夜空に桜は降りそそぐよ ~目黒川の夜桜~ [桜咲く国]
仕事帰りに、目黒川へ桜を見に立ち寄りました。目黒川へ桜見物にやって来るのは初めてです。
訪れたのは22時過ぎでしたが、それでも川沿いの道にはたくさんの人が行き交い、周辺のレストランやカフェも出店を出して賑わっていました。
川面に枝を落とす風情と灯りが、なんとも艶めかしいですね。
フラッシュを使って撮影してみました。ちょっと白くなりますね。
闇夜にほの白く浮かび上がる満開の桜。
この日は仕事でちょっとささくれた気持ちになり、急きょ思い立って目黒川まで来たのですが、ふわふわと宵闇に浮かぶ花のぼんぼりを眺めていると、ささいな事で気が立ってしまった自分に、かえって反省・・・。
ちょっとだけビターな気持ちを噛みしめながらのお花見でしたが、自分の気持ちに折り合いをつけられて、帰宅する頃にはスキッとした気持ちになっていました。
自然って、自分の気持ちに素直になれるチカラを持っているのかも知れませんね。桜さん、ありがとう!
こよひ逢ふ人 みなうつくしき ~神楽坂 「カナルカフェ」で夜桜見物~ [桜咲く国]
嵐道の師匠、チャミ師匠からお誘いいただきまして、夜桜見物をすることになりました。
場所は神楽坂にある「カナルカフェ」。
こちらはですね、2007年に嵐・二宮和也くんが主演したドラマ「拝啓、父上様」のラストシーンのロケ地として有名なお店です。師匠によると、このカナルカフェを中心に神楽坂一帯はニノくんファンの聖地となっているそうです。
2007年はまだ嵐ファンになる気配もない頃ですが、この「拝啓~」のカナルカフェの場面は、おぼろげながら覚えております。最終話で、黒木メイサちゃんとお話するシーンで登場したんですよね。当時、「ドラマは最終話だけ見れば全話見た気になれる」という横着者だったワタシ、たまたまつけたテレビで「あ、『硫黄島からの手紙』に出てた役者さんだ」とニノくんに気づいて、その話だけ見たような記憶があります(←そう、この時点ですらニノくんが「嵐」のメンバーだという認識はなかった模様)。
しょっぱなから閑話休題(←得意技)。
お店に近い飯田橋駅に到着したのは、17時半頃。それでもお店の前はすでにけっこうな行列です。夕日に映える桜を眺めながら、時間を過ごします。
意外に早くデッキサイドのお席に入ることができました。やったね☆
人混みが苦手なため、花見は早朝に行くことの多いワタシですが、夕景に浮かぶ桜も、儚げで素敵ですね。
ほどなくして師匠も到着し、ビールとサングリアでかんぱ~い!後はひたすら、嵐トーク炸裂(笑)。時々、歌舞伎トークと宝塚トークもちょいちょい挟みましたが、9割方、嵐トークでした☆
そんな風に時間を過ごしているうちに、日も暮れて、夕闇が空気を染め出していきます。
せっかくなので、師匠のお気に入り散歩コースだと言う神楽坂~市ヶ谷のお堀沿いをそぞろ歩きすることに。
外堀通りから見るカナルカフェ。
この橋の上からは、これまで歩いてきた桜並木が美しく見えるそうなのですが、夜は都会のネオンと川面の闇に溶け込んでいました。
この後、またもやロケ地巡りをしてしまった師匠とワタシですが(笑)、それはまた別の記事でご紹介しますね。
夜桜見物をするのは久しぶりでしたが、朝やお昼に見るのとは全く違う表情を見せてくれますね。師匠、お誘いいただいて、ありがとうございました~!
明日の東京は、花散らしの雨が降る予報。皆さま、お花見はどうぞお早めに!
桜花爛漫として梢に吹く ~国立能楽堂の桜~ [桜咲く国]
久しぶりに狂言の公演を観るために、花冷えの空の下、千駄ヶ谷へ。
国立能楽堂のお庭に植えられている桜も、満開を迎えています。
能楽堂に入る時間まで時間に余裕があったので、周辺をぐるりと一歩いてみることにしました。
桜の他にも、芽吹き始めた若葉や住宅の軒先で育てられている花々などに目をやりながら、ブラブラと歩いていると、能楽堂の真裏に小さな公園を見つけました。
その公園にも、桜の樹が静かに、そして誇り高くたたずんでいました。
この桜は鳥たちに愛され、慕われているようで、ひっきりなしにスズメが飛んできては花の間に身を埋めたり、仲間たちとおしゃべりしたり。
少し歩けば首都高にも幹線道路にも電車にも行き当たるほどの都心なのに、ここだけは別世界のように静かな空間が広がっています。響き渡るのはスズメたちの愛らしいさえずりと、かすかに聞こえる軽やかな羽ばたきの音だけ・・・。
ふと目を落とすと、役目を終えた花たちの姿。
今年は寒い日が多いからか、花弁を散らすのではなく、こんな風に花ごと臥している姿をよく目にします。
その時、ふわっと風が吹いて、またまた花たちがくるくると回転しながら、地上へと降りていきました。
「桜花爛漫として梢に吹くといへども、春風嫋嫋と吹き来りて花を散らす・・・」 (狂言『金若』より)
もうちょっと、もうちょっとだけ咲いていて、と思ってしまうのが人間の心。けれど花は、自然のままに与えられた命を生きていくのですね。
君とまた会える日々を ~国立劇場の桜(2)~ [桜咲く国]
千鳥ヶ淵から半蔵門方面へ抜けるルートをたどり、最後に挨拶するのは、やっぱり国立劇場の桜。
昨日の記事はコチラ☆
国立劇場で興行中の『絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)』は、片岡仁左衛門丈が座頭として出演中。
松嶋屋と桜の、華やかなツーショット。
千鳥ヶ淵を散策している時には花曇りらしく霞がかった空でしたが、こちらに来る頃には青空が広がってきました。
光の角度や強さ、空の色によって、花の色合いや雰囲気も変わります。
こちらの桜は今がまさに満開、という時期で、ひらり、ひらり・・・と花びらが舞い始めています。この週末、風が強ければ花吹雪とともに短い時間を散らしていきそう・・・。
また来年、この場所で出会えますように。しばらく花の下にたたずみながら、ずっと願っていました。
今、咲き誇る ~千鳥ヶ淵の桜(2)~ [桜咲く国]
この週末にかけて満開が予想される千鳥ヶ淵の桜。次に逢いに行けそうなのは週明けになるので、今朝もご挨拶してきました。
昨日の記事は、コチラ☆
まずはいつもの、定点観測~。
お!ちょうど満開になったかな?嬉しいなぁ☆
続いて、定点観測その2。
昨日に比べると、ずいぶんと薄紅色に染まっているような気がします!
昨日は暖かい1日でしたから、一気に花が開き始めたのでしょうね。今朝は気温が下がって肌寒かったから、お花たちもちょっとびっくりしているかも。
桜の季節の通勤は、いつもよりワクワクしますね。
いつもはきりりと立っている品川弥二郎さんも、心なしかウキウキした様子・・・?
花の下を泳ぐ鳥たち。
インド国旗と桜のツーショット。
半蔵門をバックに。
今朝は花曇りでしたけれども、やっぱり桜の花咲く下を歩くのはとても気持ちが良いですね。日本人で良かったなーとしみじみ思う瞬間です。
絶景かな、絶景かな ~国立劇場の桜~ [桜咲く国]
千鳥ヶ淵の桜を愛でながら、ゆっくりと半蔵門方面へ。国立劇場前にある桜は、今が満開です!
こちらは「小松乙女(コマツオトメ)」という品種。
こちらは「神代曙(ジンダイアケボノ)」という品種。
千鳥ヶ淵の桜とはちょっと違って、国立劇場の桜はピンクが少し強め。よ~く見ると、花弁の周りを縁取りしたように、ちょっと濃いめの薄紅色がついているのです。
ユキヤナギとの競艶。
青空と桜のコントラスト、いつまでも眺めていたいですね。この季節、この時にしか味わえない幸福です。
君に 逢いに行こう ~千鳥ヶ淵の桜(1)~ [桜咲く国]
千鳥ヶ淵の桜に、今年も逢いに来ました。
いつもは半蔵門から九段下へ向かうルートをたどるのですが、今年は思い立って逆ルート、九段下から半蔵門へ歩いてみることにしました。
いつもの定点観測。
ん?なんだか、昨年よりも幹が少し太くなって、頼もしく見えます。
→昨年の様子は、コチラから☆
もうひとつの定点観測。
木々にもよりますが、5~6分咲き、といったところでしょうか。
朝の光を浴びて。
特等席でお花見中のカモさん。彼女の瞳には、春の景色はどんなふうに映っているのかな?
英国大使館前の桜並木は、まだまだこれからが本番といったところ。
これからしばらくお天気が続くようですし、この週末にはきっと満開になりますね!サクラ咲ケ!!
明日、春が来たら [桜咲く国]
先週の土曜日に東京都では桜の開花宣言が発表されました。明日は天気が崩れるとの予報ですがその後は回復するそうなので、見ごろは今週末くらいになるでしょうか?ちょうど入学式のシーズンですね。
まだまだ朝は肌寒い頃、近くの桜はまだつぼみを固く閉じているかな・・・と思いながら、ちょっと早起きして、通勤途中にお散歩。BGMは松たか子さんの「明日、春が来たら」と嵐の「サクラ咲ケ」をの2曲をリピート☆
「♪ 明日、春が来たら 君に逢いに行こう・・・♪」(←この歌詞が、すごく好きです)と口ずさみながら歩いていると・・・
今年最初の桜に出逢いました!
この桜、実はいちばん日光が届きにくそうな木の根元、根っこの影に咲いているのですよ。ついつい上の方の枝先を見上げてしまいがちですが、土台となる場所で堅実に力を蓄えて、一足早く春を届けに来てくれました。
今日、君に逢えて良かった。明日も君に、そして君の仲間たちに出逢えますように。
【お知らせ】
週末にいくつかカンゲキレポをアップしました。タイトルをクリックしていただくとそのページに飛んでいきます。
新橋演舞場 三月大歌舞伎 夜の部
「オーケストラの日2012」コンサート