公演を、私の大切な友人のおかげで幸運にも観劇することができました。友人に、心から感謝しています。今回のレポは、残念ながらも一緒に観劇が叶わなかった友人のために、歌劇ファン生命をかけて捧げたいと思います(大げさ)。Mちゃん、あなたの期待に全身全霊をかけて応えます!!今からぶっ飛ばすよー!!(笑)。
(あ、熱いのについていかない方はまた次回お越しくださいませ…)

トップスターのサヨナラ公演では、千秋楽には特別にサヨナラショーがあります。今回のレポは、千秋楽公演につきもののちょっとしたお遊びや、そのサヨナラショーの模様、劇場周辺の様子を中心に書いておきます。公演全体の感想については、コチラでかなり激しいレポを展開しておりますので(笑)、良かったらお読みくださいませ。 

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丸の内のオフィス街で今をときめくカリスマモデル、押切もえちゃんを目撃したりして(写真撮影中みたいでした)、ちょっとテンション高めにやってきました東宝劇場。周囲には、白を基調にした服装をしたファンが目立ちます。

宝塚歌劇では、「白」は卒業のカラー。千秋楽=卒業の日には、卒業する生徒は全身白一色のファッションに身を包み、楽屋入りすることが、もはや宝塚の伝統として受け継がれています。トップスターになると、その最後の楽屋入りでも多様なセレモニーが行われ、劇場周辺はちょっとしたお祭りモードです。今でもファンの間で語り継がれる楽屋入りセレモニーとしては、白馬で登場した元星組トップスター、稔幸さんでしょうね。

そして、卒業する生徒さんのファンも同じく、白い服装に身を包んでいらっしゃいます。まるで運命共同体のような絆で結ばれているスターさんとファン。アットホームな意識の強い、宝塚歌劇ならではの光景です。千秋楽のチケットが手に入らなかったファンは、公演後に劇場前の道路で行われる「サヨナラパレード」のために、お昼から場所取りをされています。この日、この瞬間は、その時しかありませんからね。これも宝塚独特の光景でしょうね。

客席に向かうと、座席に何やらテープでとめられています。見ると、貴城さんのファンクラブから配布されたペンライト。「サヨナラショーの際に、これをふって下さい」とのメッセージが添えられていました。ああ、本当にサヨナラなんだ、と実感します。

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13時30分、まずはミュージカル『維新回天!竜馬伝』が開演。

サヨナラ公演のみならず、千秋楽ではなにかしらお遊びがつきもの。でも、品の良さがチャームポイントの貴城さんだし、何かするのかなぁ~?と思っていたのですが…結構、遊んでいらっしゃいました(笑)。それが、人をほとんど巻き込むことのないアドリブ的な動作だけなので、舞台が中断することもなく、とても好ましい感じのお遊び。思いだしつつ、ちょっと書き留めておきましょう。

■ 第1場 プロローグ ■
これはお遊びではなく、今さら気づいたことなのですが…。プロローグ、風雲の男達の群舞。竜馬が手に携えているのは、バラの花ではなく、椿の花でした…。(エピローグのよさこいでも椿でした)自分に勘違いに恥ずかしくなるどころか、「なーんだ、バラじゃなかったのかー、バラだったら良かったのに」と思ってしまった自分…。だって、羽織袴にバラの花が似合う男役は、きっと貴城が空前絶後でしょうから(笑)。

■ 第3場A 土佐勤皇党 ■
竜馬(貴城)、武市半平太(悠未ひろ)と桂小五郎(北翔海莉)との料亭の場面。いつもは一切れしかつまみ食いしない小五郎の鯛のお刺身を、今日の貴城@竜馬は、2切れ口にいれていらっしゃいました。これにはさすがの北翔@小五郎も怒りを忘れ、号泣するのみでした(笑)。

次に、色仕掛けで迫る薩摩の密偵・お蝶(美羽あさひ)との場面。眠り薬が効いて睡魔に襲われながらも、お蝶にいつも以上に大胆に抱きつこうとして、冷たくあしらわれていました。その後に続く第3場Bでは、千葉佐那子(和音美桜)にも同じ事を試みる竜馬。経験の浅い佐那子嬢には少々刺激が強すぎたようで、ものっすごく動揺していました(笑)。

■ 第5場 京の嵐 ■
竜馬とお竜が初めて出会う場面。。さりげなく沖田総司(早霧せいな)も登場します。ジョン万次郎先生(美郷真也)が沖田を見て、「ビジュアル系剣士、っちゅう感じですなっ」とポーズを決めるのですが、その時、竜馬もさりげなくビシッと決めてました。…素敵でした(笑)。

■ 第5場D 薩摩vs長州 ■
薩摩藩に攻め込まれ、長州への脱出をはかる桂小五郎の前に、西郷隆盛が降参を呼びかける(というか、挑発するというか)演説を行います。なぜか拡声器を持っているのですが、「あー、あー、ただいまマイクのテスト中、本日はー千秋楽ー」と、さりげなくアドリブを入れてました。

■ 第7場 羽織と袴 ■
竜馬とお竜(紫城るい)の寺田屋での場面。佐那子の存在に気づいたお竜が腹を立てて竜馬を突き飛ばすのですが、ふだんよりも竜馬が飛びすぎ、あわや階段から転落しそうに。お竜さんの「あぁ、びっくりした」に、客席から温かい笑いがこぼれました。

翌朝、何も言わず旅立ってしまった竜馬。彼の後を追えとせきたてる寺田屋の女将、お登勢とお竜の会話。「私かて3つか4つ若かったら、坂本はんに惚れてます」というお登勢に、お竜が「十や二十の間違いやおまへんか?」と軽口をたたくのですが、この日は「百や二百の間違いやおまへんか?」と、一気にお登勢さんが軽く日本人長寿記録を更新していました。

■ 第8場 恋のライバル ■
お竜が恋敵の佐那子と対決(?)する場面。佐那子嬢、竜馬への思いを断ち切れなかったらしく、大事にしていた桔梗紋(坂本家の紋)の袖を取り出すのに、「あ、まちがえた♡」と言っては「竜馬命♡」手ぬぐいを2枚ほど取り出しては客席にアピール。その場面の間、ずーっとふり続けていました。

■ 第9場A 長崎・グラバー邸 ■
グラバー邸で、白人の貴婦人達とデレデレする竜馬。この場面では、グラバーさんが「ミナサン、イーコソ、ヨラッシャイマシタ~~」(よーこそいらっしゃいました)とあやしい日本語を話すのですが、それを活用して、グラバー邸のメイドさん達は「いーこそ♡」と書かれたタスキを肩からかけておりました。また、貴婦人の方も「竜馬命♡」と書かれたハンカチやうちわを手にして、竜馬に熱烈アピール(笑)。

グラバーさんは、貴城さんの顔写真をくり抜いたものをスーツにつけておりました。よく見ると、海援隊の副官、陸奥陽之助(後の陸奥宗光:七帆ひかる)くんも、制服の胸に縫いつけてある海援隊の記章が、貴城さんの顔写真になっておりました。貴婦人達も、「竜馬命♡」と書かれたハンカチや旗を各自準備。お蝶ねえさんまでが「竜馬命♡」手ぬぐいをフリフリ、去っていきました。

また、おにぎりが大好きで有名な貴城にちなんでか、七帆はなぜかずーっとおむすびを手にしておりました。お芝居の片隅では、グラバーさんが貴婦人達におにぎりのむすび方を見よう見まねで教えていました。

■ 第11場A~C 大政奉還への道~決断 ■
慶喜(蘭寿とむ)との対面の場面。「欧米では、友達同士の挨拶じゃー」と、気軽に握手をして慶喜を驚かせますが、この時、慶喜サマがダンサーなのを良いことに、軽く2回ほどターンしてました。慶喜サマも、「おぉ、おぉ」と嬉しそうにリードしておいででした(笑)。おまけに投げキッスまで!!慶喜サマも「おおぅ(喜)」とご満悦(笑)。

その後、袖へ退場する竜馬に対して拍手が起きたのですが、その拍手が治まるのを待って「ハハハハ、よいよい」と、しっかりと場面を仕切って芝居を再開させた慶喜サマ、お見事でした☆その後、銀橋をわたる「負けっぷりの歌」も、最後にスッと頬に涙がつたわり、時代を動かす決断をした慶喜の苦悩と覚悟が込められていました。前回よりも力が抜けていて、格段によくなっていましたね。(←ただのらんとむ賛歌にしてしまうところ、さすがにファン馬鹿)。

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35分の休憩に続いて始まったのは、ショー、『ザ・クラシック~I LOVE CHOPIN~』。
しかし、宙組生のトップコンビへの熱い思いが、ショーのタイトルまで変えてしまいました。

新たな、そして本日限りのショーのタイトルは、『ザ・クラシック~I LOVE かしるい~』。

■ 第1場 序章(バトラー登場) ■
3番手男役、蘭寿とむを中心にして始まるナンバー。モチーフが「ショパン」なのに、なぜかベートーベンの「運命」で始まる謎についてはもう明かされることはありませんが、中堅男役スターの素敵な魅力が光る場面です。この場面から、すでに大きなプレゼントが用意されていました。

蘭寿たちは、歌詞にでてくる「クラシック」「ショパン」という言葉を全て、貴城のニックネーム「かしげさん」「かしさん」に置き換えて歌ったのです。こんな風に。↓

「♪本を読むならクラシック 歌を聴くならクラシック♪」
→「♪本を読むならかしげさん 歌を聴くならかしげさん♪」

「♪I LOVE ショパン I LOVE ショパン I LOVE ショパン 優しい人♪」
→「♪I LOVE かしさん I LOVE かしさん I LOVE かしさん 優しい人♪」

他のところも、貴城をたたえるような内容にうまいこと変更されていました。歌の最後も、「I LOVE!かしげさーん!!」とキメキメでフィニッシュ。貴城はこのことを知らされておらず、下級生からの突然のサプライズプレゼントに、スタンバイしているセットで思わず耳をそばだててしまったそうです。

■ 第2場 プロローグ(セレブレーション)A ■
純白の軍服がまぶしい貴城の登場とともに、軍服姿の男役とふわりとしたピンクのドレスの娘役たちによる群舞。卒業生の頭や胸には、同期生が用意した生花のブーケがさりげなく飾られていて、卒業への思いが高まります。

この場面、純白の美しいドレス姿で登場する紫城を優しく見つめて歌う貴城の歌詞が、何とも言えない気分になります。「♪もし ちがう時代に生まれていたら こんなに苦しまずに 愛し合えたでしょうね♪」…めぐり逢うのが遅すぎたのかもしれない、このコンビのことを象徴しているようで、なんともやるせない気持ちになってしまいます…。

■ 第5場 バトラー(A) ■
ブルーの宮廷服に身をまとった蘭寿と北翔海莉が、主題歌を歌います。ここでも、「♪I LOVE ショパン♪」から「♪I LOVE かしさん♪」へと歌詞を変更。さらに、2人が顔を付きあわせてじゃれあう場面あったのですが、ここもちょっと変更がありました。号泣する北翔の肩に手を置き、空中を指さしながら、「泣くな、貴城けいさんは永遠に輝き続けるんだ!」と励ます蘭寿。瞳をキラキラさせて、劇場のお星さまを見上げる2人の男役スターに乾杯(笑)。

■ 第6場 オーパス66(花) ■
次期宙組トップに内定している、大和悠河(やまと ゆうが)がピンの場面です。大和の衣装、ジャケットの左の襟元から裾にかけてフェルトのハートを散りばめるようにあしらってあります。バレンタイン仕様ですね♪大和に猛然とアタックしてくるポピーの妖女を演じる美郷真也さんも、ハート型の風船をくっつけて登場。ほわほわと風船が飛んでいて、かわいかったです。

■ 第11場 冬の庭園(雪) ■
中詰のダンスナンバー。貴城演じる冴えない執事が、一瞬のうちに眉目秀麗な青年に大変身して、紫城と美しいデュエットを踊る…という場面です。この日はカーテンが開き、観客の目に飛び込んできたのは、おにぎりの被り物をかぶった貴城の姿!!てっぺんには、ティアラが…。お米大好きで知られる貴城のこと、お芝居だけでなくショーでもおにぎりネタが登場するとは…。しかもその被り物、周囲も気になったらしく、その場面で貴城と絡む生徒は、みんなかぶりついていました(笑。振りですけどね)。
ここは、降り積もる雪と打ち上がる花火のコントラストが本当に美しい場面です。

■ 第14場 バトラーB ■
紫城演じる老婦人に求婚する老紳士たち(悠未、十輝いりす、七帆)。頭には第6場で頭につけているポピーの花が。そして各自が手作りのラブレターを持参し、紫城に手渡しています。紫城も嬉しそうにしわがれ声で「ありがとおぉう…」と受け取っておりました。かわいいぞ、紫城(笑)。

■ 第15場 別れの曲 (星) ■
貴城・大和・蘭寿が、がっちりと組み合って魅せる世界。ショパンとジョルジュ・サンドの激しくも儚い恋に、たった8ヶ月しか存在しえなかったこの宙組トップトリオの姿が、どうしても重なってしまいます。

「運命」という役を踊る蘭寿のダンスが、やはり出色です。こういう、舞台を手に取り、世界を支配してしまうようなダンスをさせると蘭寿は活きますね。いや、どんなダンスを踊らせても、とりあえず色っぽいしカッコイイのですが(さりげなくファン馬鹿)。

■ 第20場 フィナーレ(ザ・クラシック)A ■
甲冑をアレンジしたミニスカートの騎士(ナイト)風の衣裳に身をまとった紫城と、若手娘役6名が主題歌を歌いながら銀橋をわたります。明るくて個性的なナンバー。

ここでは、娘役さん達が紫城にサプライズプレゼント。「♪I LOVE ショパン I LOVE ショパン♪」から、「♪I LOVE るいさん I LOVE るいさん♪」と歌詞変更。紫城もこの変更は聞かされていなかった様子。フィニッシュの直前、驚いた表情を見せながらも本当に嬉しそうな、こぼれるような笑顔を娘役たちに見せた紫城。その姿に、私の胸も熱くなりました。

■ 第21場 フィナーレ(ザ・クラシック)B ■
「革命のエチュード」のドラマティックなメロディーに乗せて、シャンパンゴールドの軍服に身を包んだ貴城を逆三角形の頂点に、その他は赤の軍服を着た男役による群舞。

この時、男役達から「かしげさん!」とかけ声かかったような気がするのですが、記憶がさだかではありません。ただこの時、客席からも「かしっげさんっ」といささか間の抜けたかけ声がかかったことは確かです。舞台進行中のかけ声は禁止されているはずなのですが、サヨナラ公演になると必ず1度は話題になりますね。かけ声をかけるならば、他のファンをうならせるくらいの絶妙のタイミングを心得て欲しいものです。

■ 第22~23場 フィナーレ(ザ・クラシック)C~D ■
貴城と紫城のため息が何度も出てしまう美しいデュエットダンス。このまま時が止まってくれれば、と思ったファンもたくさんいたことでしょう。

そっと大階段を上って袖へ消えていく紫城。この影には、すでにパレードの為にスタンバイしている下級生がいるはすですが、彼女たちはどんな思いで紫城を迎えたのでしょうか…。そして銀橋でひとり、まるでこの日の為に書かれたとしか思えない「虹色の空」を歌い上げる貴城。ファンの号泣度はおそらくクライマックスです。私の隣の席に座っていた若い女性は、必死で嗚咽をかみ殺していらっしゃいました。

■ 第24場 パレード ■
今や宝塚を代表する歌姫、和音美桜(かずね みおう)がエトワール。Wトリオ(※)に選ばれている卒業生のひとり、白峰さゆりちゃんは、ここでも胸元に愛らしい生花のブーケを飾っていました。最後まで、ただただ笑顔で宙組生とファンに応える貴城と紫城。そしてその2人へ向かって、精一杯の笑顔を伝える宙組生、思いが伝わるようにと盛大な手拍子で盛り上げる観客。劇場中が、泣いて笑っていました。

(※)W(ダブル)トリオ…ショーのパレードの際に必ずと言っていいほど登場するコーラス部隊。男役1名&娘役2名のトリオが上手と下手に配置される(だからWトリオ)。注目されている若手、歌唱力に秀でている下級生が配役されることが多い。

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16時30分、様々な人々の思いを乗せて、宙組東京公演千秋楽は無事に幕を下ろしました。
さあ、ここからは、貴城と紫城の門出を祝福するセレモニー、「サヨナラショー」の幕開けです。

(続く)

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コメント 4

ラブ

うわぁ〜、また宝塚! いいなぁ、きれい…。
> 宙組トップスターとしてのお披露目公演であると同時に、
> そのまま「サヨナラ公演」でもあったのです。
え〜、トップになった途端に、引退しちゃうんですか?
そんなのあり? でも最近、トップの時間、皆短いですね。
by ラブ (2007-02-16 08:46) 

★とろりん★

ラブさま、こんにちは~☆
そうなんです、「そんなのあり!?」って感じだったのです。
数年前にも2度ありまして、この時はかなりファンの反発が
あったので、歌劇団側も、もうこういうことはしないだろう…と
思っていた矢先の出来事でした。うう、切ない…。
by ★とろりん★ (2007-02-16 10:18) 

りえたん

中継で観ました(T.T) 蘇る千秋楽のあの景色をつぶさに有り難うございます。
中継会場でも笑い&号泣でした。本当にどうしてどうして?!としかいいようがなく、この宙のトップトリオで何作かなぜできなかったの?このトップコンビの他に類をみない美形&実力を切る理由がわからない・・・と、今もなお疑問疑念の嵐。サヨナラショーの仮面のロマネスクのワンシーンのような、大人の、しっとりとした、でも情熱的な秀作でサヨナラしてほしかったですね。竜馬はとろりんさんの激辛口劇評どおり、出演者の熱演でどうにか秀作になりましたが・・・。私もこの作品、らんとむくんがタニさんをくっていたような、気がして、とむくんのよさを再認識しました。
つくづく、貴城宙が1作なんてもったいない。憤懣やるせないです。
by りえたん (2007-02-18 01:07) 

★とろりん★

りえたんさま
コメントありがとうございます。
何があったのか、どうしてこうなってしまったのか、
お2人が卒業してしまった今となってはもう言っても
仕方のないことなのですが、卒業から日を重ねるに
つれて、「もっと観たかった」という思いが強くなって
きていることは事実です。あまりにも悔しすぎるサヨナラでした。

今、私が少し心配しているのは、大げさかもしれませんが、
スターを時折、まるでチェスの駒のように扱う歌劇団自体が、
いつか同じように扱われる日が来るのではないか、と言うことです。
ファンの思いが離れない限り、そういうことは起きないでしょうが、
こういう事を繰り返せば、いつかその代償を払う時は来るでしょう。

らんとむ、男っぷりが上がりましたね~。
ファンとしては嬉しい限りです。
by ★とろりん★ (2007-02-20 12:32) 

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