SSブログ

カンゲキ記録2008 [アワード]

今年のカンゲキ記録を、発表いたします。

とは言え、今年は本当に観劇記事をアップできず、心苦しい限りなのですが…。

(12月25日9:30追記)
抜けていたものがあったので、追記しました。また、「記事」をクリックしていただくと該当のレポをお読みいただくことができます。若干、違う感じのレポも含まれております(苦笑)。記事がアップできなかったものについては、下記にちょこちょこと雑感をまとめました。



1月 2日
歌舞伎座寿初春大歌舞伎
 
『鶴寿千歳』 『連獅子』 
『助六由縁江戸桜』 
記事

(歌舞伎座)

1月
19
新春浅草歌舞伎 
『金閣寺』 『源氏店』 
記事
(浅草公会堂)


1月23日
NHK能楽鑑賞会
 
『附子』
 
『安宅』 記事
(横浜能楽堂)
 
1月26日
ハゲマス会狂言の会
 
『二人袴』 『花子』 『呼声』 
記事
  
(麻生市民センター) 

1月27日
『ジンギスカン』 
記事
(ル・テアトル銀座)

2月2日
マリインスキー・オペラ
『イーゴリ公』 記事
(NHKホール)

2月11日
山本会 青青会
 
『富士松』 『泣尼』 『千鳥』
 
記事
(杉並能楽堂)

2月17日
桂歌丸えりぬき落語会 
『鰍沢』
 

(セシオン杉並)
※歌丸師匠の生口演は、今年はこの1回限り。でも、素敵でした…。ニューマリオネットの芸は、斬新でした(笑)。

2月27日
宝生夜能 
『巻絹』 『兼平』
 

(宝生能楽堂)
※『兼平』でワキをお勤めの森常好師。橋がかりから本舞台まで歩く道のりだけで「人生の旅路」を感じました。ワキの存在によって、シテの哀しみがより深くなるような…。宝生閑師といい、森師といい、私、ワキ方が好きなのかしら?

3月18日
宝塚歌劇花組東京特別公演
『舞姫』
  記事
(日本青年館)
※この時、花組に、このメンバーがいたからこそできた舞台と言えるでしょう。すべての出演者が、それぞれの役を舞台で生ききっていました。

3月20日
バリアフリー能
 
『千鳥』 『黒塚』 
記事

(横浜能楽堂)

4月10日
宝塚歌劇宙組東京公演 
『黎明の風』 『パッション 愛の旅』 

(東京宝塚劇場)
※宙組主演娘役、陽月華の休演により、和音美桜、美羽あさひが代役を勤めたこの公演。トップスターの大和悠河に、組を引っ張るという自覚が生まれたと思います。専科から特出の轟悠さんが白洲次郎を熱演。ショーでは、昨年度スター☆オブ・ザ・イヤーを獲得したらんとむが大階段の男役郡舞の場面でセンターを張り、とろりんさんホロリ。


4月13日
山本会 
『鼻取相撲』 『布施無経』 『釣針』
 

(杉並能楽堂) 
※山本則秀師による『鼻取相撲』が印象的でした。相撲に負けて、じっとかわらけを見つけた後、力の限りかわらけを舞台にたたきつけ、太郎冠者を追いかけていく一連の動きに、シテの心のうねりが見えるようでした。

4月18日
舞楽公演
『更衣』 『納曾利』 
記事
(宮内庁舞楽殿)

5月 2日
わらび座公演 
『火の鳥』 

(新宿文化センター)
※特別出演(しかも声のみ、おまけに録音)の新妻聖子さんが、ぜーんぶさらっていってしまった舞台でした(苦笑)。さすが、火の鳥(役
)。

5月20日
團菊祭大歌舞伎 
『弁天小僧』
 幕見 
(歌舞伎座)
※菊五郎丈…セクシー過ぎて鼻血出そうでした(爆)。

6月 1日
宝塚月組東京公演
『ミーアンドマイガール』

(東京宝塚劇場)
※「ひとりのラッキーより、ふたりのハッピー!」というキャッチコピーそのままの、素敵で幸せなミュージカルでした。この公演で月組主演娘役、彩乃かなみが退団。美声を誇った宝塚の女神が、新しい世界へと旅立ちました。

6月 5日
審陽光京劇院訪日公演 
『花木蘭ームーランー』

(東京芸術劇場)
※花木蘭が恋する孟将軍役の常東さんに、私も恋していました(爆)。

7月19日
・ボリショイサーカス日本公演 

(東京体育館)
※ロシア人の司会者が、たどたどしい日本語でショーの説明をしてくださる姿に、感銘を受けました(笑)。犬やネコ、クマが出てきたり、空中ブランコが出てきたり、「サーカスの王道」を楽しませてもらいました。

・源氏物語千年紀 
『箏曲と能の夕べ 〈葵上〉二題』 

(共立講堂)
※今年は源氏物語千年紀。源氏物語にちなんだ作品が多い能楽界でも、様々な試みがされました。『葵上』は、能楽の歴史で、もっとも上演回数記録が多い作品なのだそうです。人間の宿業が描かれているからでしょうか…。

7月21日
雪薺の会
 
『鶏婿』 『文蔵』 『狐塚』
 
記事
(杉並能楽堂)

7月29日
日生劇場国際ファミリーフェスティヴァル 
歌舞伎公演 『櫓のお七』 『馬盗人』

(日生劇場)
※三津五郎さんの盗人ぶりに悶絶しました。中村壱太郎くんの解説がお見事!

8月24日
三遊亭神楽独演会 
記事
(上野広小路亭)

8月30日
横浜夜能 
(掃部山公演) 豪雨の為、観劇できず

9月14日
横浜狂言堂
『悪太郎』 『狐塚』 

(横浜能楽堂)
※「毎月第二日曜日は狂言の日」と、横浜能楽堂が勝手に決めた年間企画。若手がシテを勤めていましたが、ベテランとの差を実感した舞台でもありました。がんばれ、若者チーム!

 9月20日
宝塚月組日生劇場公演 
『グレート・ギャツビー』 
記事
(日生劇場)
※眉間に皺をよせ、「デイズィ…」と恋人の名をつぶやく瀬奈じゅんさん…鬼畜です。

 9月23日
ひとりオペラ 『ベロ出しチョンマ』

(川崎プラザソル)
※斉藤隆介原作の童話をモノオペラ形式に仕立てたもの。伴奏は二十絃箏。非常に悲しいお話なのですが、明日を、今を生きる勇気をもらえます。

 9月28日
・北京京劇院訪日公演 
『火燃余洪』 『秋江』 
『西遊記~無底洞の巻~』 

(東京芸術劇場)
※ゆ~らゆら揺れる船の上での会話を再現する「秋江」。これがとっても可愛くて面白い作品です。


・山本会 青青会 『宗論』 
(杉並能楽堂)
※はしご観劇になってしまったため、『宗論』だけ拝見。浄土僧と法華僧の言い争いが、役を勤める則重&則秀兄弟にも重なって、楽しく拝見しました。最後の謡は、ちょっとスタミナ切れしていたかもしれませんね。

10月12日
宝塚雪組東京公演
『ソロモンの指輪』 『マリポーサの花』

(東京宝塚劇場)
※ショー30分、芝居120分、という宝塚では異例の構成。主役の親友を演じた2番手男役、彩吹真央さんにメロメロでした(笑)。

10月14日
國學院大学狂言鑑賞会 
『饅頭』 『しびり』 『悪太郎』
 

(國學院大学たまプラーザキャンパス)
※山本東次郎・則直・則俊師が國學院卒業生ということで、毎年開催されている狂言の会。大学の講義室にきちんと能舞台を設営して開かれるのですが、現役の学生がほとんど参加していなかったのは驚き。せっかく自分達の身近なところで伝統芸能にふれる機会があるのですから、もっと足を運んで欲しいですね。そのための努力を、大学側もすべきだと思います。

11月 3日
山本会 
『栗焼』 『鈍太郎』 『桂の短冊』
 

(杉並能楽堂)
※数年前に東次郎師がお作りになった新作狂言『桂の短冊』の再演。初めて拝見しましたが、これが非常に風情があり、美しい作品。東次郎師の美学を感じる名品でした。

11月24日
吉例顔見世大歌舞伎 夜の部 
『寺子屋』 『船弁慶』 『八重桐廓噺』
 

(歌舞伎座)
※仁左衛門の『寺子屋』、菊五郎の『船弁慶』とどれも充実の演目でしたが、三世時蔵追善狂言として上演された『八重切』が特筆です。時蔵丈が可愛くて色気があって、本当に良かった~!!

11月28日
国立能楽堂25周年記念公演 
『花子』 『三笑』
 記事
(国立能楽堂)

11月30日
宝塚宙組東京公演 
『パラダイス・プリンス』 『ダンシング・フォー・ユー』 

記事
 (東京宝塚劇場)
※祝!!陽月華ちゃん復活!!お帰りなさい!!そして、戻ってきてくれて、本当に、本当にありがとう!!

12月17日
歌舞伎座十二月大歌舞伎
『京鹿子娘道成寺』 
幕見 記事 
(歌舞伎座)

12月23日
七拾七年会 『昆布売』 『安達原』 記事
(矢来能楽堂)

※若手能楽師の大熱演。しかし、安達原の鬼女と戦うワキ方の宝生欣哉師にもドキドキしてしまいました。欣哉師、七拾七年会メンバーより先輩ですけど(笑)。

年間観劇数 35回



…なんだかんだと、30回を越えておりますね(苦笑)。

こうして見ると、能狂言の舞台へ出かける回数が多くなっておりますね。これがアワード選出に、どのような影響を及ぼすのか!?つか、そもそもアワード選出できるのか!?(時間的に)

色々な意味で乞うご期待(笑)。

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 2

カオリ

すごい、32回ですか!
ワタシも気になって手帳をめくってみたら、コンサートも入れて12回、今年は歌舞伎座にほとんど行ってないことが判明しました。プチショック。この10年で一番少ないかもしれません・・・。
来年は3階席に通います。なんだかいつでも行けると思ってしまって・・・。
by カオリ (2008-12-25 20:53) 

★とろりん★

カオリさま、
コメントありがとうございます!

カオリさまは、変化の大きな一年でしたでしょうから、なかなかカンゲキに目が向けられなかったのかも、ですよね。私も上京一年目は、劇場へ足を向ける余裕がありませんでしたもの。きっとまた、劇場に行きたいな~、と思う気持ちがムクムクしてくると思いますよ♪

私も、今年は歌舞伎にほとんど行けずじまいでした…。その分、能楽堂に通った感じです(苦笑)。いつでも行けると思ってしまうと、逆に足が遠のいてしまうのですよね。来年から歌舞伎座さよなら興行で通わずにはいられない狂言尽くし目白押しです☆
by ★とろりん★ (2008-12-26 09:25) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。