SSブログ

花の香りにつつまれて しばし心は空に舞う ~国立劇場の桜~ [桜咲く国]

井の頭公園池ノ上駅から駒場野公園へと散策した後、渋谷から半蔵門へ。国立劇場へと歩きます。

他の場所よりも咲き始めるのが早い、国立劇場の桜たち。もしかしたら、と思って訪れてみましたら…

nt.JPG
ちょうど、満開でした!

国立劇場の正面に植えられているのは、「小松乙女(コマツオトメ)」と「神代曙(ジンダイアケボノ)」という品種。


nt-ko1.JPG
こちらが「小松乙女」。

今が盛りとばかりに花々が咲き乱れていて、夢のような美しさです。


nt-ko2.JPG
花弁の縁だけが、わずかに濃い薄紅色でなぞられています。

「乙女」の名前にふさわしく、まるで少女がほんのりと頬を染めたかのよう。

歌舞伎のお芝居で例えるなら・・・『鮨屋』のお里ちゃん、かな?


nt-ja6.JPG
「神代曙」も、絢爛と咲き誇っています。


nt-ja1.JPG


nt-ja7.JPG
初々しい風情の「小松乙女」とは正反対に、こちらはまるで歌舞伎の立女方のように優美できらびやか。

その名の通り、アマテラスのように圧倒的な神々しさと存在感。『助六』の揚巻のような、他の追随を許さない艶やかさと華やかさも感じさせます。


nt-ja3.JPG
花に顔を近づけて香りをかいでみると、意外にも清楚で爽やかな、上品な香りがします。

姿は艶麗なのに、香りは清楚で上品だなんて、人間で言えば「すっごくイイオンナ」じゃないですか~!!ずるい!ずるいぞ神代曙!!(笑)


nt-ja4.JPG
そんな風に思わず嫉妬しちゃうくらい、本当に惚れ惚れするほど美しい瞬間を迎えています。


nt-ja5.JPG

「夢見草(ゆめみぐさ)」という異称もある、桜の花。

桜の下で見る夢は、この季節にしか見られない夢。桜花爛漫の中でそっと目を閉じると、花と見る夢にしばし都会の喧噪を忘れて、ふわふわと自分の心も空を自由に舞い遊ぶようでした。


nice!(8)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 8

コメント 2

ささ

お久しぶりです。
♪あやにいろどる花舞台 いつも夢見る宝塚♪
と、ついついタイトルの続きを歌ってしまいます(笑)。
宝塚ではありませんが、国立劇場は今月「女清玄」もあって華やかそうで、まさに花舞台ですね。
来月7日に宝塚に行く予定ですが、花の道の桜がそれまで持ち堪えているのかちょっと心配です。
ちなみに、私の地元・奈良は昨日開花宣言があったようです。
by ささ (2013-03-23 16:58) 

★とろりん★

ささ さま、

お久しぶりです!!コメントありがとうございます。

ささ さま、流石です!!そう、今回の記事タイトルは、舞台つながりということで『花は花なり』主題歌から引用させていただきました。

奈良は22日に開花宣言があったのですね。東京はこの土日で満開を迎えました。他の地域と比較しても早かったのでしょうか。

春分の頃に宝塚を訪れた友人によると、花のみちの桜はまだ蕾だったそうですよ。ちょうど足を運ばれる頃に満開になると嬉しいですよね。ご観劇、楽しんでいらしてくださいね!
by ★とろりん★ (2013-03-24 17:33) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。