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沖縄の旅 (8)読谷村 やちむんの里 [旅]

沖縄本島を文字通り縦横無尽に駆けめぐった今回の旅。

そろそろお土産も欲しいですよね~、ということでやってきましたのは、読谷村(よみたんそん)。

この村には沖縄独自の陶芸、壺屋焼(やちむん)の工房が集まっている「やちむんの里」があります。ちなみに「やちむん」とは、沖縄の言葉で「焼きもの」という意味だそうです。

読谷焼き窯2.jpg
共同の登り窯。圧巻!

窯石垣.jpg
こうして間近であらためて見てみると、すごい傾斜ですよねえ・・・。

窯入口.jpg
窯口。

この場所で、数え切れないほどの器に命が吹き込まれたのですね・・・。

上りまーす.jpg
空に向かって、ぐーんと上る窯。

少し歩くと、L字型の作業場が見えてきます。若手陶工たちが独立して作った「北窯」の作業場。

作業場3.jpg
赤瓦が、また風情があって良いですよね。ここだけ、なんだか時間が止まったようなゆるやかさです。

作業中.jpg
所狭しと並べられた、作業途中の作品たち。

看板猫.jpg
近くの売店で見つけた看板猫。可愛い☆

さて、若手からベテランまでの様々な世代の陶工達が集う場所だけに、作品もた~くさんあって、本当に目移りしてばかり。ひとつのお店で購入した後に別のお店に立ち寄ったら、またそこの作品が欲しくなってしまう・・・という自分との闘いを制し(笑)、今回ゲットしたのはコチラの2点。

読谷焼.jpg
「北窯」で買ったロックカップと、「金城窯」で購入した魚紋のマグカップです☆

若手陶工たちによって作られた「北窯」と、人間国宝・金城次郎(1912-2004)の作風を受け継ぐ「陶芸 城」の器。おお、伝統と革新をうまく組み合わせた感じ?(←自画自賛)(←偶然)

ロックカップは飲み物を注ぐ内側の面が、深みのある美しいペルシャブルーになっています。お湯呑でも使える大きさですし、これでビールを飲んだら美味しいだろうなぁ~、という直感がはたらいて、購入。

色々なところで焼きものや器をゲットしてしまう私ですが、何を基準にして購入を決めているかというと、いちばん大切にしているのは、「その器を使っている自分が想像できるかどうか」という事。もちろんお財布との相談は必須ですが(苦笑)。

「その器でお蕎麦を食べて、幸せをかみしめている自分」とか「そのマグカップにコーヒーを淹れて、ほっこりくつろいでいる自分」とかを、頭の中でスムーズにイメージ(シミュレーション、かな?)できたら、連れて帰ろう!と思っちゃいます。

逆に、素敵だな~と思っても、実際に使っている自分をうまくイメージ出来なければ、たぶん買ってもあまり使わないだろうな、と思ってお店の棚に戻します。

・・・と、そんな思いでゲットしてきたカップですが、実は未だに、これでビールは飲んでいません。自分が家飲みするタイプでないという事を、沖縄から帰ってきて思い出しました(笑)。今はもっぱら、日本茶をいただく時に使用していますが、飲み干した後に深みのある青を見ると、なんだか嬉しくなります。でも、いつか、絶対にビールを入れてあげるからね!

赤の地とダイナミックに躍動する魚の紋様が鮮烈なマグカップは、その存在感にほぼ一目惚れ。他に、丸みのある形のマグカップもあり、とても迷ったのですが、最終的には最初に惹かれたこの形を選びました。キレのあるコーヒーのブラックにも、まろやかなカフェオレの色味にも、どちらにもよく合うんですよ。器を口に含んだときの感触も、とてもしっくりとなじみます。

ちなみにこの画像、クリック拡大すると、怪しげな老人の顔半分が忽然と登場します。一瞬ぎょっとされるかもしれませんが(笑)、彼は、ロシアのサンタクロースとされている「ジェッド・マローズ(直訳すると「氷のおじいさん」)」です。

その他、背景に映り込んでいるDVDのラインナップについては、ツッコミを認めます(笑)。

***

ここからは余談。

沖縄から帰ってきてから、仕事があって六本木を歩いていた時、大通りから少し離れた裏道で小さなギャラリーを見つけました。古い民家を改造してつくられた個人ギャラリーっぽいところ。

惹かれるものがあって中に入ってみると、様々な焼きものの中に、なんと有田焼とやちむんが!しかも、私が「北窯」で購入したペルシャブルーのカップと同じシリーズの作品が置いてありました!とても嬉しい驚き。

ギャラリーの方にうかがってみると、有田焼とやちむんの若手作家の作品を中心に扱っているのだとか。すっかり意気投合してしまって、ここでも「はないろぐらす」と可愛らしい名前のついた琉球ガラスのコップを購入してしまいましたとさ。

はないろぐらす.JPG
グラスを購入したお店は、コチラ☆
六本木 GALLERIA 645

実は、仕事を抱えた旅では自分へのお土産を買うことはあまりないのですが、沖縄では自分へのお土産を買いまくってしまいました。城間栄順先生の作品集に始まり、紅型紋様のハンカチ、ミンサー織りのブックカバー、やちむん、お塩、サーターアンダギー等々・・・。本当に、職場・友人へのお土産よりも、自分のために購入したお土産の数の方がはるかに多いです(苦笑)。

たまには・・・良いですよね・・・☆(←自分に甘い)


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