春日野八千代さん ※9月10日追記 [宝塚歌劇]
春日野八千代さん死去 宝塚歌劇団の伝統体現―神戸新聞―
戦前から戦後を通して宝塚を代表するトップスターとして空前の人気を誇り、「白薔薇のプリンス」と称された宝塚歌劇団・春日野八千代さんが、8月29日、肺炎のためにお亡くなりになりました。
葬儀は近親者のみで執り行われ、後日、兵庫県宝塚市の宝塚バウホールにて歌劇団葬が行われるそうです。
春日野さんは1929年に初舞台。以来80年以上の長きにわたり、宝塚史上最高のスターとして、生徒からもファンからも深い敬愛を集められました。
出演作は、記録に残されているものだけでも275作品。『虞美人』の項羽や『カルメン』のドン・ホセ、『源氏物語』の光源氏など、数多くの二枚目を演じました。
1944年、戦争の激化に伴う宝塚大劇場閉鎖が決定した最後の作品『翼の決戦』でも主役を演じ、千秋楽の挨拶では「宝塚は不滅」という言葉を残しました。戦後、大劇場の再開第一作『カルメン』でも主演。まさに、宝塚の歴史を体現する存在でした。
私は実際の舞台で春日野さんのお姿を拝見することは叶いませんでしたが、ファンになった頃から「宝塚おとめ」を購入するたびに、最初のページに登場される春日野先生の気品ある美しいお顔に見惚れたものでした。
できることならば、お元気なままで宝塚100周年を見届けていただきたかった。それだけが残念でなりません。
これからはきっと、空の上から永遠に宝塚を愛し、見守り続けてくださると信じています。
御冥福を、心よりお祈り申し上げます。
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9月10日追記
春日野八千代さんの宝塚劇団葬が、下記の通り執り行われることとなりました。
日時:9月26日(水)13時より
※受付は12時より開始
場所:宝塚バウホール(兵庫県宝塚市栄町1-1-57)
・御香典 御供物 御供花は辞退
・一般参列者は宝塚大劇場大広間に席とモニターを用意
・献花の際はバウホールまで案内
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