光と影その向こうへ

熊本の旅から帰ってきて、とんぼ返りで再び空の旅へ。

台風4号が接近しつつある空の上は、様々な形や色の雲の青がせめぎ合っています。



空の高い位置で、天女の羽衣のように軽やかに舞い遊ぶ白い雲と、その姿を見守るかのように低い位置の沈む、こんもりとした厚い雲。



西陽に照らされて、陰影がくっきりと浮かび上がっています。



山脈の稜線には、うっすらと残る雪の路。

この下には、目にも鮮やかな緑の絨毯が広がる山々がそれぞれ重なるように裾を広げていて、それは圧巻。深く鮮やかな緑に埋め尽くされた山々の上を飛ぶ時ほど、「日本の空」を旅していると実感する瞬間はありません。



山々の合間に出来たくぼ地にうっすらと溜まる薄雲。まるで深い深い湖のようです。



雲の隙間からゆらめく光のカーテン。



太陽の光が雲に反射してできた「もうひとつの太陽」と、反射してかすかに見えたブロッケン現象。神秘的ですね。

約2時間かけて突き抜けた光と影の向こうに、もうすぐ長崎の地が見えてきます。





長崎はお昼過ぎに台風4号が最接近するとの予報が出ており、フェリーや飛行機の欠航も相次いでいます。先ほどから大粒の雨が降り始めました。本州には今夜から明日にかけて最接近・上陸する可能性もあるとか。皆さまも、どうぞお気をつけてお出かけください。

コメント 2

空のお写真・・なんて表現すればいいのでしょう、語彙のとぼしい私には表現のしようのない美しさです。こんなお空ならいつまでも飛びつづけて眺めていたくなるのでは～と感じましたデス。
空・・というより宇宙を感じる色・カタチ・組み合わせ・・・宇宙にぽっかり浮かんだ地球を感じることができて・・ありがたいお写真です。
続けざまの台風襲来ですが　順調に旅されていますか？どうぞお気をつけて。
by みく (2012-06-21 20:11) 

みくさま、

コメント、ありがとうございます!!

長崎の旅も折り返し地点を過ぎました。自他共に認める"嵐を呼ぶ女"として、台風や梅雨前線には悩まされましたが、行程を変更することもなく、なんとか順調に旅を続けております。

みくさまのおっしゃる通り、いつまでも飛び続けていたいと思ってしまう、空の世界。どんなに疲れていても、飛行機から空を眺めているだけでやる気がわいてきたり、気持ちが軽くなったりします。

長崎の旅も、あと1週間。頑張ってきまーす！みくさまも、体調を崩されませんようお気をつけてお過ごしくださいね。
by ★とろりん★ (2012-06-22 21:50)