あなたの夢は みんなの夢~DVD『ARASHI Anniversary Tour 5×10』~ [ARASHI]
ARASHI Anniversary Tour 5×10 [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェイ・ストーム
- メディア: DVD
嵐を観たい!と思ったところで、ファン歴3か月にやっとなろうかという初心者ファンのそんな願望が、もちろん簡単に叶うはずもなく、もっぱらCDやDVDでの鑑賞となります。なのでライブのカンゲキレポではありませんが、やっぱりこのDVDはとても良かったので、ご紹介します。
昨年、結成10周年を迎えた嵐による国立霞ヶ丘競技場でのコンサートを収録したDVD。特典映像として、ゲリラ豪雨の中ライブを決行した8月30日のダイジェストや、この後に行われたドームツアーダイジェストも収録されています。(カンゲキアニキさま、貸出ありがとうございます!!)
いや、すごいっす!宙乗り、本水、本火、盆セリ、1号セリ、花火、早替わり…などなど、どこかで見たことのある仕掛けが、ここまでダイナミックにファンタスティックに進化したステージだとは思いもしておりませんでした。リアルにファンタジーの世界です(Ⓒ相葉ちゃん)。
それにしても、オーヴァーチュア(序曲)ってやっぱり大事だなぁ~っ!!と、しみじみ思いました。歌舞伎の芝居が開く前に鳴る析の音もそうですが、序曲が演奏されると、幕が上がる瞬間のドキドキ感が全く違う気がします。観る側も、オーヴァーチュアがあるのとないのとでは、カンゲキモードに入るスイッチの切り替わり方、集中度が違いますよね。
そして言うまでもなく、嵐の皆さんがそりゃまたキラキラしまくってるのなんのって!!何なんですか、あのキラキラっぷりは!!(謎の逆ギレ)。やっぱり、「Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」や「Believe」のダンスは、いつ見てもカッコいいです☆
また、国立競技場の他にも、国内のドームで順次コンサートを行っているのですが、会場ごとに演出や装置を変えているのには驚きました。そっか~、会場によってキャパとか会場構造が違うから、そのたびに色々と演出を変えないといけないわけですものね!いやいや、勉強になりました。
さて、私はその場の空気を直接感じたわけではなく、DVDを見ただけですし、このライブについては多くの方が様々に語っていらっしゃるので、本当におこがましいとは思うのですが、ライブ自体の感想ではなくて、いちばん心に残ったことを、ひとつだけ、ダラダラと書き留めておきます。(ひとつだけなのにダラダラ…)
嵐ファンの方におかれましては、かなり生意気なことを言っていると思いますし、あまりカンゲキにご興味のない方が読まれたら、あまりの熱苦しさに胸焼けを起こされるのは必至と思われます。おまけにDVDをご覧になっていない方にはすっごくわかりづらくて抽象的な事を書いているので(これはいつものことですね)、ちょっとブラインドを下ろしておきます。
覚悟のできている方(?)に限り、「続きを読む」からお入りください。
貸出される時に、カンゲキ仲間たちから「とろりんさん、マツジュン見て絶対鼻血出ますよ~」「何回くらい死ぬかな~」等、色々と言われていたので、「あたし、いつ頃死ぬんだろう…(←あほ)」と、ドキドキする胸を鎮めつつ、見始めたこのDVD。
結論から申し上げますと、ワタシ、死にませんでした(当たり前だっつーの)。初見の感想は、興奮するというよりは、心を揺さぶられた、というのが正しい表現かな。いえ、正直に言って、マジ泣きでした(照)。
むしろ、ファンを盛り上げて引っ張る翔さんがオトコマエだな~とか、相葉ちゃんのソロに思わずときめいたりとか、重力を感じさせないリーダー大野くんのダンスに感動したりとか、ニノくんのギターソロに何とも言えない温かい気持ちになったりとか、「マツジュン、すっごいカッコイイ~☆」(←担当発言)とか、「本当に、踊る嵐ってめっちゃくちゃ素敵だなぁ☆」などと、純粋にファンモードできゃぴきゃぴと楽しめるようになったのは、2回目の鑑賞以降。
何がそんなにワタシの心をわしづかみにしたのかと言うと…。
「この夢を現実のものにするために、どれだけの時間がかかり、どれだけの人が携わり、どれだけの人がこの日を夢見てきたのか」ということを、すごく思ったんです。
「みんなで楽しめるコンサート」が、嵐のスタイル。『ひみつの嵐ちゃん!』(TBSテレビ)で、潤くんがこんなことを言っていました。
「オレ、よくやるのは。コンサートの会場どこでもそうなんだけど、一番後ろのお客さんの席のところを端から端までずーっと歩くんだ。そうすると見え方が全然違うから。その距離感を覚えておく。で、ステージに立ったときに、この距離感でこの人は見てるんだ、ってことを考えながらやってる。」
(7月22日放送分)
その言葉通り、彼らのステージでは、宙乗りやメインステージの反対側(スタンド席後方)に作られたスライドステージ、「ジャニーズムービングステージ」と呼ばれる大型可動式ステージなど、ステージから遠く離れた客席にも、アリーナ席にも、メンバーがファンの方へ極力近づいていけるような工夫や演出がたくさんされています。
その中で、アリーナ席(フィールド内、メインステージにもっとも近いエリア)を、メンバーひとりひとりがトロッコ(台車)に乗って練りながら歌う、という場面があります。曲によってそのトロッコのスピードはゆっくりになったり、ものすごい速さに加速したりと、かなり自由に(もちろん、動線は決めてあるはずですが)移動するのです。
で、よ~く目をこらして見ていると、そのトロッコを動かしているのは、コンサートスタッフなんですね。
大型の「ジャニーズムービングステージ」は、構造上あまりスピードは出せないと思うので、コンピューター制御式だと思われるのですが(それでもスタッフは必ずスタンバイしています)、1人用のトロッコには、1台につき必ず2~4人くらいのスタッフがついて、人力で移動させているようにみえます。
「ココロチラリ」や「a Day in Our Life」の時などは、トロッコの速度も抑え気味で、ゆっくりとした動き。しかし、たとえば「CARNIVAL NIGHT part2」 や「Attack it!」の時などは、トロッコが目にも止まらぬほどにぐんぐんスピードアップして、縦横無尽に駆け巡ります。コンサートスタッフがトロッコを押しながら、全力疾走しているんです。
スタッフが体力の限界に挑戦するかのように全力疾走しながら押しているトロッコの上では、嵐メンバーが全身全霊で歌い続けています。それに応えるかのように、一丸となって嵐に声援を送る7万人のファン。
その光景を見て、ある歌が胸に響いてきました。
あなたの夢は みんなの夢さ
ながした涙 超えてここに立つ
今こそ君は 本当の Hero
そのまなざしが 世界に勇気与える Hero
(嵐「Hero」→goo音楽)
きっとこの10年、嵐はたくさんの「夢」を抱えながら、時には辛い思いをしながら走り続けてきたんだろうなぁ。そして彼らのスタッフは、その「夢」を実現させるために共に走り続けてきただろうし、そしてもちろんファンは、嵐が見る「夢」を共に見るために、ここまで走ってきたんだろうな。
そういう事が、ふいに伝わってきたのです。
このコンサートをとってもそう。嵐は自分たちの「夢」を叶えるために、そしてファンの「夢」を叶えるために、様々な試みや工夫を考える。コンサートスタッフは、嵐の「夢」、そしてファンの「夢」を実現させるために、ありとあらゆるアイデアと技術を駆使して、形に変えていく。その築き上げられた形の中で、嵐は自分のたちの持てる力を出し尽くす。
もちろん、その場所にはファンがいてくれなくては始まらなくて。ファンにとっては、その場所で嵐に出逢えるということが「夢」で。その場所を埋め尽くすファンが喜び、感動してくれた時、ファンと「夢」を共有できた時、嵐の「夢」は結実する…。
嵐の「夢」は、みんなの―スタッフの、ファンの「夢」。そしてみんなの「夢」は、嵐の「夢」。嵐も、スタッフも、そしてファンも。その場にいる全ての人が真剣勝負だからこそ、その「夢」が本物になるんだな…って。
そして、その「夢」の頂点に立つ嵐は、やっぱりファンにとってはもちろん、共に仕事に携わる人々にとっても、本当の意味で「Hero」なんだな…と、そう思った時、なぜか涙が止まらなくなってしまいました(苦笑)。
嵐が今、多くの人の心をつかんで離さないのは、それだけ彼らの「夢を見る力」「夢を見させる力」が強いからだと思います。
その力がどう進化して、どう広がっていくのか…これからも、ますます嵐から目が離せなくなりそうです。
このコンサートから、約1年が経ちました。
6日後の、8月21日。
嵐が、そして嵐を愛する全ての人たちが描き続けた新しい「夢」~ARASHI 10-11 Tour~が、1年前と同じ場所―国立霞ヶ丘競技場で、ついに幕を開けます。
嵐の見ている新しい夢の風景は、どんな感じなのでしょうね。想像するだけでワクワクします☆(ちなみにワタシは、DVDの発売を待ってま~す…)
Just Now We Go!
リアル友って┐(-。-;)┌
バーチャルな友達もいるんですかww(°◇°;)
by もも (2010-08-15 07:08)
ももさま、
コメント、ありがとうございます!!
ご指摘のところ、伝わりにくかったですよね~。
「リアル友」→「ブログを見てくれている友人」に
訂正させていただきました☆
by ★とろりん★ (2010-08-15 08:45)
いや~、同じく嵐ファン初心者たるワタクシ、このDVD観たとき、最初っから腰抜かしましたもん(笑)。紅白歌合戦のあのキラキラで衝撃受けている場合じゃない!と、思いました。電撃受けて、テレビの前で固まってましたもん。
そもそも、このDVDを頂きまして、ありがとうございました、って御礼を申し上げなければ、ですネ。私の人生を変えたDVDですよ。
こんなにも日本中で、テレビで雑誌で大人気の嵐なのに、「コンサート」という、生でファンとエール交換できる舞台に拘っている嵐に、心の底からカンゲキしますよね。目の前のお客さんだけでなく、まさに「隅から隅までずずずぃ~っと」楽しませることに拘ってますもんね。
歌も、ビジュアルも、踊りもステキで惹き付けられる嵐さんですが、「ファンを喜ばせる」ことに拘っている嵐さんの心意気に1番カンゲキする気持ち、私も一緒です♪
これからバトンタッチしようとしている、2008年のツアコンでも、それがより感じられると思いますよ。このDVD見たら、潤くんに鼻血の危険性はもちろんですが、「ファンを喜ばせる心意気」に号泣で、床下浸水の恐れのほうが心配ですね。
きみと、いたぁ~い☆(by潤君振り返り)
by はなみずき (2010-08-15 09:26)
はなみずきさま、
コメント、ありがとうございます!!
「ひみつの嵐ちゃん」、潤くんコメント詳細も教えてくださいまして、ありがとうございました!さっそく差し替えさせていただきました☆
嵐の、コンサートにかける心意気とこだわりには、本当に感動しますよね。「ファンと一緒に楽しみたい」という思いが貫かれていて、メンバーもそれを心から楽しんでいて。
嵐とファン、そしてスタッフさんたちの間に、見えないけれど確かに存在する絆と交流がバシバシ伝わってきて、こんなにも充実した幸せな関係って、そんなにないよな…と思うと、泣けて泣けて仕方ありませんでした(照)。
これからもどんどん輝き続ける嵐を、応援していきましょうね~!!
>>きみと、いたぁ~い☆(by潤君振り返り)
……。(心停止)
by ★とろりん★ (2010-08-15 13:50)