歌舞伎座の天井 [歌舞伎]
3月、歌舞伎座へ行きました。席は、3等席の下手寄り。
きの音が鳴って、あと少しで開演…という時。ふと見上げた天井で、あることに気付きました。
天井と梁が垂直に交わる部分。数多の傷がついているのが、おわかりいただけますでしょうか。
最初は、「なんであそこだけ、傷がたくさんついているんだろう」と不思議に思っていたのですが、しばらくしてハッと思い当りました。
この梁の真下は、ちょうど花道がはしっています。私がこの日座っていたのは、宙乗りのある舞台がかかった時に、鳥屋として使われていたスペース。 とすると、あの傷宙乗りする役者さんを支えるワイヤーロープや、それを操作する機械などを引っかけた際にできた傷なのではないか、と。
きの音が鳴って、あと少しで開演…という時。ふと見上げた天井で、あることに気付きました。
天井と梁が垂直に交わる部分。数多の傷がついているのが、おわかりいただけますでしょうか。
最初は、「なんであそこだけ、傷がたくさんついているんだろう」と不思議に思っていたのですが、しばらくしてハッと思い当りました。
この梁の真下は、ちょうど花道がはしっています。私がこの日座っていたのは、宙乗りのある舞台がかかった時に、鳥屋として使われていたスペース。 とすると、あの傷宙乗りする役者さんを支えるワイヤーロープや、それを操作する機械などを引っかけた際にできた傷なのではないか、と。
素晴らしい舞台にするために、役者さん、裏方さんはもちろん、劇場もがんばってきたんだなぁ…と思うと、言葉にならない愛しさがこみあげてきてしまって、思わず開演前からホロリ。最近、涙もろいですねぇ…(汗)。
歌舞伎座最後の興行も、あと1週間あまり。きっと劇場中が、クライマックスに向けて何とも言えない空気に満ちていることでしょうね。
歌舞伎座最後の興行も、あと1週間あまり。きっと劇場中が、クライマックスに向けて何とも言えない空気に満ちていることでしょうね。
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