ひとりひとりの笑顔が いま 僕の そばに ～天吹酒造 （２）花酵母のお酒～ [ARASHI]
天吹酒造さんの酒蔵見学の後、花酵母を使用した日本酒をいくつか試飲させていただきました。
天吹酒造では、日本酒の香りをより深く味わって欲しいとの願いから、ワイングラスで飲むことを薦めているのだそうです。
日本酒に関しては本当に初心者なものですから、とんちんかんな事を書くと思いますが、いただいた時に感じた事などを少し書き留めておきますね。
まず最初にいただいたのは、コチラ。
「純米吟醸 ナデシコ酵母 愛山」
ナデシコは、花酵母のお酒の中でも香りが強い方なのだそうです。
清麗な香り。飲み口は存在感がある･･･というか、結構、キュッとくる感じ。キレとコクのある味わいでした。
「山廃仕込 純米 マリーゴールド酵母 雄町」
香りも飲み口も、スッキリ爽やかでした。少しだけ甘みも残っていて、個人的にはいちばん飲みやすく感じられたので、まずはこちらを購入～。
「大吟醸 アベリア酵母 山田正壽作山田錦」
香りをいちばん強く感じたのは、こちらのお酒だったかな。グラスに注いだ瞬間から、周囲に華やかな香りがふわーっと広がるようでした。味もふくらみがあって、美しく誇り高い女王様のようなイメージ。
「超辛口特別純米酒 ベゴニア酵母 山田錦」
キッとした飲み口で、キレがすごかったですね～。通の方に好まれる味なのではないでしょうか。
＊ ＊ ＊
そして、大野くんが何度も手に取っていたという、いちご酵母のお酒。
職人さんにもお訊ねしたのですが、やっぱり蔵元には在庫がないとのこと。（会社のネットショップでも1月中旬に完売したそうで、3月中には販売を再開する予定だとか）
やっぱり反響はすごかったんだなぁ、でも酒蔵を見学できて、いろいろなお酒を試飲させてもらえただけで、満足☆（←若干できあがりつつある）と思っていたのですが、ここで、職人さんからとっておきの情報が！
近くの町に、天吹酒造さんが商品を直接卸している酒屋さんがあり、そのお店なら在庫があるだろうと教えてくださったのです。
帰りの飛行機の時間をお伝えすると、すぐにバスの時刻表を調べ始めた職人さんと事務員さん。そして、「次のバスに乗れば、酒屋さんに行って、お酒を買って、空港まで戻れますよ！」という、力強いお言葉。
職人さんはバスと電車のダイヤ、そして最寄りの停留所から酒屋さんまでの行き方を丁寧に教えてくださった上に、「もし迷われた時は･･･」と、酒屋さんの電話番号を書いたメモまで渡してくださいました。
試飲ですっかり気持ち良くなってしまい、「うは～☆日本酒って、良いもんですね～☆ひゃははっ☆」と、無駄に陽気になっているワタシの横で、時刻表とにらめっこしながらいろいろと交通手段と可能性を考えてくださったお２人･･･。本当に、ありがとうございました！
そんなわけで、職人さんと事務員さんの笑顔に見送られて天吹酒造さんを後にし、再びバスに乗ってその町へ向かうことに。まったく予定外の展開でしたが、（ほろ酔い気分も手伝って）また幸せなことが起こりそうな、ワクワクした気分でバスに揺られていました。
教えていただいた酒屋さんは、本当に小さな小さなお店で、地元でも常連さんしか入らないんじゃないかな･･･という雰囲気。おそるおそる引戸の扉を開けてみると、こじんまりとした店内の奥に、穏やかな笑みを浮かべたおじいさんが座っていらっしゃいました。
天吹酒造さんにご紹介いただいた旨をお伝えすると、「あぁ、天吹さんまで行かれたんですか～。そのお酒ならちょうど入ってきたばかりですから、良いタイミングでいらっしゃいましたねぇ」と、おじいさんは温かい笑顔で瓶を取り出してくださいました。
そんな、たくさんの笑顔とやさしさに包まれて我が家にやってきた、いちご酵母のお酒。
「純米吟醸 いちご酵母 生」
我が家にはワイングラスがないので、先月購入した琉球グラスでいただきます☆
いちごを思わせる、爽やかで甘い香りがします。味はまろやかでフルーティー。口あたりもやわらかくて、美味しい！
一足早く、いちごのお酒を楽しまれたチャミ師匠によると、サイダー等で割るといいとのことでしたので、試してみました。一層飲みやすくなります。グイグイ進んでしまって、これはヤバいです(笑)。
＊ ＊ ＊
これまで、「お酒」について興味を持ったことはそんなにないので、日本酒がこんなに表情豊かで繊細で深いものだと実感したことはありませんでした。日本酒の魅力、そして日本の心についてたくさん感じることができたのも、天吹酒造さん、そして大野くんのおかげですね。
このお酒をいただくたびに、天吹酒造の職人さんと事務員さん、酒屋のおじいさんの笑顔を思い出し、温かくやさしい気持ちになります。
めぐりあえた皆さん、素敵な時間と、素敵な笑顔をありがとうございました！
天吹酒造さんが商品を販売しているサイトはコチラ☆
→天吹酒造ネットショップ
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城間びんがた工房さんに続いて今回の天吹酒造さんと、紅白司会者企画のロケ先を2か所も制覇してしまったワタシ。1年前は、自分がこんなことになるとは、想像もしておりませんでした（苦笑）。
でも、それぞれの場所で職人さん方の真剣な眼差しと温かな笑顔にふれ、「ニッポン」の魅力を再確認し、新しく発見することができた旅になりました。どちらも、とても貴重で忘れられない時間でした。
嵐のファンになってから、彼らの活動を通じて、これまで自分のフィールドにはなかった色々なことに興味を持つようになりましたし、ちょっとだけ行動的になったような気がします。嵐さんに感謝ですね。
これからも、素敵な出逢いが増えますように☆
＊ ＊ ＊
城間びんがた工房さん、そして今回の天吹酒造さんの記事のタイトルは、昨年の紅白歌合戦司会者企画の中で発表され、嵐と出場歌手の皆さんが合唱した「ふるさと」より、歌詞の一部を引用したものです。番組内限定のオリジナル曲という事で今のところリリース予定はないらしいのですが、とても心に染みる曲ですので、以下に歌詞を書き留めておきます。
歌詞：小山薫堂
作曲：youth case
夕暮れせまる空に
雲の汽車見つけた
なつかしい匂いの町に
帰りたくなる
ひたむきに時をかさね
想いをつむぐ人たち
ひとりひとりの笑顔が いま
僕の そばに
めぐりあいたい人がそこにいる
やさしさ広げて待っている
山も風も海の色も
いちばん素直になれる場所
忘れられない物語（うた）がそこにある
手と手をつないで口ずさむ
山も風も海の色も
ここは ふるさと
めぐりあいたい人がそこにいる
やさしさ広げて待っている
山も風も海の色も
ここは ふるさと
君の ふるさと
僕の ふるさと
あれ？ とろりんさん、舞台やミュージカルだけじゃなく、
お酒の目利きも大丈夫なんですね。すごいなぁ。
by ラブ (2011-03-10 12:49)
ラブさま、
nice!とコメント、ありがとうございます!!
目利きなんてとんでもない、ぐびぐび飲みまくっていました(笑)。
花酵母のお酒、とても飲みやすくて、毎日の晩酌が楽しみになりました☆基本的には飲んべえらしいです(笑)。
by ★とろりん★ (2011-03-10 19:43)