東京都庭園美術館 [お散歩]
先月のことになりますが、東京都庭園美術館を訪れました。
目黒駅から歩いて約10分、首都高速目黒ICをくぐると、うっそうとした森が出現します。森を囲んでいる塀沿いに少し歩いていくと、美術館の正門が見えてきます。なんとまあ広いお庭なのでしょうか~~!!
美術館は「旧朝香宮邸」という名前が表す通り、現在は途切れた宮家の邸宅跡。アール・デコ調で彩られた室内をそのまま活かした展示を企画しています。
今回は、9月17日まで開催されている「舞台芸術の世界-ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン-」を鑑賞。幻の天才舞踊家、ニジンスキーを擁した舞踊団「バレエ・リュス」をプロデュースしたことで一躍時代の寵児となったディアギレフ。今回はバレエ・リュスで発表された作品のプログラムや衣裳を見学することができました。
当時の舞台のプログラムや、舞台デザイン画、指定生地がそのまま残されている衣裳デザイン画などの他に、実際に舞台で着用された衣裳なども見ることができます。
いちばん興味深く拝見したのは、「ニジンスキー画集」。写真技術が発展したとは言え、まだ社会全体に普及していない時代。「写真集」ではなく「画集」を製作するのがポイントです。お気に入りの役者の面影を常に側に置いておきたい…というファン心理は、昔も今も健在ですね。
展示の詳細についてはmamiさまのブログ、「みみずく通信」にて簡潔に紹介されておりますので、ぜひとも足を伸ばしてみてくださいね。
展示を見ながら、美術館の内部もたっぶり見学しました。ゴージャスなのにシック、華やかなのに落ち着いた装飾と空間は、歩いて見ているだけで本当に優雅な気持ちになります。まさに、この建物自体が美術品ですね。
今回は美術館の前の庭園とお茶室をちょこっと拝見しただけでしたので、次回は庭園もゆっくりと散策してみたいですね。
☆オマケ☆
門の前でず~っとお座りしていた猫ちゃん。入ったときも出たときもそこにいました。番犬ならぬ、番猫…。
とろりんさん、こんばんは。
なかなか充実した展覧会でしたよね。私も「ニジンスキー画集」には見とれました。これの復刻版があったら欲しいな~、なんて思いました。
この美術館は建物自体がとても素敵ですよね。日本にもこんなアールデコの邸宅があったんだ、と感動してしまいます。
こちらからもTBさせていただきます。
by mami (2007-09-11 17:40)
mamiさま、
こんばんは。庭園美術館は初めて訪れたのですが、本当に素敵な建物ですよね。お部屋を見ているだけでも楽しいのに、豪華な展示品が並び、本当に豊かな気持ちになりました。何度も足を運びたくなる場所ですね。
by ★とろりん★ (2007-09-11 22:39)