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蘭寿とむ さよならスクラップブック [宝塚歌劇]

蘭寿とむさよならスクラップブック (宝塚ムック)

蘭寿とむさよならスクラップブック (宝塚ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2014/03/14
  • メディア: ムック

 

5月11日に惜しまれつつ退団する花組トップスター・蘭寿とむの
さよならスクラップブックが発売されます。
「歌劇」「宝塚GRAPH」などに掲載されたポートレート、インタビュー記事などを抜粋し、
1996年の初舞台からこれまでの歴史をギュッと凝縮。
蘭寿とむの華麗な足跡を辿る一冊です。
巻末には蘭寿から皆様に宛てたメッセージも掲載!



* * *  * *


獲り下ろしポートも掲載されたメモリアルブックとは違い、「歌劇」「宝塚GRAPH」において蘭寿とむが登場したインタビュー記事や本人執筆の「楽屋日記」「えと文」、対談やポートレート、新人公演評などが収録された1冊。

これを読むだけで、蘭寿とむが宝塚歌劇団で過ごしてきた年月、そしてその年月の中でどのようなことを体験し、どんな舞台を勤めてきたのか、そしてその中で彼女自身がどう思っていたのかが浮かび上がってきます。

文字関係はすっかり忘れていますけれども、ポートレートとかは何となく覚えているものですね。「そうそう、新人の頃のらんとむって、シャツかとっくり(←タートルネックと言ってあげて)が多かったんだよねー」「そうそう、この時期はポートでも天然石のアクセサリーをよくつけてたなー」とか、懐かしく思い出しました。

個人的には、同期紹介コーナー「添乗員Soの82期ツアー」の、らんとむの回が収録されていたのは嬉しかったです。

壮くんのちょっとぶっきらぼうな感じだけど、らんとむと心の底から信頼し合っているのが伝わってきて、じ~んときたのを覚えています。はみだしSHOTでは壮くんのお世話を焼くらんとむと、されるがままになっている壮くんの姿にほっこり。(ちなみにこの同期紹介コーナー、当初は違う方が担当だったのですが年の途中で退団されてしまい、急きょ壮くんに白羽の矢が立ったのでした。)

そして、ユミコさん(彩吹真央)とのやり取りの全てがいとおしくて、懐かしくて、胸の奥がキュッとします。

あとは、2009年のグラフ9月号の「SCENE」!このらんとむスマイルが、私にとってのマイ・ベスト・らんとむのひとつです!(←ベストは1つに限らない)。このポストカード、今でも旅の時にはいつも持ち歩いています。

最後のメッセージは・・・ちょっと不意打ちでした。予告されていたのに、あまりにも真っ直ぐな言葉で・・・。ぎゅっと胸が締め付けられました。

これからまた、じっくり読んで、蘭寿とむの宝塚での道のりをゆっくり噛みしめたいと思います。


ただ君だけに 君と出会うためだけに [宝塚歌劇]

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とうとう花組大劇場公演、最後の週末です。もちろん、参りました。

千秋楽まで、こちらに滞在予定です(途中で別の場所にも出かけますが)。千秋楽、劇場には入れませんが(涙)、お見送りだけはしたいと…。

もちろん、リスのさとし君も一緒ですよ~♪

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さとし(リス)「あーいー♪それはーあーまくー♪」
オスカル「アンドレ…わたしが胸に抱いているのは、一体何者だ…。リスなのに人間の言葉を話しているぞ」
アンドレ「心配するな、オスカル。敵でないことは確かだ」

↑勝手にアテレコ

青いリスのマスコットをバッグにぶら下げて、せかせか歩いているか(←スイッチオン時)、ボーッとしながらてぽてぽ歩いているか(←スイッチオフ時)しているひとがいたら、それはきっと私です。声をかけてみてください。めっちゃキョドると思われます(笑)。

泣いても笑っても、今日を含めてあと4日!!全力でらんとむを、花組を見つめてきます!


宝塚GRAPH特別編集 「deux→ing(ドゥーイング)」 82期にロックオン。 [宝塚歌劇]


宝塚歌劇100周年を記念し、『宝塚GRAPH』トップコンビ企画としてご好評頂いた
「deux→ing」を特別編集。
2人の撮り下ろし着物ポートやお稽古場の写真に加え、
2013年「deux→ing」の未公開ショットなども掲載。
各組トップコンビの魅力が詰まった1冊です。



* * * * *

2013年の「宝塚GRAPH」でトップコンビ企画として連載された「deux→ing(ドゥーイング)」。妄想をかき立てるシチュエーションの数々を、トップコンビならではの仲睦まじさと個性で魅せてくれました(とか言いつつ、蘭蘭コンビ掲載号しか買っておりませんけれども・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

その企画が、100周年を記念してムック本に。グラフで掲載されたショットのほか、撮り下ろしで和装ショットが新たに掲載されました。

キャトレで見かけた時は、「ああ、あの企画が本になったのか~。昆陽池公園、らんとむとお散歩したいな~」と思って何気なく手に取ったのですが(いつでもどこでも妄想フル稼働)、和装ショットを見た瞬間、速攻レジに並びました(笑)。

蘭蘭コンビが掲載された宝塚 GRAPH (グラフ) 2013年 10月号と比較してみると、今回発売されたムック本にはグラフでは掲載されなかったショットが載っているようです。どうせだったら、グラフ掲載分も、対談部分も全部まとめて掲載してくれたら良かったのに~!

久々にグラフを引っ張り出してきましたが、やっぱり良いなぁ~☆らんとむと一緒にピクニックに行きたいなぁ・・・☆そうそう、「腰が決まれば、あとは身体がついてくる」という、らんとむクオリティ全開の名言が飛び出したのもこの企画でしたね(笑)。

トップコンビそれぞれの個性やカラーを活かした和装を担当したのは、元・月組の姿樹えり緒さん!現在は和装スタイリスト、eriottoとして活動されているのだそうです。

花組と雪組のトップコンビは、正統派に近い和装。月組、星組、宙組は、光り物やブランケットやパンプスなど、西洋の小物も取り入れた斬新な和装。k

ここはやはり、愛すべき82期(らんとむ&壮くん)の和装ショットについて語らせてください(笑)。

まずは花組。歴史ある家屋でのロケ撮影で、しっとりとした雰囲気です。蘭寿さん濃藍色っぽい着流し、らんちゃん若菜色っぽい着物。日本髪を結っています。

ポーズもそれぞれ決まっているんですが、私が指摘したいのはただひとつ。


キミたち、どんだけひっついたら
気が済むんだ。
(ノ∇≦*)キャハ☆


もちろん、撮影のために作っているポーズもあります。でも、縁側に座っているショットは、寄り添っているとか、手をさしのべているとかいうレベルは既に超越しているのです。とにかく、身体のどこか一部分が必ずひっついているんです。縁側に並んで座っている時は膝がさりげなくひっついているし、時には腕や肩がぴとっ、ってひっついているし。

そのひっつき方が、いわゆる「撮影の為にポーズしている」感じではなく、ほ~んとに自然な感じなのです。もう、2人にとってはそれが日常、というくらい、あまりにも自然な寄り添い方、ひっつき方。

何なの!何なの、そのラブラブっぷりは!!基本的に蘭寿さんがらんちゃんにデレデレだし!!良いっ!!良いわっ!!(≧∇≦)bグッ☆


とんだバカップルに、
心の底から乾杯!!



(≧∇≦)/□☆□\(≧∇≦)ウラー☆


はみだしShotでは、らんちゃんの着物の袖が綺麗に見えるように調えてあげる蘭寿さんと、されるがままになっているらんちゃんの姿に、たまらなく萌えます。

あとは、やっぱり蘭寿さんが腕を組む時にちら見えしている、


手首から腕にかけての筋が美しすぎて
感無量。
(≧∇≦)イヤハー☆



らんとむのこの美しい指先や筋を堪能できるというだけで、この本、買って悔いなし!!

* * * * *


さてさて、雪組は・・・もうこれは、


リアル「はいからさんが通る」の世界!


袴姿のあゆっちと、ザ・書生☆な出で立ちの壮さんが、もうもう、最高に似合っています!!このシチュエーションだけで、妄想3時間耐久レースは圧勝です!(笑)。

壮さんが、文を持って少しうつむくあゆっちを見つめている・・・という場面を思わせるショットがあるのですが、その時の壮さんのあゆっちを見つめる眼差しがね、もう本当に素敵です!!あゆっちを見つめながら、どんな事を思っているんだろうと考えると、脳内妄想マシンがフルスロットルです!!

下宿先のお嬢さん(あゆっち)の用心棒役として、彼女と一緒にいることの多い帝大生の壮くん。お嬢さんに惹かれつつも、素直になれずからかってばかり。けれど、ある日の散策中、お嬢さんから縁談が持ち上がっていることを知らされ、自分の気持ちに気付いた壮青年は、ついに・・・

みたいなみたいな!(ノ∇≦*)キャハ☆


うわー!!


大正ロマン、妄想の宝庫だわー!!

(≧∇≦)/□☆□\(≧∇≦)ウラー☆


(↑そのうちおとなしくなりますので、放っておいてください)


壮くんっていたずらっ子でとっぽいイメージがあるのですが、こういう真剣な眼差しを見せた時に、相手役に対する深い愛情を感じてドキドキしてしまいます。本当にオトコマエだわ~☆

そのショットが、逆光の中で撮影されていて、光と影のバランスがすごく素敵なんです。光にあふれる未来なのか、闇に耐える未来なのか、2人のゆく道は・・・。とか、いろいろなドラマを瞬時に妄想できちゃいます。

また、逆光の中に浮かび上がる壮さんの瞳の輝きが、とても綺麗で、透き通っていて・・・。こんな目で見つめられたら、もうメロメロだよね!恥ずかしくて思わずうつむいちゃうよね!わかる、わかるよ、あゆっち!!ヾ(≧∇≦)ノ"キャハー☆

そうそう、グラフ掲載時と言い、今回の和装撮り下ろしと言い、82期チーム(花・雪)はどちらもロケ撮影なんですよね~。

なんかその、もしや82期って、アウトドアキャラ設定なんですかね・・・。それもまた素敵☆(*´艸`*)ウフフ☆


* * * * *


えーと・・・なんかその・・・本当にいろいろ申し訳ありませんm(_ _)m

裏表紙には、各組のトップスターがそれぞれ書いたと思われる「deux-ing」の文字が記されているのですが、こちらも個性が出ていて楽しいです☆

お値段の割にはちょっと薄い気もしますが(本音)、これだけ楽しめれば文句はありません!トップコンビ好きの方には必見の1冊です。(←何とかまとめた)


蘭寿とむ メモリアルフォトアルバム [宝塚歌劇]

「絶対に買う!」と決めている、蘭寿とむ記念商品というのは・・・コチラです☆

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メモリアルフォトアルバム/蘭寿とむ‐(キャトルレーヴオフィシャルサイト)‐
【商品仕様】

サイズ/A4サイズ縦型
黒色レザー調ハードカバー(ネームロゴ箔押し)
全30ページ印画紙プリント
赤色化粧箱入り

価格:10,000円+消費税

※ネット販売なし
※完全受注生産(キャンセル不可)
※注文受付期間:2月7日(金)~5月11日(日)
※予約受付後、3週間~1カ月で商品お渡し


花組トップスター蘭寿とむのメモリアルフォトアルバムが登場!
サヨナラ公演「ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-」
「TAKARAZUKA ∞ 夢眩」はもちろん、
若手時代の公演作品も収めた、未公開ショット満載のアルバムです。
ファン必携の永久保存版をぜひ!



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これまでに発売された蘭寿とむの舞台写真を集めたフォトアルバムのようです。上記に貼ったリンク先で、少しだけ内容を見ることができます。未公開ショットもあるとか。

先日の遠征の折、宝塚大劇場のキャトレ入口の看板でこのメモリアルフォトアルバムの発売を知りました。

これは買う!絶対に買う!!

というか、厳密に言うとすでに買うことが約束されているのですが(笑)。

先走って大劇場のキャトレで予約しようとしたら、「お渡しは大劇場のみになります」と言われてしまい、一瞬、「え、大劇場のキャトレでしか予約できないの?これを受け取りに、また1ヶ月後に大劇場に来なきゃいけないの?」とプチパニック。

その後、東宝のキャトレでも予約&受け渡しができると教えてもらい、ホッとひと安心。観劇を終えて、伊丹空港で帰りの飛行機を待っている間に、待ち切れずにキャトレ東宝店へ電話し、速攻で予約注文しました(笑)。

映像ではなく、写真って、自分のペースで思い出を振り返ることが出来るから好きなのですよね。「この顔の角度、本当に綺麗だなー」とか、「そうそう、こういう振りでは必ず小指と薬指をちょっと曲げるんだよねー」とか、映像だと一瞬の動きでも、写真だとその一瞬を好きなだけ眺めていられます。

おまけに整理整頓が苦手なので、大量の公演写真を整理できる自信もなく・・・。だからスクラップブックや写真集は、何も考えずに手が出てしまいます(笑)。

東京公演の初日頃には受け取りが出来る様子。光のように過ぎて行く時間の中でも、少しだけ思い出に浸りたいです。


遺されゆく愛 ~蘭寿とむ退団記念 関連映像商品~ [宝塚歌劇]

すっかり出遅れておりますが、蘭寿とむメモリアルとして発売されるDVD商品をこちらの記事でまとめておきます。



やっぱりこのチラシのショット、美しいわ~・・・。数ある商品リンクの中で、こちらのお店のみ写真つきでしたので採用いたしました。というか、この写真を皆様にご紹介したくて、今回記事を書いてみました(笑)。



大劇場公演での千秋楽の模様と、思い出の舞台ダイジェスト集。



宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」で放映された蘭寿とむ出演VTRをまとめたもの。こちらは予約限定発売です。下にTCAショップのリンクを貼りましたが、あんみつ姫のような扮装をしているらんとむが気になって仕方ありません(笑)。


そしてあと1つは、まだ詳細出ていませんが・・・


蘭寿とむ ザ・ラストデイ
2014.5.11東京公演千秋楽、蘭寿とむ宝塚最後の1日に密着!
(価格:これまでの例を参考にすると、6,000円+消費税)



これら4商品についている応募シールを全部集めると、「2015年蘭寿とむスペシャル卓上カレンダー」をもれなくプレゼント、だそうです。

詳細はこちらをご覧ください。
RANJU TOMU SPECIAL -(TCAショップ)-


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DSは絶対に買おうと決めているのですが(今、このタイミングで「Sensation!」を歌うらんとむをどうしても見ておきたい)、後は・・・どうしようか・・・今はまだ迷っていますが、きっとその日が近づくにつれて「とむロス」に陥る自分を怖れて、気付けばキャトレに足を運んでいる予感・・・。

しかし、ワタクシ、今回のメモリアルに関して、絶対に買うと心に決めているものが1つだけあるのです!それは・・・!


(勝手に続く)

君がいる世界を愛してる [宝塚歌劇]

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最初の観劇の旅が終わりました。

言葉では言い尽くせぬ愛に満ちた空間で過ごした、幸せな、幸せな時間でした。

黒燕尾の群舞は、無条件に涙が溢れてしまって、困ります。一瞬一瞬を、ひたすら脳裏に、心に焼き付けておきたいのに…。

いつもは観劇してとんぼ返りですが、今回は滞在もあったので、ちょっとだけ遊んだり出来ました。

トップの写真は、宝塚駅から劇場に向かう途中にある旧アーケードに出来た、1∞周年大階段(ペイント)のフォトスポット。ちゃんと銀橋もありますよ。リスのさとし君、いっちょまえに0番です(笑)。


そしてこちらは、100周年を迎えて更なる高みを見つめる逸翁とリスのさとし君(笑)。

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さとし「インフィニティー♪」
逸翁「いんふぃにてぃ…良い言葉だ…。」


時間は止まってくれません。今は蘭寿とむと花組のみんなが魅せてくれる限りない愛と夢の世界に、目眩がするまで酔いしれたいと思います。

僕らは同じ空を見上げて [思うこと]


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United We Stand Fukushima!!-(omame109)-


東日本大震災から、3年が過ぎようとしています。

慌ただしく流れていく時間の中で、その中で自分が出来ることがどうしようもなく微力なものだとしても、思うこと、願うこと、祈ることは止めたくないと思うのです。

「United We Stand Fukushima!!」。約1年間にわたって撮影されてきた福島の空を、美しい動画で見ることのできるサイトです。

今、目の前に広がる空を見上げて、同じ空に繋がる彼の地へ、願いを放ちたいと思います。


バースデーイブ [ワタクシゴト]

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舞台の感動にうち震える心身を鎮めつつ、学生時代の友人と食事をしました。宝塚の話や同級生の話、昔の思い出や今の状況など、ノンストップトーク炸裂(笑)。

そして、こんな素敵なバースデーケーキを用意してくれました!嬉しい!!


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大学受験の時、手作りのお守をプレゼントしてくれた友人。今でも私の大事な大事な宝物です。Kちゃん、いつも細やかな心遣いと優しい笑顔をありがとう。

誕生日の明日は、ダブルヘッダー観劇(2回公演連続観劇)を決行。朝から晩まで、大好きならんとむにお祝いしてもらおうと思います♪

君が教えてくれた愛 [宝塚歌劇]

花組大劇場公演、1回目の観劇が終わりました。

取り急ぎ、今回のお芝居を観て感じた事を。

蘭寿とむと花組は、『ラスト・タイクーン』という作品を通じて、最後にして最大の、最高の挑戦をしている、ということ。

いや、蘭寿とむというトップスターが旅立つこのタイミングでなければなし得ない挑戦、と言うべきかもしれません。

今回の作品、蘭寿とむ演じるモンロー・スターは、常に「孤独」で「孤立」していながら、そのことを気にも留めず立ち続ける「孤高」の存在。そして、蘭寿に対して、明日海以下、若手の男役たちはほぼ全員、蘭寿と対立します。

勿論、アシスタント・プロデューサーのボルビッツ(月央和沙)、昔馴染みのカメラマンのザブラス(悠真倫)、親身に心配してくれる医者のベーア(天真みちる)、小説家のボックスレー(華形ひかる)、あくまで中立・傍観の立場をとるマーカス(高翔みず希)など、モンローの人間性を理解する人々はいます。しかし、それ以外の―明日海以下、若手の男役たちは、ほぼ全員が一時は蘭寿に敵対し、蘭寿を憎み、蘭寿と衝突する。個々の対立もあれば、蘭寿ひとりに対して大人数で挑みかかかり、衝突する場面もあります。

蘭寿はただひとり、彼らの荒ぶるパワーのかたまりを全身で受け止め、彼らと対峙し、遠慮なく反撃します。

この、本気のせめぎあいを通じて、「蘭寿とむの花組」というひとつの物語がいよいよ完成するのだ、と思ったのです。

「玉を磨く」という言葉の通り、「残される者」と「残していく者」がぶつかり合い、研磨しあう。その摩擦によって、ひとつの物語―トップスター蘭寿とむの花組時代―が完成し、ついに最高の輝きを放つその瞬間を目の当たりにしているようで、心が震え、涙が零れました。

そしてこの本気のぶつかり合いは、蘭寿と花組生の間に流れる揺るぎない信頼と深い愛情に裏打ちされているからこそ、成し遂げられるものだと言うことも。

「映画を作り上げる」というストーリーを通じて、「蘭寿とむの花組」というストーリーを完成させる。最後にこんな素敵な挑戦とプロセスを用意してくれた生田先生、感謝します。


* * * * *


ショーは、とにかく楽しかったー!!ヾ(*≧∀≦)ノ

吟遊詩人から始まり、あまり観たことのない(ような気がする)イエローの総スパン衣装、肩羽根わさわさならんとむ、毛皮のらんとむ(もしくは人外の者らんとむ)、スパニッシュならんとむ、王子様(本職は騎士)ならんとむ、シルクハットのらんとむと、トップになってからの本公演ではなかなかお目にかかれなかったらんとむをたくさん堪能出来ました☆

そして、想像以上に存在をアピールしてくる別緞帳の「∞」に、若干戸惑いを隠しきれませんでした(笑)。あ、あんなに大活躍するとは予想外…。

フィナーレの黒燕尾の群舞は、圧巻です。

その逆ピラミッドの頂点に立つ、蘭寿とむ。全てを削ぎ落とした者だけが身にまとう凄みと透明感。胸が熱くなって目頭も熱くなって、ただ、押し寄せてくる感情に身を任せました。

これから2ヶ月の間、どれだけ感情が揺さぶられ、どれだけ魂を震わせられるのでしょう…でも今は未来の事を思わず、今、目の前に広がる無限の愛の世界に身を委ねようと思います。


開場 [宝塚歌劇]

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もうすぐ蘭寿さんに逢えると思うだけで挙動不審になります(笑)。

バウホール前が随分変わっていて、吃驚しました。

では、全力で楽しんできます!

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