夏木立

8月になりました。皆さま、お元気でお過ごしですか？

先日、所沢市にある航空公園へ足を運びました。青葉と若草の清々しい香りが充ち満ちていて、何度も何度も深呼吸しました。気持ち良かった～！

ようやく蝉の声も聞こえ始めましたが、雲が広がって、夏らしい突き抜けるような青空にはなかなかお目にかからない日が続きます。

夏の草たち、夏の樹々たちは、雲の向こうに広がる青空と太陽を目指して、まっすぐに青葉と枝を伸ばしています。自然はきちんと、目には見えない季節の流れを感じ取って、今できる成長を続けているのですね。

最近は東北だけでなく、日本各地でやや強い地震が頻繁に起きて、落ち着かない日々が続きます。先の見えない不安や心許ない気持ちは、簡単には消すことはできないでしょうが、そんな時は、自然からパワーをもらいます。

空を見上げたり、木々の若葉を眺めたり、道路に咲く花々に癒されて・・・。そして、深呼吸して気持ちを落ち着かせたら、今という時間をしっかり過ごしていくことに集中しようと思います。

さぁ、深呼吸して・・・仕事に戻ろうっと☆（笑）

皆さまも、充実した夏の時間をお過ごしください。

見渡す世界は素晴らしい

ある舞台を観るために、代々木にあるHakuju Hall（白寿ホール） へ足を運びました。

ホールは7階にありますが、さらにその上の階には「スカイテラス」というフリースペースがあります。この日は吹く風がとても涼しくて、とても気持ち良かったです。

危険防止のためにガラス製の塀と鉄製の骨組が組まれていますが、なんだか絵の額縁のようだな～と思い、カメラのシャッターを押してみました。

青からオレンジ色へのグラデーションが、うまく撮れた･･･かな？

夕空の中に浮かぶ新宿副都心。かすむことなく綺麗に見えました。


東京の、ある夏の日の黄昏時でした。

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いよいよ今日から、「ARASHI LIVE TOUR "Beautiful World"」が始まりますね。まずは大阪・京セラドーム公演。参加されるファンの皆さん、嵐さんたちと思いっきり楽しんできてください！私も明日には、宝塚大劇場へ向かいますんで！（笑）

森の樹の下で

☆東京都庭園美術館にて☆


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ある、初夏の日の午後。



ひとりの青年が、森の樹の下で本を読んでいました。





すると、そこへ、



とあるお客さんがやってきました。



一羽の鳩です。


鳩は、とまどうことなく、まっすぐに青年に近づいて・・・


近づいて･･･

青年に、何かをたずねました。


一言、ふたこと、青年が答えると、鳩はなるほど、といった感じで、そのまま去っていきました。


青年は、いまの会話は、ふたりだけの秘密にしておこうと心に決めました。


いったい、ふたりはどんな会話を交わしたのでしょう。



やがて青年は、鳩との会話を思い出しながら･･･




夢の中を、まどろみ始めましたとさ。



おしまい。

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全然、動きのない写真ですみません。でも、一本の樹とベンチの座る青年のバランスがとっても素敵でしょ？

ほのぼのとしていて心惹かれる光景でしたので、ちょっと4コマ風にしてお送りしました。

つゆのひぬまに、東京さんぽ

東日本大震災が発生した日、品川にある原美術館で一晩避難させていただいたことは以前にも書きましたが、その時一緒に過ごした方のひとり（愛知県在住）が上京してきたので、３ヶ月ぶりに再会することとなりました。

最初は御礼も兼ねて原美術館へ行こうと計画していたのですが、直前になって原美が休館中だと言うことが判明し（←詰めが甘かった・・・）、急遽予定を変更。東京ツアーをすることになりました。

当日は新宿駅で待ち合わせ。メンバーは愛知から来た彼女と、原美で同じように知り合った大学生の男の子、そして私。

私の持参した「東京都内の美術館・博物館ガイド」みたいな地図本（←今手元にないのですみません）をペラペラめくっていると、「目黒寄生虫館」なるものを発見。「ここに行ってみたい！」というリクエストがあったので、行ってみました。


JR目黒駅から歩くこと、約15分（駅で、簡単な地図をもらうこともできます）。

その名の通り、寄生虫について世間に幅広く学んでもらおうという意図で開かれている博物館です。入館は無料。

まぁ、「寄生虫」ですから・・・（汗）。博物館には珍しく、館内写真撮影OKだったのですが、さすがにここでの公開はちょっと・・・と思い、カメラは出しませんでした（苦笑）。

しかし、心の中で「ぎょええええ」とか「ひいぃぃぃ」とか叫びつつ、意外に楽しんでしまったのは何故でしょうか（苦笑）。

2階でにはミュージアムショップもあり、Tシャツやストラップ、キーホルダー、希少価値の高すぎる寄生虫関連の書籍などが販売されています。

このミュージアムグッズが意外にクオリティ高いんですよ。館のシンボルとなっている「フタゴムシ」はチョウチョのような形をしているので、その姿も人気あるのかも。

個人的には、この日ミュージアムショップを担当していた女性の研究員さんがものすごくツボでした（笑）。まさにアニメやマンガから抜け出てきたような、萌えキャラ的キュートさ。

すっごくラブリーな空気感を醸し出しておきながら、ショップのカウンターに置かれていた「蛔虫（かいちゅう）」という本を指さし、「これ絶版になってしまって、今出ている5冊っきりなんです。私それ聞いて、すぐ買っちゃいました☆」って、おねーさん・・・(￣∇￣)

あのおねーさんに会えるのなら、また寄生虫館に行ってみてもいいかも・・・？（笑）

他の来場者もかなりたくさんありました。私たちが入館した時はそれほど人はいなかったのですが、帰るころには結構な混雑でしたよ。

予想外に寄生虫館でテンションが上がった後、いったん目黒駅まで戻ってさらに歩き、東京都庭園美術館へ。

隣接するカフェ、「茶酒（サーシャ）」でランチ。


お得なランチセット「鰻の炊込ご飯と翡翠そば」。

玉地蒸しかサラダ、コーヒーか紅茶がついて、1050円。翡翠そばのお出汁が優しくて美味しかった～。

お腹を満たした後、庭園内へ～。


まずは庭園美術館へ。

このスタイリッシュな外観の中に、絢爛なアール・デコ調の世界が広がっています。


正面玄関前に鎮座する狛犬のうちの１頭。

庭園美術館ではこの季節、「森と芸術」展が開催中。展示も内装の装飾や調度品もとても素敵でした。庭園美術館は、いつ来ても落ち着きます。

美術館を出て、少し庭園を散策しつつ、園内のベンチで休憩。

ちょうど、紫陽花が見頃でした。


艶やかですね～。ほれぼれします。

ここで、すでに16時過ぎ（←寄生虫館でいかにフィーバーしたかがわかります＞笑）。締めくくりに、今度は目黒から一気に押上へ。

スカイツリーを見に来ました～！


634メートルを達成してから来るのは、これが初めて。

昨夏に見た時は398メートルでしたので、そこから1.5倍以上高くなったわけですね。

ふもとで見上げると、すぐに首が痛くなって大変です（苦笑）。でも、完成に近い姿を見ると、自然とため息が出てきます。

飽きずにふたりでスカイツリーを眺めていると、飛行機が飛んできました。



これから、羽田へ向かうのかな？

ここで大学生くんとはお別れして、夕ごはんのために新宿へ移動～。

ごはんの場所は、つい先日も話題になったあのカフェです！お楽しみに☆

立てば芍薬・・・動けば嵐？

とあるビルの敷地内にある小さな庭園の芍薬。つぼみがふくらみ始めました。日ごとにつぼみがふっくらと丸みを帯びていき、色味が濃く鮮やかになっていく、その様子を観察するのが最近の通勤の楽しみ。

そして、昨日の帰り際、ついに花開いたのを発見！

明日から旅が始まるし（シーズン到来）、シャッターチャンスは今日しかない！ということで、今朝はデジカメを持って出勤。

幾重にも重なる花弁は、華やかなのにどこか落ち着きのある濃ピンク。丁寧に仕立てられた上質のドレスのようで、本当に綺麗です。ずっと見ていても飽きません。

「立てば芍薬」という言葉の通り、優美な麗人のような品と華がある芍薬。その花言葉は「恥じらい、はにかみ」なんだそうですよ。姿かたちとのギャップがおもしろいですね。


こちらは、別のビルにある灯籠。


灯りをともす部分に、鳳凰の意匠が施されています。カッコイイ！

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そんなわけで、いよいよ旅の季節が始まります。

まずは、明日から関西へ移動～。ところが週末から来週にかけて、台風２号が西日本に最接近するという予報が出ているではありませんか。何なんですか、そのジャストタイミング・・・orz

「嵐を呼ぶ女」、今年も絶好調です(半笑)。

めぐりめぐる季節の途中で

仕事中、ちょっと気分転換したい時、煮詰まった時、心が弱った時、ヒートアップし過ぎた自分をクールダウンさせたい時（苦笑）、職場をフラ～ッと抜け出して近辺を散策することがあります。

この日は雨も上がって晴れ間が見えてきたので、近くの教会まで散歩。よく手入れされた季節のお花が迎えてくれます。


教会入口の聖母子像。薔薇の花が、寄り添うように咲いていました。

清純で穏やかな空気をまとってたたずむ聖母子と、艶やかで華やかな空気をふりまく薔薇の花のコントラスト。



青空に向かって伸びていく銀杏の木。

この季節は、樹木がぐんぐん背伸びをしているようで、見ているだけでこちらの気分の前向きになります。

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仕事帰りはちょっと遠回りして、皇居のお堀沿いを散策。


お堀端に立つ柳の木。

根元が腐朽していて台風や地震で倒木の恐れがあるという事で、この柳は今週中にも撤去されてしまうそうです。若葉をたくさん伸ばしてくれて、そんな風には見えませんが…。問題があるとは言え、何か、人間の都合で申し訳ないなぁ…。

ごめんね、そして今までありがとう、と、心の中でつぶやいた、ある日の遅い午後でした。

風薫る

「香り かぐわしき名宝展」＠東京藝大大学美術館の帰りに、上野公園を散策。汗ばむような陽気でしたが、時折吹き抜けていく風は爽やかで、とても心地よいです。



クスノキの花の、何とも言えない瑞々しく甘いにおいが森の中に立ちこめています。他にも様々な樹木や花などの薫りが充ち満ちていて、その濃い緑の空気にむせかえるよう。

あまりの薫りの良さに、人目もはばからず伸びをして深呼吸。う～～ん、気持ち良い！



日本の「香り」を堪能した後に、自然の「薫り」も心いっぱいに吸収。思い切りリラックスできた１日でした。

La Vie en Rose ～フラワーアートアワード2011 in Tokyo Midtown～

東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館へ向かう途中、どこからともなく薔薇の花の良い香りがふわりと漂ってきました。

この香りは、どこから･･･？と辺りを見回すと、エレベーターホールの近くに、薔薇の生花をふんだんにあしらった、素敵なオブジェを発見。



どうやら、「フラワーアートアワード2011 in Tokyo Midtown」というイベント期間中だったようです。残念ながら、イベント自体は昨日で終了した様子。しまった・・・もう少し早く紹介すれば良かった･･･。

基本的な情報は、コチラへ☆→フラワーアートアワード2011 in Tokyo Midtown












デジタルに整備された都会的な空間の中に、艶やかに咲き誇り、気品高く香り立つ薔薇の花･･･。眺めているだけで、ちょっと華やいだ気持ちになれました。

先月は桜、今月は薔薇。ほかにも勿論、様々なお花や緑や自然に癒されつつ、励まされつつ、今日も1日が始まります！

若葉は限りなく生まれつづけてゆく

今週に入ってから、千鳥ヶ淵の桜を観に行くことができていませんが、八重桜の多い内堀通りはこれからの季節が見頃ですね。

植物は季節の移り変わりをきちんと感じていて、イチョウの若い芽が顔を出し始めています。


見るからに瑞々しくて、柔らかそうな、生まれたての新芽。



よ～く見ると、生まれた時から、ちゃんと「イチョウの葉っぱ」の形をしているんですよ！可愛い！

こんなに小さな小さな存在に、あふれんばかりの生命力と躍動感を感じ、なんだか前向きな気持ちと元気が出てきます。



和気清麻呂像の近くで満開を迎えていた八重桜。

風が吹くとひらり、ひらりと花びらが舞い始めていて、戯れに手のひらを差し出すと、１枚の花びらがふわりとその上に降りてきてくれました。ほんの一瞬だけの邂逅で、すぐにまた風に吹かれるまま、高く空へと舞い上がっていきました。

自然の脅威と恐ろしさ、そして当然ながらその前では為す術もない私たち人間の無力さを、言葉では言い表せないほどに痛感する日々が続いています。

けれど、私たち人間の心を和らげ、癒し、励まし、勇気を与えてくれるのもまた、自然なのですよね。

今を受け止め、新しい季節を一歩ずつ、進んでいきたいと思います。

梅見月

東京では春が近づく前に雪が降る、と聞いたことがあります。確かに、先週の雪以来、少し寒さも和らいできたかな・・・と感じる今日この頃。まだまだ風は冷たいですけれどもね。


六本木の裏道にて。こんな都心で出逢えたことが何だか嬉しくて、思わずパチリ。

控え目なのに華やかで、ほっそり儚げなたたずまいなのに凛としている梅の花。やっぱり大好きな花です。