風に吹かれ行くだけさ ~城ヶ島~ [お散歩]
「海が見たい」。
突然そう思い立って、海にやってきました。
東京から電車とバスを乗り継いで約2時間。やってきたのは、三浦半島の先端にある城ヶ島。東京湾と相模湾、そして太平洋を一望できるところです。
京急三崎口から出ているバスに乗り、終点「城ヶ島」で下車。港の裏手にあるホテルで、ハイキングコースのマップをもらいました。
ハイキングコースと言いましても、きちんと整備された道があるわけではなく、岩肌の露出した磯浜や土の感触が伝わる山道を歩く、結構サバイバルな道のりでした。
でも、底まで透き通って見える海や、セミの大音量、波の音、熱を含んだ潮風・・・手つかずの自然をたくさん感じることができました。
1羽のトンビ。そのまっすぐな視線の先には、何があるのかな・・・。
波の形に洗われた、独特の岩肌。
樹と夏草で作られたトンネル。
人が1人、やっと通れるくらいの広さです。
この両側から、セミの鳴き声が大合唱となって空気を震わせています。生まれて初めて、「セミの声」に恐怖を感じたほどの、大音量。
こういう道を、しばらく歩き続けます。
すると、急に視界が開けて、潮風が吹き抜けました。
海と再会です。
ここで、ひとりのおじいさんと出逢いました。
横須賀から来られたその方は、ラジコンの飛行機を飛ばせるために来たのだとか。ひとしきりお話をして、道の説明もしてもらって、またお散歩を再開。
おじいさんの説明通りに歩いて行くと、海辺へ下りる小道を発見。かなり険しい道に注意しながら下りていきます。
また、崖の上から見るのとは違う海の景色が待っています。
「馬の背の洞門」と呼ばれている洞穴。
長い年月をかけて波や風雨によって浸食されていって作られる海蝕洞穴です。
「馬の背の洞門」を上から見たところ。
ふと振り返ると、赤と白の小さな飛行機が、青空にひらめいていました。
崖上には、先ほどお話したおじいさんの姿が、小さく小さく見えます。
大きく両手を振ってみると、それに応えるかのように、飛行機はひらりと翼をきらめかせました。そしてずっと、広い青空を気持ちよさそうに泳いでいました。
もう少し、城ヶ島でのお散歩は続きます。
こんにちは~
いいお天気できれいな景色ですね♪
お花もとても可愛らしいです^^
by トイプードル (2011-08-11 17:02)
トイプードルさま、
コメント、ありがとうございます!!
本当は、海から朝日が昇る時間に行きたかったのですが、ちょっと寝坊してしまいました。今度は、夕陽の沈む海を見に行きたいなと思っています。
写真のお花はオシロイバナです。他にもハマユウやハマヒルガオ、ユリなど、様々なお花がところどころに咲いていて、サバイバル散歩の合間に心なごませてくれました。
by ★とろりん★ (2011-08-11 22:10)
ものすごい唐突に海へいったんですね 笑
素敵な写真に素敵な記事・・・写真付きの小説家とかになれそうですね!笑
by あんどーなつ (2011-08-13 11:37)
あんどーなつさま、
コメント、ありがとうございます!!
そうなんです、年に一度、唐突に思い立って遠出したくなることがあるんです。これまで、奥多摩にある鍾乳洞や北海道の旭山動物園に、突然1人で行ったりしました(苦笑)。
写真記事とカンゲキ記事と嵐記事・・・記事のカテゴリーによって、だいぶテンションが違うことに、最近やっと自覚するようになりました(苦笑)。
写真は、ブログにアップする以上は多くの方の目にふれるので、できるだけ綺麗に撮りたいと思って、そこは自分なりに気をつけています。持っているカメラが普通のデジカメですから限界はあるのですけれどね。
これからも楽しんでいただけるような写真を掲載できるよう、がんばります!
by ★とろりん★ (2011-08-13 21:41)