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劇団四季 『キャッツ』 横浜公演 [劇団四季]

2010年1月3日(日) キャノン・キャッツ・シアター 14:00開演の部

今年のカンゲキ初めはどうしようか・・・歌舞伎・・・宝塚・・・能狂言・・・と、色々と迷ったのですが、やはり今年はカンゲキ人生の原点ともなった「キャッツ」から!!という事で、横浜で公演中のキャッツシアターへやってまいりました。

ミュージカル『キャッツ』は、昨年4月まで東京・五反田の特設劇場「五反田キャッツシアター」で千秋楽を迎えたのち、新たな特設劇場「キャノン・キャッツ・シアター」を横浜・みなとみらい21地区に建設。昨年11月からここでロングラン公演を始めています。

お正月三が日に観劇したので、劇場からお年賀をいただきました。

CA393086.JPG
ポケットカレンダー。裏はポスターのデザインです。

キャッツのあらすじは劇団四季ステージガイドにて各自ご覧ください(すみません、丸投げで)。「ネーミング・オブ・キャッツ」では、猫たちそれぞれの紹介と名前の由来がわかります。

今回も目についたこと、思ったこと、猫(出演者)さんたちの萌えポイントなど(笑)、箇条書きで書き留めておきたいと思いま~す[るんるん]


[猫]キャノン・キャッツ・シアター

キャッツ横浜公園のために新しく作られた、キャノン・キャッツ・シアター。五反田のシアターにあった2階席、ジェリクルギャラリー(詳しくはコチラの記事へ)はなくなりましたが、回転席(詳しくはコチラの記事へ)は健在です。

今回は、C席で観劇。6列目のいちばんはじっこでしや。気のせいでしょうか、はたまた端のお席だったから特にそう感じたのかもしれませんが、ちょっと舞台が遠く感じたんですよね。舞台装置と客席の設置に、少し距離を置いているのかもしれません。

私が座っていた下手端の席は、通路を挟んで花道があり、花道の壁には円形に大きく切り取られた窓が2つあって、そこから猫の皆さんも自由に出入り出来るようになっています。その、お席と花道の間の通路が、五反田の時よりも若干広くとられていたのではないかなぁと。

なので、最初はそういうことも気になって割と冷静に観劇していたのですが、そのうちお約束通りどんどんノリノリになっていって、最後はすんごい笑顔でした(笑)。


[猫]ご当地もの。

キャッツは都会のゴミ捨て場が舞台とされているので、舞台だけではなく客席全体がゴミに覆われています。その大きさも、猫から見た視点で作られているので、通常サイズの3倍ほどの大きさ。工夫され、作り込まれたゴミは、ひとつひとつが芸術品のようです。

このゴミの中には毎回、公演地にちなんだ「ご当地ゴミ」が紛れ込んでいることでも有名。今回は、横浜Fマリノスの「マリノス君」、横浜開港博の「たねまる」、崎陽軒のシウマイ弁当の空き箱、雑誌「Yokohama Walker」などがうち捨ててありました。

特に「Yokohama Walker」は、すんごい手の込んだ作りようです。表紙が大人気のツッパリ猫、ラム・タム・タガー。最終ページにはキャッツ占いに、なぜかユニットを組んでメジャーデビューしたボンバルリーナ&ディミータのアルバム宣伝も載っています(笑)。これが、「着うた配信中!」とかQRコードとかも記載してあって、本格的。もはや職人芸です。

他には、公演地と上演期間、上演回数と劇場の全体写真がすべて記録されている古いアルバムもあります。これは・・・これは捨てたら、あかんやろ・・・!!

(客席内と舞台は写真撮影は禁止です。心のフィルムに焼き付けましょうね☆)


もうひとつのご当地もの、それがキャッツトレイン!!

第2幕、鉄道猫スキンブルシャンクスのナンバーで猫たちがゴミ捨て場の中から各々道具を持ち出し、舞台上に汽車を作り上げてしまうのです。煙突の部分は、フロアスタンドライトが使われていたのですが、今回は「みなと・ヨコハマ」をイメージさせるガス燈に、車輪には浮き輪が使われていました。

ちなみに、これまで役目を務めていたフロアスタンドライトは、さりげなく客席内のゴミの中に紛れ込んでいました。・・・リサイクル・・・?


[猫]ヴィクトリアとギルバートとわたし

キャッツの中でもひときわ目を惹く美しい白猫、ヴィクトリア。オープニングの一場面、月光を浴びてただ一匹、ゆったりと踊る姿は本当に神秘的です。

冒頭、猫たちが客席に降りてきて展開する「ネーミング・オブ・キャッツ」。

この場面で、わわわわワタクシ、ヴィクトリアにロックオンされちゃいましたー!!きゃあぁぁぁあ!!

最初、ボケーッとしつつ、どの猫が客席のどの辺りを巡回しているのかキョロキョロとリサーチして、一段落して舞台の方へと座り直したら、目の前にヴィクトリアが。

最初は夢を見ているような感覚でボケーッと、あ~、ヴィクトリアや~、顔ちっちゃいな~、スタイルめっちゃいいな~、ほんまに綺麗やなぁ~とそんなことを思っていたのですが、そのうちようやく覚醒。

「・・・ちょっと待って?あれ、ヴィクトリアやんな?こっち見てるよな?うおあぉぉぉお!!ヴィクトリアにすんごい見つめられてる!!見つめられてるよあたし!!」と、状況を理解した瞬間に取り乱し初め、どうして良いか解らなくなり、鼻の下を伸ばしたまま、顔が固まってしまいました(爆)。

いやぁ・・・ネーミング、相変わらず油断出来ないですね・・・。

ヴィクトリアと私の密時(爆)は続き、第2幕。アナウンスが入り、客電が落ちる前から既に舞台上には猫が登場しています。

「客席内での飲食はお断りしております」とのアナウンスがあったにもかかわらず、のどが何だかカラカラとしていたので、思わずのどアメを口の中に放り込んだ私。

もごもごと口を動かしながら、ふと横にあった円形の窓を見ると、こっちをのぞき込むようにしてヴィクトリアが見つめていました(爆)。

「食べちゃったでしょ?ねぇ、何か食べちゃったでしょ?」とでも言いたげに、窓の枠にちょこんと前肢を乗せて、じいぃぃっとコチラを見つめるヴィクトリア。すっごい綺麗でしたー!!

でもこの時は、一瞬アメをのどに詰まらせそうになりました(笑)。

で、横にあるもうひとつの窓をみたら・・・今度はギルバートが「食べたでしょ?」って感じで見てました(笑)。

皆さん、客席内では飲食禁止ですよ~!(肝に銘じた人)


[猫](個人的に)史上最強のボンバルリーナ&ディミータ

今回、ボンバルリーナを演じたのは西村麗子、ディミータは団こと葉(だん・ことば)。この2人による2匹のコンビネーションが、もう抜群!!個人的には史上最強のセクシーダイナマイツコンビです。

「bomb(爆弾)」と「ballerina(バレリーナ)」という言葉を掛け合わせた名前を持つボンバルリーナ。まさにその名前の通り、グラマラスでありながらギュギュッと引き締まったボディで舞台狭しと踊り抜ける様子は美しくてダイナミック。リフトをされてもまったくからだがぶれないまま、体勢を難なく変えてしまえるのです。素晴らしかったです。

ボンバルリーナと対をはるのは、キャッツの中でもひときわ鋭い感覚を持つとされるディミータ。弾けるようなダイナミックなダンスのボンバルリーナとは対照的に、鍛え抜かれた無駄のない身体で、空気を切り裂くようにしなやかでキレのあるダンスは最高です。

この2匹がメインとなるナンバー「マキャヴィティ」は、ほんっとうに大迫力でした。素敵だ・・・素敵すぎるよ、ボンバ&ディミ!!

そう言えば、先述した「Yokohama Walker」の記事。ユニットを組んでメジャーデビューしたことになっているボンバルリーナ&ディミータのページに、デビューアルバムの収録曲が掲載されています(こんなところまで凝っている)。そのうちの1曲のタイトルが・・・


「あたしら最高」


次の瞬間、その場でくずおれて笑い転げそうになるのを必死で制しつつも、肩の震えが止まらない自分がいました。自分たちで「最高」と言い切ってしまえるボンバ&ディミ・・・面白すぎる・・・。

私も、今年のセルフテーマは「あたし最高」でいこうと思います(爆)。


[猫]もっとラブラブするように。(謎)

キャッツ最大の(とろりんさん的)萌えポイントのひとつが、双子の兄妹猫タンブルブルータスカッサンドラのラブラブっぷり(もとい、カッサンドラの甘えっぷりと、ブルータスのかいがいしい世話焼きっぷり)。

第1幕クライマックスのジェリクルボウルで見せる美しいデュエットダンスは、ため息が出るほど美しい場面のひとつ。そして第2幕冒頭、ジェリーロラムが劇場猫ガスを紹介しながら歌うシーン。上手端でぴっとりとくっついているのですが、ここで先ほどのラブラブっぷりが炸裂(笑)。

するはずだったのですが・・・今回は、今までよりもラブラブっぷりが若干薄めで、ちょっと欲求不満(爆)。肩を寄せ合ってはいても、何だかよそよそしいと言うか・・・。

タンブルブルータスを演じていたのは川野翔。真面目な兄さん猫は、ジェリーロラムの歌を真剣に聞いてました(苦笑)。

川野さん、もっとカッサンドラをいたわってやらないかん!!岩崎(晋也)タンブルは、カッサンドラを毛づくろいしてあげたり、額の汗をふきふきしてあげたり、腕枕してあげたり、それはそれはまめまめしくカッサの世話を焼いておったぞ!!そんな兄妹愛に萌えるファンが劇場の何割を占めていたことか(少数派)。

というわけで、次は頼んだぞ、川野さん!!(そんなこと要求されても)(すんごい迷惑)あ、カーテンコールでは手を振ってくれてありがとうございましたっ!!(微妙にファンレター化)

でもでも、五反田の劇場では完全に見切れてしまっていたデュエットダンスが、横浜では少しだけ(上半身)見ることができて、すごく嬉しかったです。

[猫]マジカル・岩崎ミストフェリーズ

で、先ほど突然名前が浮上した岩崎晋也さん。五反田公演ではタンブルブルータスを多く演じておられましたが、この横浜公演からは、ミストフェリーズをメインに演じることになった模様。

五反田では岩崎さんのタンブルブルータスの力強さと優しさのギャップにメロメロウハウハだったワタクシ、岩崎さんがメインメンバーの1人であるミストフェリーズを演じられている姿に、「いやぁ、大きくならはって・・・」と、妙な親心全開(笑)。

岩崎ミストは、タンブルの時と同様、力強さと優しさを兼ね備えていて、見どころの32回転も美しく決まって、すっごくすっごく素敵でしたー!!(ただのファン馬鹿)

岩崎タンブル見たさに五反田に通っていた私、今度は岩崎ミスト見たさに横浜に通っているかもしれません・・・。

(とろりんさんが岩崎晋也さんをこよなく愛している理由はコチラの記事をご覧下さい。)

[猫]カーテンコール

C席なので握手の機会はないかも~・・・と思いつつ、満面の笑顔で手拍子していると、後方列からシジェミマがやってきて、握手してくれました~!!わぁい、嬉しいなぁ☆

よっぽどすんごい笑顔だったらしく、後ろから私の顔をひょこっとのぞき込んできたジェミマ、「あらまっ、ものすごく笑ってるわよこの人」みたいな感じで一瞬のけぞっていました(笑)。

カーテンコールは3回くらいで、タガー締めはありませんでしたが、タンブルとランペルティーザに手を振ってもらえたので、満足☆

C席は、舞台を真横から観るような構造になっているのですね。上手と下手、どちら側が良いかは、どの猫がどの場面でどのポジションにいるか、各自の萌えポイントによると思います。

例えば、クライマックスのシラバブとグリザベラのシーン、ラム・タム・タガーとボンバルリーナによる大人のラブシーン(爆)、グリドルボーンの登場シーンが好きな方は下手が良いかなと思いますし、ジェニエニドッツの登場シーン、グリザベラの動きをなどを楽しみにされている方は、上手側が良いかな、と思います。


さぁ、今回も語り尽くしてしまいました(笑)。

今回もロングラン公演予定の横浜キャッツ。回転席もジェリクルギャラリーも経験させてもらったとろりんさんが、最後に狙う野望はあと2つ。ひとつは回転席最前列で観劇~☆(今まで2列目が最高)

あとひとつは、


[ぴかぴか(新しい)]タガー連れ去り[ぴかぴか(新しい)]


これしかありませんっ!!

キャッツを観たことがない方にご説明しますと、ラム・タム・タガーのナンバーの途中で、タガーが客席からお客さん(女性に限る)を1人、強引に舞台へと引っ張り上げて一緒にダンスを踊るのです。これをファンの間では「連れ去り」と呼びます。

・・・まぁ、これはタイミングと運しかありませんので、キャッツ永遠の野望ということにしておきたいと思います。


いかがでしたでしょうか、お正月キャッツレポ。相変わらずこんなナチュラルハイなテンション(?)で、今年もカンゲキライフを楽しみたいと思います。

★1月3日の出演者★

グリザベラ/木村智秋

ジェリーロラム=グリドルボーン/朴 慶弥
ジェニエニドッツ/鈴木由佳乃
ランペルティーザ/愛沢えりや
ディミータ/団 こと葉
ボンバルリーナ/西村麗子
シラバブ/五所真理子
タントミール/原田真由子
ジェミマ/王 クン
ヴィクトリア/斉藤美絵子
カッサンドラ/蒼井蘭

オールドデュトロノミー/橋元聖地
バストファージョーンズ/アスパラガス=グロールタイガー/田島亨祐
マンカストラップ/武藤 寛
ラム・タム・タガー/荒川 務
ミストフェリーズ/岩崎晋也
マンゴジェリー/川東優希
スキンブルシャンクス/劉 昌明
コリコパット/入江航平
ランパスキャット/桧山 憲
カーバゲッティ/松永隆志
ギルバート/龍澤虎太郎
マキャヴィティ/青山祐士
タンブルブルータス/川野 翔

キャノン・キャッツ・シアター


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