やちむん(壺屋焼) 「陶芸 城」 [お気に入り]
「壺屋焼(やちむん)」は、12~13世紀頃からの歴史を持つ、沖縄伝統の陶芸です。
読谷村にある「やちむんの里」には、共同の登り窯をはじめ、陶芸家の工房や共同売店が集まっています。デザインや図柄もダイナミックなものからポップなものまで多彩で、ひとつひとつの工房を見学していると、とても1日では足りません。
初めて訪れた時は、まるで宝の箱の中を歩き回っているような気持ちがしたものです。
その時の記事はコチラから
中でも私がお気に入りなのが、沖縄県で初めて人間国宝の指定を受けた陶芸家・金城次郎(1912-2004)の一門で、次郎の弟である金城敏徳さんと、その息子で次郎の又甥に当たる金城敏幸さんの工房「陶芸 城」。ちなみに敏幸さんは、次郎さんにとって最後のお弟子さんでもあります。
初めて手に触れた時からベタ惚れなくらい、金城一門の特徴的な「魚文」と、鮮やかで迫力のある赤絵が大好きなのです。今回はまだ熱に浮かされていたからか(←インフルエンザ終末期)、思わず血迷って大量に買い込んでしまいました(笑)。
今回の戦利品がこちら~♪
う~ん・・・こうして並べて見ると、我ながらいっぱい買い込んだものだ・・・(^_^;)
そばちょこ。
でも私・・・家でそんなにざる蕎麦を食べない事にいま気付いた・・・!!でも、丸みのあるフォルムと手に取った時の馴染み感、そして生き生きとしたお魚さんの表情がとても素敵で、ついついペア買い。ち、ちょっとした小鉢にして使おうかな・・・(笑)。
マグカップ。
こちらは以前にも同じデザインのものを購入したのですが、ヘビロテしているうちにひびが入ってきてしまい・・・。未来の2代目として連れてきました。
ようじ壺。
私は爪楊枝はあまり使わないから…何を入れようかな~♪
よ~く見ると、どのお魚も少し口角が上がって、笑っているように見えませんか?これが次郎氏の代表的な「笑う魚文」なのだそうです。
カップ&ソーサー。
私、実はこのソーサーの赤がいたく気に入りまして…。悩んで悩んで悩み抜いたあげく、首里城の屋根から飛び降りる気持ちで(笑)えいやっ!と購入しました。
お茶碗と一緒に。
大きさと言い、デザインと言い、きっとお菓子を少し載せていただくのに合うだろうな~と思います。
というわけで、さっそくチャレンジしました(*^_^*)。
沖縄県うるま市にある「プティ・フール」さんのチョコチップクッキーとココナッツクッキーを。
うんうん、素敵すてき☆(←自己満足)
お茶碗の中には、勢いよく跳ね上がる「笑う魚」。
この迫力と躍動感、やはり素晴らしい!!ご飯もいっぱいおかわりしちゃいそうです(笑)。
器自体はしっかりと丁寧な作り。重厚感のある見かけとは違って軽くて持ちやすいですし、使えば使うほど手に馴染んできます。大切に使いたいと思います。
沖縄観光の際には、ぜひ読谷村「やちむんの里」にも足を運んでみてください。一生大事にしたい器との出逢いが待っているかも知れませんよ。
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