けふもまたこころの鉦(かね)をうち鳴しうち鳴しつつあくがれて行く~若山牧水の故郷・坪谷~ [旅]
「白鳥は哀しからずや海の青空のあをにも染まずただよふ」の歌で有名な若山牧水(1885-1928)。彼の故郷である日向市・坪谷を訪れたので、牧水の生家にも立ち寄ってみました。
牧水の実家は祖父・父と続くお医者さんで、実家も2階建てで立派です。1階が診療室、2階が住居となっていた様子。のびやかでありのままの人間らしさを歌風を残した牧水がここで多感な時期を過ごしたのだと思うと、何となく納得できますね~。たくさんの人に愛されて、たくさんの人を愛した牧水の温かさが残るような場所でした。
牧水の生家の2階から見える尾鈴川の景色。霧立つ山、底まで澄み切った川面に浮かぶ木立…心の落ち着く風景でした。
俳優の堺雅人さんと恩師である歌人・伊藤一彦先生による牧水対談集。牧水の魅力だけでなく、堺さんの表現者としての魅力も合わせて感じることができます。気楽に読めて楽しい一冊です。
↓
ぼく、牧水! 歌人に学ぶ「まろび」の美学 (角川oneテーマ21)
- 作者: 伊藤 一彦
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 新書
コメント 0