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八重山をめぐる旅 (2)竹富島 名所めぐり [旅]

今回の八重山の旅での目的は、竹富島と西表島を訪れること。

ホテルのカウンターで相談したところ、八重山列島をめぐるツアーは色々とありまして、その中から、半日で竹富島の観光名所を巡るツアーと、約1日かけて西表島の秘境を訪れるツアーに申し込みました。

まずは竹富島から。グラスボート、星砂の浜、コンドイビーチ、水牛車を体験予定。

taketomiisland.jpg

さて、出発当日。

昨夜の気持ち良い快晴から一転、今日も分厚い雲が空を覆って、肌寒~い・・・。念のため、ダウンジャケットをバッグに詰めて出発。結果的に、この日は気温が上がらなかったので、大活躍でした。

ホテルのカウンターでツアーチケットを手渡され、小浜島の桟橋へ。石垣島経由で竹富島へ向かいます。所要時間は35分。

竹富島.JPG

私が申し込んだツアーでは、グラスボート、星砂浜&コンドイビーチ、水牛車と名所ごとに案内するガイドさんが変わるという、なかなか面白いシステム。それぞれ船会社、タクシー会社、水牛観光会社、と棲み分け(?)があるようです。

* * *

まずはグラスボート。

船室の底がガラスになっていて、そこから珊瑚礁の様子を眺められる仕組みになっています。

石垣島~西表島間の海は、日本でも有数の珊瑚礁地帯で、特に竹富島周辺では港からほど近い距離で珊瑚礁を見ることができます。

ほら、見えてきました!

サンゴ礁2.JPG

うわ~!

自分の目で初めて見る珊瑚礁!!

グラスボート.JPG
コバルトブルーをした、とても綺麗な色をしたお魚さん。

この辺りの海でも、
映画 「日本列島 いきものたちの物語」の撮影がされていたのですよね。ユニークな方法で子育てをする、カクレクマノミの親子の物語。

実は、この海でカクレクマノミを見てみたい、というのも、八重山へ足を伸ばした目的のひとつだったのです。

さぁ、期待通りにカクレクマノミは姿を見せてくれるでしょうか~。

・・・・・・・・・・・・(←真剣と書いてマジと読む)


・・・キタ━━(゚∀゚)━━ッッッ!!



カクレクマノミ.JPG

ほんのちょこっとしか見えてませんけど。

しかもカメラがブレて(←波が高かったため、船もかなり揺れていた)、ホントに見えてませんけど。

矢印の先にチラッと見える白い物体が、カクレクマノミです。身体の真ん中あたりにある白いライン。せわしなく動くので、すぐにイソギンチャクの影に隠れてしまいました。

ガイドさんによると、珊瑚礁がいちばん綺麗に見えるのは晴れた日の朝か夕方。太陽の光が斜めに差し込む方が、イソギンチャクやサンゴの枝の奥まで光が届くので、カクレクマノミや陰に隠れている生物を見つけやすくなるそうです。

この日はお天気も悪くて波も高かったので、海中もかなり見えにくかったとか。それでも初めて目にしたサンゴには興奮したし、カクレクマノミもちょこっとだけど見ることができたので、満足満足☆

* * *

グラスボートを下船すると、別のガイドさんが立っていて、今度はマイクロバスへと誘導されます。

お次は、星砂浜とコンドイビーチへ。

信号がひとつもない道を走って約5分ほどで、まずは「星砂浜」に到着。

星砂浜の猫2.JPG
砂浜を、ネコさんがのんびりお散歩中。

浜で売店を出している方に星砂についての説明と、見つけ方を教わりました。星砂の正体は、「有孔虫」という生物の死骸なのだそうです。砂浜全体が星砂というわけではなく、砂の中に混じっているのだそうです。岩場にちょこっと残っていて、湿り気のある砂を指の腹で押さえるようにして砂をくっつけてみると、見つけやすいとか。

ガイドさんにお手伝いしてもらって、見つけた星の砂たち。

星砂(有孔虫の殻).JPG
「太陽と星」。

突起が5本ほど出ているのは「星」、それ以上に突起があるものは「太陽」と呼ぶんですって。

星砂浜の正式名称は、「皆治浜(かいじはま)」。その名の通り、琉球時代にはこの浜に島民全員が集められ、年貢を治めることになっていたのだそうです。

* * *
 

さらにバスは5分ほど走って、竹富屈指の砂浜、コンドイビーチへ。

コンドイビーチ2.JPG

どこまでも広がる、エメラルドグリーン!!

これで晴れていたら、もっと鮮やかな色をしていたのでしょうね~!次回はぜひ、青空の下で波打ち際を走ってみたい!(笑)

* * *

バスに再び乗って、いよいよ竹富の中心部へ!ここで水牛車に乗ったのですが、写真がたくさんあるので次回の記事に回したいと思います。

* * *

水牛車に乗った後はフリータイム。遅いランチの時間帯だったので、「グリルガーデンたるりや」さんへ。

基本的にテーブルはテラスにあって、セルフサービスです。カウンターで注文して、できたら声がかかるので取りに行くシステム。お料理も、注文があってから作り始めるので、ちょっと時間がかかります。

こちらでいただいたのが、「車海老定食」(1650円)。

車エビフライ@たるりや.JPG
すごいボリューム!

竹富島では車海老の養殖をしているそうで、それならぜひ車海老を食べてみたいな~と思っていたのですよ。

尾頭付きで、タルタルソースとソース(ウスターでもなく、おたふくでもない・・・どこのソースかな?)の2種類。

さっくり揚がったエビフライ。エビ自体の味もしっかりしているし、頭の部分にはミソがぎゅっと入っているし、身はふっくらしていて、濃厚なうまみと甘み!超絶美味しかった~!!かなりお腹が空いていてので、この写真を撮った後はがっついちゃいました。

ふと足元を見ると、お店のネコちゃんがお行儀よく座っています。

たるりやの猫ちゃん.JPG
エビが大好物だそうで、においにつられてやってきた模様。

この写真を撮影直後、いきなり前脚をワタシの膝にかけて、すっくと伸び上ってきたネコちゃん。予想外の展開に、ワタシ、ちょっとあたふた。お店のお父さんに大声で止められて、膝から脚を下ろすと、残念そうにお店の中へ入っていきました。

お店の情報は、コチラへ☆
食べログ グリルガーデン たるりや

* * *

昼食後は、小浜行きの船の時間まで少し余裕があったので、少しブラブラ。

日本最南端のお寺・喜宝院(きほういん)と、境内にある資料館「蒐集館」を見学。

喜宝院.JPG

先代の住職が竹富島にまつわる農具や用具、日常生活品などを集めたそうで、その貴重な資料を展示しています。

* * *

その後は、竹富島で最も高い場所、「なごみの塔」へ。

なごみの塔.JPG

集落のほぼ中心部に建てられた、高さ24メートルの塔です。

ここはかつて、連絡事項や緊急事項をメガホンで知らせるために使用されていたそうです。

かなり急な石の階段(こんなに上り下りが慎重になった階段も、久しぶり・・・)を上ると、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、竹富島の美しい赤瓦の民家の集落が一望できます。

なごみの塔からの眺望.JPG

赤と白、緑の町並み。遠くには海も見えます。

静かで穏やかな時間が流れている竹富島。短時間でしたけれども、サンゴの敷き詰められた道を歩いているだけで心が穏やかになっていくようでした。

次回はいよいよ、水牛車の旅をご紹介します☆


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