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Salon de Takarazuka プチミュージアム 花組公演企画展示 [宝塚歌劇]

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宝塚大劇場内にある、「Salon de Takarazuka プチミュージアム」。

大劇場公演で上演中の組の前回公演の衣装や小道具、舞台写真などが展示されているほか、稽古場映像を鑑賞できるモニター、宝塚歌劇の歴史年表、2001年以降に退団した歴代トップスターの手形などが展示されています。

今回の企画展示は、もちろん花組!しかも大好きなショー『CONGA!!』の展示なので、張り切って見学してまいりました~[るんるん](あ、もちろん『星の王子さま』)


まずは、『星の王子さま』コーナーから見学。(←もはや公演名が違う)

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これが、「ら、蘭寿さん・・・!!想像の斜め上をいく似合いっぷり・・・!!」と、全宝塚ファンを震撼させた「星の王子さま」の衣装。

誰もが一度はご覧になったことがあるであろう、原作本の表紙にて登場する「星の王子さま」のあの有名なコスチュームに、宝塚歌劇団が誇る衣装デザイナー・任田幾英氏が挑戦。世間的なイメージを壊すことなく、宝塚らしい上品で夢々しい衣装が誕生しました。


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肩章の星や、ローブの裾も原画に忠実に再現しつつ、舞台映えするような華やかさが加えられています。

上着にも青い石や☆型のクリスタルを取り付けられていて、眺めているだけで宇宙的なイメージが膨らみます。

いや~、それにしても、このお衣装を着た蘭寿さん、ピュアでキラッキラ☆の笑顔があまりにも純粋無垢で、客席から観ているだけで癒されましたね~。十数分後に熱く官能的なタンゴを踊る人と同一人物とは全然思えませんでしたね~。


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こちらは蘭乃はなちゃんがプロローグで演じた「バラの花」の衣装。

花びらのようにカッティングされた布が幾重にも重ねられていて、またオーロラの石やラインストーンが美しく施されています。


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ヘッドアクセサリーには、頭頂部からラインストーンがぐるりと取り付けられています。

大きな襟の部分もラインストーンだけでなく、ブルーやオレンジが入った布で作られたバラの花の飾りがいくつも縫い付けられています。ローズ系の色だけでなく、こういった色味も加えることで、より衣装が立体的に華やかに見えますね。


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こちらは、サン=テグジュペリが着用していた操縦服。

この衣装を着て、愛機の翼の上で勇ましく歌う蘭寿さん、カッコよかったなぁ~☆


さてさて、続いては『CONGA!!』コーナーへ、レッツゴー☆

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プロローグの衣装と、活躍していた蘭の花の舞台装置。

白地に金色と茶色という配色が、個人的には珍しく感じた一着。情熱的なプロローグだけど、シックで大人の魅力あふれる場面でした。やっぱり、舞台において衣装が与える視覚的な影響って大きいですよね。


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蘭寿さん着用の衣装を、別アングルから。

この衣装を見つめるだけで、主題歌が脳内を駆け巡ります(笑)。ドゥルセノ~チェ~[るんるん]


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こちらは、「ブリガ・デ・ムズィカ」の場面で、らんちゃん(蘭乃)が着用した衣装。

このピンクの衣装、とってもキュートでらんちゃんに似合っていましたよね!かつらやヘッドアクセもピンクで統一されていて、観るたびにデレデレしていました(笑)。


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ドレスの胴部分。

金や銀、ピンクのスパンコールやビーズが丁寧に縫い付けられています。このお衣装がタコ足部分もすごく可愛くてね~☆タコ足の先1本1本にラインストーンと飾りがつけられていて、本当に手の込んだ衣装です。


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らんちゃんが手に持っていたステッキ。

先端は、ちゃんと音符の形をしているんですよ~[るんるん]

まるでキャンディのような可愛らしさですが、こちらもビーズやラインストーンが取り付けてあるので、持ってみたら思った以上に「ズシッ」と重くて、ちょっとびっくりしました。


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「マチョ・ロマンティスモ」で、らんとむが着用した衣装。

一見、他の衣装に比べるととてもシンプルに見えますが、生地にこだわりが見えます。腰に巻いているストールや上着に襟部分に縁どりされている青色の生地とか、よく見ると透かし模様が入っているんですよね。

あ~、この時のらんとむも、ダンスがめちゃくちゃカッコ良かったですよね~☆


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中詰「アニマルサルバヘ・フェスタ」にて、ラオン(蘭寿)とレオパルド女(華形ひかる)の衣装。

これもまた、芸が細かいっっ!!らんとむ超セクシーじゃった!!みつるくん色っぽかった!(←私情)


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何色ものラインストーンやスパンコールが、すごく丁寧に緻密に縫い付けられています。

ちなみに宝塚歌劇団では、公演で使用する衣装は全て手作りです。劇場内に「衣装部」という部署があり、そこで毎日、約50名のスタッフが、生徒ひとりひとりの体型に合わせて1着1着、手作りしていくのです。


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裾部分には、まるでアフリカの伝統工芸のような模様が、これまたスパンコールでほどこされています。

この繊細な職人芸・・・!!泣く・・・!!・゚・(ノД`;)・゚・エーン←感涙


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そして、パレードの衣装。


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黒シャツのフリルに金糸を縁取りするだけで、存在感が際立ちますね。

ジャケットも、流れるようなカーブの刺繍や飾りがバランス良く配置されていますし、腰のサッシュの斜めストライプも何色も使われているし・・・。本当に、凄いですよね~・・・。見れば見るほど、そのきめ細やかな手作業と職人芸の数々にため息が出ます。


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蘭の花があしらわれたシャンシャン☆

よ~く見ると、蘭の他にも、銀の飾りの影にポンポンギク(かな?)のお花が!可愛い~!!


久しぶりにプチミュージアムを訪れましたが、舞台はキャストだけではなく、こういった多くの職人さんや専門家によって成立する総合芸術なのだと言う事を再認識し、感動を新たにしました。

次回展示は3月15日(金)から。宙組公演特集とベルばら特集が展示されるようですよ。


★Salon de Takarazuka プチミュージアム★

宝塚大劇場2階(レビューショップ「キャトルレーヴ」内にある階段から入るのがいちばん簡単です)

★開場時間★
宝塚大劇場公演日 
1回公演時/10:00~17:00
2回公演時/9:30~18:30

★休館日★
宝塚大劇場休演日 

★入館料★
400円 (税込・小学生から有料)

★問い合わせ先★
宝塚歌劇インフォメーションセンター
0570-00-5100
(10:00~17:00/水曜日定休)


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ぱぷわん

とろりんさま

こちらにお邪魔するとプチミュージアムでの感動がもう一度☆
いえ、自分で見た時よりも解説付きで楽しめます。
写真も綺麗に撮られていてすごいです。

「マチョ・ロマンティスモ」のシーンは格好良かったですね♪
ポストカード買っちゃいました。
大勢の男役さんが一列で客席にぶわ~っと走ってくるのが斬新でした。

水色の総スパンのお衣装も見たかったです。
大階段での蘭とむ様の男役の極めっぷりに感動しました。
あのシーンを見て「蘭ドレを見よう」と思い、蘭ドレ見てハマっちゃいましたね。

by ぱぷわん (2013-03-14 23:26) 

★とろりん★

ぱぷわんさま、

コメントありがとうございます。

プチミュージアムに行ったのは、何年ぶりかな?ちゃんと入場して回ったのは、おそらく6年ぶり(『バレンシアの熱い花』以来)かも…。ひゃー、光陰矢のごとし!

そうそう、「バイラ!コンガ!」の衣装も展示して欲しかったですよね~!あの衣装、大好きでした。宝塚グラフの「ザ・コスチューム」で「珍しく四角形のスパンコールを使用している」と紹介されていたので、どんな風に縫い付けられているのか、フリルもどうなっているのか興味津津で、ぜひ間近で見てみたかったのですが・・・。きっと、蘭寿さんが約2ヵ月半、全身全霊で踊りまくった結果、衣装の傷みが激しくて展示できなかったのでは・・・と推測しています(笑)。
by ★とろりん★ (2013-03-15 10:54) 

ぱぷわん

とろりんさま

こんばんは☆

そうですね。傷みが激しすぎると展示できないですよね。

千秋楽も終わり、数日まゆさんの姿を見ることなく過ぎ、私も落ち着いてきたなぁと思ってました。。。。が、
タカラヅカニュース「言の葉」コーナーに七海ひろきさんが出てらして、映像にバレンシアの熱い花のラモンのお姿でまゆさんが現われて"ドキ~ン"としてしまいました(笑)
不意打ちで、ちっとも落ち着いてない自分を思い知らされました;

七海ひろきさんの大劇場での初台詞だった(と思います)らしいですが、声だけでご本人は映ってませんでした。
by ぱぷわん (2013-03-18 23:05) 

★とろりん★

ぱぷわんさま、

コメントありがとうございます。

不意打ちで好きな人の姿を目にするときほど、激しく狼狽することはありませんよね。よくわかります(笑)。

昨日は『戦国BASARA』制作発表会もありましたし、4月にはさっそく『オーシャンズ11』DVDも発売されますし、らんとむファンはこれからも一息つくひまはありませんよ~!

by ★とろりん★ (2013-03-19 10:37) 

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