宮古島の旅(3) 東平安名崎 [旅]
池間島をぐるりと一周して、再び宮古島へ。
次に訪れたのは宮古島の東端に位置する、東平安名崎(ひがしへんなざき)です。
西平安名崎と同じように、海の中へぐっと細く突き出した形状をしています。
また、沖縄方言では東を「陽が上る(あがる)」ことから「あがり」とも言い、「いりへんなざき(=西平安名崎)」に対して「あがりへんなざき」と呼ばれることもあるそうです。
岬の長さは約2キロらしいのですが、実際に歩いてみると、もっともっと長いような気がしたけどな~。春には一面にテッポウユリの白い花々が咲き乱れ、それはそれは美しい光景なのだそうです。
宮古島の東端から細長く突き出した東平安名崎は、ちょうど東シナ海と太平の境界に位置します。
おわかりいただけますでしょうか?手前と奥の淡いエメラルドグリーンのような色をした海が東シナ海、その間に切り込むように染まっている、少し濃い目の青い海が太平洋です。
水深も潮の流れの速さも異なる2つの海は、その境界で絶えず勢いよくぶつかりあい、そのたびに波飛沫が激しく砕け散ります。
こちらは、完全に太平洋側。
海の色がちがうと、水のきらめき方もちがってくるんだな~・・・。新鮮な感動でした。
強い風にあおられて転倒しないように踏ん張って立っていると、「生きている」という実感が水平線の彼方から、大地の底から身体中に伝わってくるようです。