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にわかファンでも、叫ばせてください。 [映画]

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マイケル、ありがとーうっ!!

Love lives forever...
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マイケル・ジャクソン 『THIS IS IT』 2回目 [映画]

映画レディースデーに、またしてもマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』を観てまいりました。

人混みが苦手なので、あえて郊外のシネコンに足を運んだのですが、私が鑑賞した回は、見やすい後列ブロックは既に満席。開映ギリギリに入った私は、前方右手ブロックの列に。う~、ちょっと見にくい…。ネット予約しておけば良かったと少し後悔。

マイケルに惹かれてわずか2週間のにわかファンのため、曲とタイトルはさすがにまだ一致しない事が多いです(汗)。けれども全体の流れがつかめているので、今回はひたすらマイケルの音楽に身をゆだねるような感覚での鑑賞でした。

このコンサートに参加している共演者やステージスタッフは、それぞれの世界で一流の人たちばかり。中でもギタリストのオリアンティ・パナガリス(Orianthi Panagaris)はすごいっ!!の一言です。

一見、ロリータフェイスの金髪美少女(若干24歳)という印象なのですが、ひとたび演奏を始めたら圧倒的。カッコイイ!!

「Black or White」のリハで、マイケルがオリアンティと絡む場面があるのですが、ここはすごく印象的でした。

間奏のギターソロで、マイケルが彼女に「いちばん高い音を出して」と言います。頑張って高音を出すオリアンティ。マイケルは「君が輝く瞬間だ」と、彼女を引っ張ります。もっと頑張るオリアンティ。「一緒にいるから」と、さらに彼女を励ますマイケル。そして、超絶テクニックな圧巻のギターソロを見せるオリアンティ。

本物の「技」や「芸」を持つ人は、若手や相手役の力を引き上げるだけでなく、その才能を引き出して伸ばし、自信をつけさせることが出来る人なんだとあらためて思いました。マイケルはそれができる、希有で、大きな存在のアーティストだったのだと再実感しました。

本編のラストと言っても良いかと思うのですが、ケニー・オルテガが「"マン・イン・ザ・ミラー"のサウンドチェックをして~」と言った時、ああ、もう終わってしまう…という寂しさが突然全身を襲ってきて、震えが来て・・・自分でも驚きました。

どうかまだ終わらないで、もうしばらくこの空間にいたい、マイケルの世界に浸っていたい・・・という心の声が、そうさせたのだと思います。めったにない体験でした。

その後にやってきたのは、じんわりとした、温かい幸福感。

「この映画を見ることができて、本当に幸せだった」「映像だけれども、マイケルを見ることができて、本当に良かった」。エンドロールが終わるまで、その思いをずっとかみしめていました。

映画の公開は、いよいよ明日までです。

★ おまけ ★

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映画を見終わった後、なんとなく優しい気持ちになって、映画館近くの花屋さんでついつい買い求めたポインセチア。

クリスマスまで、あと1ヶ月ですね。


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マイケル・ジャクソン THIS IS IT [映画]

マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・エディション(初回生産限定盤)

マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・エディション(初回生産限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2009/10/28
  • メディア: CD

今年6月25日に急逝した「キング・オブ・ポップ」、マイケル・ジャクソンが、7月にロンドンで開催する予定だったコンサート、『THIS IS IT』のリハーサルや製作過程を記録していたフィルムを編集したドキュメンタリー。10月28日に世界同時公開されました。

ネットやメディアでも大きく話題になりましたし、周りの人からも「すごく良い映画」と聞かされ、これまでマイケル・ジャクソンや洋楽に興味がなかった私でも、楽しめるのかな…?と思いつつ、映画館に行って来ました。製作過程やリハーサル風景を撮影したメイキング映像だと聞いたので、そういう視点からも楽しめるかな、と。

いやぁ…凄いです。「凄い」という言葉しか見つかりません。

今さらながら、あれだけの才能と実力に恵まれ、誰よりも豊かで純粋な心と人を惹きつけずにはおれない求心力を持つマイケル・ジャクソンという存在が、あのような最期を迎えなくてはならなかった事が、残念でなりません。そして、ショーというにはあまりにも壮大すぎる、マイケルの創り上げた「世界」が、彼を待ち続けていた無数のファンの目の前で実現出来なかった事が、惜しくてなりません。

映画は、ロンドン公演に向けて、オーディションで選ばれたメインダンサー達のインタビューから始まります。彼らに共通するのは、マイケルに対する深い敬愛と崇拝の念。本国ではトップクラスのダンサーとして活躍する彼らが、まるで子どもに戻ったかのように瞳をキラキラさせて、マイケルと同じ舞台に立てる幸せをイキイキを語ります。

マイケルとともに、彼の「世界」を創り上げるスタッフ、共演者も一流の実力者。

素晴らしいな・・・と思ったのは、皆がマイケルを信頼し、尊敬していると同時に、マイケルも皆を心から尊敬し、信頼しているのがとても伝わってくるところ。だからこそマイケルは納得するまで自分の要望を伝えようとするし、スタッフや共演者も率直に意見や質問を彼にぶつけていきます。

特にこのコンサートのクリエイティブ・パートナーであったケニー・オルテガ。彼のマイケルに対する言動は、とてもフレンドリーでありながら敬意にあふれています。アーティストのテンションとモチベーションを高めつつ、必要なことはきっちりと確認する、その姿勢は個人的にとても勉強になりました。

コンサートは、クレーンやセリ、ダイナミックな舞台機構だけでなく様々に工夫をこらしたCG映像も製作されていて、それがどの曲で、どのように使われるのかも見どころです。また、この映像たちもひとつひとつ凝っていてね~、本当に面白いです。スターウォーズばりの大行軍や、ハンフリー・ボガート(かな?)との共演や、まるでノーマン・ロックウェルの絵を見ているような映像とか、美しいジャングルとか・・・。

一流のスタッフに共演者、ダイナミックな舞台装置、壮大な映像に囲まれてもなお、マイケルのオーラは影をひそめる事がありません。その輝きはむしろ、大きく強くなっていくように感じます。

コンサートリハなので、歌唱はフルヴォイスではないらしいのですが、初めてマイケルの歌をちゃんと聴く私には、あらためてそう言われるまで、まったくその事に思い至りませんでした。

バックコーラスの女性シンガーと、「I Just Can't Stop Loving You」をムードたっぷりに歌い上げたマイケルが、後で「今はウォーミングアップだから、声はあまり出したくないんだ」と言っているのに、「そっか、これ、リハだったんだよね!」と再確認したくらい(苦笑)。それほどまでに、豊かで美しい、伸びやかな歌声。

そしてもうひとつ圧巻なのが、ダンスパフォーマンス。あれだけ世界トップレベルのダンサー達がそろっていても、ひとたびマイケルが踊り出すと、やはり彼に目を奪われてしまいます。

身のこなしの鋭さ、ひとつひとつの振りの的確さ、腕や足の位置の角度・・・すべてにおいて完璧。コンサートを行うのは数年ぶりと聞いていたのですが、そんな事をまったく感じさせない躍動感です。

スタッフとディスカッション中に、マイケルがおどけて、膝を伸ばしたままふわっと足を前に振り上げるような仕草をするシーンがあるのですが、膝がまっすぐ綺麗に伸びているんですよね。まるでバレエのプリンシパルのよう。ダンスの基礎訓練をしっかりしていないと、あそこまで太股から膝下にかけてピーンとまっすぐ伸びないと思います。

シンガーとしても、ダンサーとしても一流というか、天性の才能に恵まれた人だったんだぁ・・・と、今さらながら驚嘆しました。

マイケル・ジャクソンと言うと「スリラー」がとても有名ですし、曲も超絶的にテンポが速くてスピーディーなイメージがありましたが、バラードがとても素敵ですね。

エンドロールに流れた「This Is It」や、映画を見た後に「着うたフル」でダウンロードした「You are not alone」は、柔らかくて温かな歌声で、心に染みこむような優しさにあふれています。

「今」を生きるパワーを、たくさんもらえる映画です。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT -オフィシャルサイト


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シネマ歌舞伎特別篇 『牡丹亭』 [映画]

(画像は、クリックすると拡大表示されます)
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2009年5月30日(土) 東劇 12:55上映

第1部 ドキュメンタリー篇 『玉三郎16days in蘇州』
第2部 舞台篇 『牡丹亭』
(2009年3月13~15日 蘇州科学技術文化芸術センター)



京劇史上最大の名優の1人として知られる梅蘭芳(1894-1961)。2009年は、彼が京劇史上初の海外公演の為に来日して80年という節目の年でもあります。(京劇初の海外公演は、日本だったのですよ~)

梅蘭芳をはじめ、京劇全体に多大な影響を与えたとされているのが、中国の古典芸能・昆劇。日本の能楽と同じく600年以上の歴史を持ち、ユネスコの世界文化遺産にも指定されています。

その昆劇の本拠地とされている中国・蘇州で、坂東玉三郎丈が昆劇の名作『牡丹亭』に主演。その舞台がシネマ歌舞伎(特別篇)として日本のファンにも届けられました。"シネマ歌舞伎"ですので、カテゴリーは「映画」にしました。

この日は友人の尽力のおかげで、玉三郎状が舞台挨拶にいらっしゃる初日の回を拝見することができました。友人殿、大感謝です!!(生キャラメルもありがとうございましたっ[黒ハート]



劇場に入ると、スクリーン前には『牡丹亭』ポスターと、目にも鮮やかな美しい牡丹の花(トップ画像)。

こちらは牡丹の花の名産地、島根県松江市から贈られたもので、この初日に花が開くように育てられたのだそうです。

まずは上映前に、玉三郎丈よりご挨拶。

ふわっとそよ風のように会場内に足を踏み入れられて、とても自然体なのに、すんごいオーラです~~。カジュアルなスーツで、パンツはなんとカーゴスタイル。そんなラフな装いの玉三郎丈を拝見できるとは思っておりませんでしたので、ちょっと嬉しい驚き。

玉三郎丈は短い時間の中で、自分と昆劇の出会いや『牡丹亭』上演までの道のりなどをご自分の言葉で語って下さいました。

「言葉の壁はどうやっても乗り越えられるものではない」「ハードルがあると、僕は乗り越えたくなっちゃう」と、自然に微笑みながらおっしゃっていましたが、その後に上映された「ドキュメンタリー篇」、そして「舞台篇」を見ると、その言葉の深さというか、そんな言葉をごく自然にさらっとおっしゃってしまう丈の凄さに、あらためて感嘆しました。



では、ここからは『牡丹亭』の感想を書き留めておきますね。

【物 語】

深窓の令嬢、杜麗娘(と れいじょう:玉三郎)は、春の浅い眠りの中で見た夢の中で、柳夢梅(りゅう むばい)という美しい生年と出会い、一目で恋に落ちます。柳夢梅も麗娘に心惹かれ、2人は結ばれます。しかし、麗娘が目を覚ますと誰もいません。それはすべて夢の中でした。

麗娘は夢の中で結ばれた青年の面影が忘れられず、日に日に思いは募るばかり。侍女の春香や母が必死に看病をしますが、麗娘は青年を思いながら病に倒れ、はかなくこの世を去るのでした。

魂となってもなお、柳夢梅の事を忘れられぬ麗娘はこの世を彷徨い、ついに柳夢梅とめぐり逢います…。

【カンゲキレポ】

玉三郎丈の美貌際立つ圧倒的な舞台姿はもちろんですが、それ以上に丈の飽くなき挑戦心、探求心に心の底から感嘆し、あらためて尊敬の念を強くしました。

中国の古典芸能と言うと「京劇」が代表的ですが、これは18~19世紀にかけて中国全土から演劇集団が首都・北京に集結し、融合した結果に確立したものとされています。その中に昆劇も含まれていました。(当時の清国皇帝・乾隆帝の80歳のお誕生祝いの為に集められたとされています。さすが皇帝、お祝いのスケールが違います…)

昆劇は、今回初めて拝見しましたが、京劇の基本的な構造は昆劇をルーツにしていたのだな、と実感しました。

「牡丹亭」の舞台装置はきわめてシンプルで、背景には紗幕のようなカーテン、床にはじゅうたんが敷いてあるだけ。大道具も、テーブルが1つと椅子が1脚(場合にはよっては2脚)だけ、という、本当に簡潔な舞台です。

京劇の基本的な舞台装置も、「一卓一椅」と言って室内の場面では1つのテーブルと1脚の椅子だけで表現することがほとんどです。最近の舞台では背景に書割などを多用するケースも目立ちますが、基本的には京劇も、背景はカーテンだけで後は演者の動きや唄だけで情景や場面を表現します。

世界各国で受け継がれている古典芸能では、今と違って大がかりな装置や仕掛けを準備できなかった為に、「演者の実力がすべて」という状況で行われる形態が多いですが、昆劇もやはりその形態を受け継いでいて、それが京劇に伝わっていったのですね。

今は、昆劇や京劇にも現代風の演出も加わるようになっているので、玉三郎丈が必要だと感じれば、背景などに手を加えたり、大道具を使用することも可能であったはずです。しかし、玉三郎丈はあくまでも昆劇本来の姿にこだわった舞台の創出を試みられていた様子で、感服しました。

侍女とともに春の花園を訪れるシーン。カーテンの前で、侍女・春香役の沈国芳(←好演!!)と呼吸を合わせて、わずかな目の動きや指の動きだけで、花園に足を踏み入れた瞬間の驚きや浮き立つ心を表現。目の前に咲き乱れる春の花々を観客にも連想させ、この方が持つ「藝の力」を、いかんなく発揮。

本当に、玉三郎丈の眩しそうな瞳の揺らぎ、沈国芳のパッと華やいだ明るい笑顔がスクリーンに映し出されたとき、私の周囲に、花々の甘い香りと軽やかに飛び交う蝶、温かく降り注ぐ春の陽差しが一気に広がったような錯覚を受けました。

言葉のハードルも、異国の芸術文化の壁も、軽やかに駆け抜けてしまって、そこでもきちんと「坂東玉三郎」として存在できてしまう玉三郎丈。いやぁ…凄いです。「凄い」という他に、ちょっと言葉が見つかりません(汗)。

物語としては、「えええっ、そんな展開ですかっ」的な結末なのですが(汗)、春の夜に見るような、ちょっとファンタジックでミステリアスなお話です。ま、ハッピーエンドでめでたし、めでたし(笑)。



一口に「古典芸能」と言っても、様々なジャンルがあります。日本では能楽や歌舞伎、人形浄瑠璃、神楽、各地の民俗行事がお互いに影響を受け合いながらもそれぞれのルーツを確立してきたように、中国でも数多くの古典芸能が融合し、影響しあって受け継がれてきたのだな…と実感しました。

そして今度は、2つの国の古典芸能が、坂東玉三郎丈という肉体を架け橋として、海を超えて結び合った…。この出来事は、日本と中国の演劇の歴史に少なからず刺激を与えるのではないかという思いがいたします。

蘇州駅


公演が行われた「蘇州科学技術文化芸術センター」の最寄り駅…?

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映画 『武士の一分』 [映画]

【原 作】 藤沢修平

【監 督】 山田洋次

【出 演】 木村拓哉、檀れい、坂東三津五郎、笹野高史、
       小林稔侍、桃井かおり、緒方拳 ほか

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2回目の「プロデューサーズ」☆☆☆ [映画]

3月の試写会ですっかりハマッてしまった、映画「プロデューサーズ」
あの限りなくハイテンションで、限りなく愛すべき人々にもう一度逢いたくてたまらず、
またまた映画館へ行ってしまいました。

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映画 「プロデューサーズ」 [映画]

2006年3月20日(月) 有楽町よみうりホール 18:30 開映


2006年4月8日公開

監督: スーザン・ストローマン
撮影: ジョン・ベイリー チャールズ・ミンスキー 
 
出演: ネイサン・レイン マシュー・ブロデリック ユマ・サーマン 
     ウィル・フェレル ロジャー・バート ゲイリー・ビーチ
     アンドレア・マーティン デブラ・モンク       ほか

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「ホテル・ルワンダ」 [映画]

 http://www.hotelrwanda.jp/

【監督】 テリー・ジョージ

【出演】 ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ、ホアキン・フェニックス

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久しぶりに映画 「ミュンヘン」  [映画]

学生時代は、月に2~3回ほど試写会を当てまくっては鑑賞し、
「試写会の鬼」とまで言われていたとろりんさん。
この当時、ちゃんと一般料金を払って映画を見た記憶が…ありません(汗)。

学内で発行されていた映画誌に、「安く映画を見よう!」みたいなタイトルで、
試写会に当たる秘法伝授についてコラムを書いた事もあります(笑)。
普段は、真面目に映画の感想なども書いていましたよっ(自己フォロー)。

最近は、カンゲキ狂い咲きに時間と体力と財力を吸い取られている為(苦笑)、
なかなか映画館に足を運ぶ機会がありません。
今回は久しぶりに「これは見ておきたいな」と思った映画があったので、行ってきました。

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